小泊瀬稚鷦鷯尊とは? わかりやすく解説

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武烈天皇

父は仁賢天皇、母は雄略天皇皇女春日大娘皇女で、仁賢天皇7年立太子したとされている。
仁賢天皇崩御後に高御倉(たかみくら)を泊瀬列城宮設けて即位した
皇后には春日娘子をたてた。
武烈天皇にはいろいろな説話があり、その説話大連物部麁鹿火の娘の影媛大臣平群真鳥の子との間に入り横恋慕して嫉妬し大伴金村命じて兵を興し平群邸を囲い火を放って焼き殺した。
また、妊婦の腹を裂いて胎児見たとか、生爪を剥して山芋を掘らせたとかの残虐性強調したものとなっている。
武烈天皇の名は小泊瀬稚鷦鷯尊であるが、小泊瀬大泊瀬、すなわち雄略天皇悪行対す乱行あらわし、稚鷦鷯仁徳天皇の名の大鷦鷯対応し旭日対す落日あらわしているとの説もある。
いずれにしても応神大王家は武烈天皇で絶えたということ証左みるべきなのであろう
25代天皇
天皇名武烈天皇
読み方ぶれつてんのう
名・諱等小泊瀬稚鷦鷯尊
読み方おはつせのわかさざきのみこと
時代区分古代
天皇在位498?年から506?年
生年生年不詳
没年没年不詳
仁賢天皇
春日大娘皇女
兄弟手白香皇女高橋大皇女
配偶者春日娘子
皇子女□□□
即位宮泊瀬列城宮
天皇陵傍丘磐坏丘北
所在地奈良県香芝市今泉


武烈天皇

(小泊瀬稚鷦鷯尊 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/20 11:15 UTC 版)

武烈天皇(ぶれつてんのう、仁賢天皇2年 - 武烈天皇8年12月8日)は、日本の第25代天皇(在位:仁賢天皇11年12月 - 武烈天皇8年12月8日)。


  1. ^ この南朝梁へ遣使した「倭王武」は、「477年478年479年」に南朝宋へ遣使した「倭王武」とは年代の相違から別人(前者は雄略天皇)であると考えられている。
  2. ^ 三国史記』は「冬十一月、王薨(500年11月、王が薨去した)」とのみ記すが、実際には同年3月から始まった倭軍との戦争に関連して死亡した可能性が高い。
  3. ^ 手白香皇女継体天皇の皇后となり欽明天皇を産む。一方、橘仲皇女は欽明天皇の異母兄である宣化天皇の皇后となり石姫皇女を産み、その石姫皇女は叔父にあたる欽明天皇の皇后となって敏達天皇を産む。
  4. ^ 「日本書紀」の表現は王朝の終わりに暴君が現れ、これに代わって有徳の王が新王朝のを創始する、という儒教の革命思想によって造作されたものと推定されている。「応神五世孫」という遠い傍系の継体が即位したことを正当化するために、その前の武烈をことさら暴君に描いているのである。[8]
  5. ^ 小泊瀬稚鷦鷯天皇(武烈天皇)は雄略天皇の名である大泊瀬に対する小泊瀬、仁徳天皇の名号大鷦鷯に対する稚鷦鷯の二つの合成から成っており、書紀では聖帝仁徳の高徳に反する無徳、大悪天皇と評された雄略の暴虐性をミックスしたような反道徳的反社会的な暴君として描かれており、治世に関係する具体的な記事も無いに等しく、その妃春日娘子が何者なのか不明で、子供も居なかったとする。実体の乏しいこのような人物が実在したとはとうてい考え難い。[11]
  1. ^ 『古事記』武烈天皇段には
    天皇既に崩りまして、日続ひつぎ 知らすべきみこ 無かりき。故、品太ほむだ 天皇の五世の孫、袁本杼命おおどのみこと を近つ淡海国より上りまさしめて、手白髪命に合わせて、天の下を授け奉りき。
    とある。
  2. ^ 日本書紀(上)(中公文庫)井上光貞(著) P580
  3. ^ 日本書紀(上)(中公文庫)井上光貞(著) P583
  4. ^ 漢籍電子文献資料庫(台湾中央研究院)などで意補。
  5. ^ 「(炤知麻立干)二十二年(500年)春三月、倭人攻陷長峰鎮」(『三国史記』新羅本紀第三)
  6. ^ 外池昇『事典陵墓参考地 もうひとつの天皇陵』(吉川弘文館、2005年)pp. 49-52。
  7. ^ 天皇陵の謎 文春新書 2011 矢澤高太郎 P12およびP45
  8. ^ a b 「謎の大王 継体天皇」 水谷千秋 文藝春秋 p64
  9. ^ a b c 日本の歴史〈1〉神話から歴史へ (中公文庫) 文庫 p468
  10. ^ 『歴代天皇・女帝 早わかり手帖』黒塚 信一郎 (著) 滝浪 貞子 (監修) 三笠書房 2005/2/1 p83
  11. ^ a b 「継体天皇と王統譜」 前田晴人 同成社 P131
  12. ^ a b 古代天皇家の物語 2009 加藤蕙 P226 新人物文庫
  13. ^ a b 直木孝次郎古代を語る〈3〉神話と古事記・日本書紀 2008 直木孝次郎 P86 吉川弘文館


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