蘇我大臣家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/18 05:18 UTC 版)
蘇我大臣入鹿(そがのおおおみいるか) 蝦夷の息子である。 「倭も唐に倣って早急に近代化を図り、中央により権力を集中した、法律による政治体系を実現しなければいけない」とおもっている。 この考え自体は葛城と同じだが、担い手を大王と大王家ではなく時代が決めるといっている。 蘇我大臣蝦夷(そがのおおおみえみし) 入鹿の父親である。自分が体調を崩した後は、大王家の許可なく勝手に入鹿に紫の冠を渡した。 高向臣国押(たかむくのおみくにおし) 東漢直の一族を束ねる総領であり、娘の綾女は真稚の妻であるため、真稚の義父に当たる。 三歳の漢王を葛城川から助けた人である。宝姫王や大海家とともに、大海人が漢王ではなく大海人王子として尾張大海家で育てられることを決めた人である。 高向臣氏は古くから蘇我大臣家に仕えており、国押もまた蝦夷の代に高向臣氏の氏上となり蘇我の軍を任され、蝦夷や入鹿の腹心として働いている。しかし、国押の忠誠は高向王の子である漢王(つまり大海人)にある。大海人のことを「輪が君」と呼び、大海人に嫌がられている。 大海人を守るためであれば手段を選ばず、大海人の大切な人を殺すことや、大海人の精神を壊すことを平然とやりかねない。実際に品治が山背大兄大王に掴まり大海人が危険に陥るかもしれなかったときに、「このようなことになると分かっていたら品治を殺していた」といったむねのことを発言していた。
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