大王家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/18 05:18 UTC 版)
田村大王 宝姫王(たからひめのおおきみ)→宝姫大王(たからのおおきみ) 玉響の章の時点では49歳である。空蝉の章では田村大王の次の大王となっている。幾分ふくよかな、妖艶ともいえる艶やかな美しさを兼ね備えた美貌を持っている。 高向王との間に漢王を、田村大王との間に葛城王子、間人王子、大海人王子をもうけている。高向王の死後すぐに田村大王に嫁ぐ事が決まったが、漢王はそのときおなかの中にいた。 国押や大海家と共に、大海人が漢王としてではなく大海人王子として生きることを決めた人である。 葛城王子(かつらぎのみこ) 田村大王と宝姫王の子供であり、大海人の兄(本当は異父弟)である。 背が高く、怜悧や秀麗といったことを感じさせる非常に端正な顔立ちである。全体にぴんと張り詰め隙がなく、神経質そうな印象をしている。時間に正確でない、服装がだらしないなどのきちんとしていないことが嫌いである。直情的で激しく、理性に勝る性格をしている。呪いや迷信といった事が嫌いである。 自分の家族のことをとても大切に思っており、大海人についても呪いの噂などを少しも気にせず、明日香に戻ることを強く望んでいた。大海人が宮に上がった際に、唯一大海人に向かって「やっときたか」といった人である。大海人が明日香に戻ってからは、大海人が何を考えているかが理解できず、また草薙剣の消失の際には大海人のことを信じたくとも信じる事が出来ずに苦しんだ。 宮での曽我氏の台頭を快く思っていない。大王と大王家を担い手として、「倭も唐に倣って早急に近代化を図り、中央により権力を集中した、法律による政治体系を実現しなければいけない」とおもっている。 間人姫王子(はしひとのひめみこ) 田村大王と宝姫王の子供であり、葛城の妹であり、大海人の姉(本当は異父妹)である。玉響の章の時点で15歳である。美しい容姿をしている。
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