大兄とは? わかりやすく解説

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おお‐え〔おほ‐〕【大兄】

読み方:おおえ

兄弟のうち、年長の者。

皇子につける尊称。特に、律令制以前6、7世紀ごろの皇位継承資格者の称といわれる

[補説] 日本書紀古訓に、「大兄」を「おひね」とよんだ例がある。


たい‐けい【大兄】

読み方:たいけい

兄を敬った言い方

男性が、自分より少し年上、または同輩男性敬っていう語。主に手紙用いる。


大兄

読み方:オオエ(ooe)

6~7世紀皇位継承資格を持つ皇子に対して与えられた称号、また呼び名


おせ【大兄】

品詞名詞・~する
標準語大人(おとな)。年長者
用例》「おせだけ、来なれって」(大人だけ、来てくださいって)。
用例》「おせする」(大人になるまで育てる)。
用例》「われもおせになったなあ」(おまえも大人になったなあ)。最後に甥に会ったのは彼が小学生のときだったが、今年平成9年)の正月に顔を会わせた高校生になっていた。
応用応用としては『おせこく』がある。「わあ何おせこきょうおるだい」(お前何を偉そうにしているんだ)。
ちなみに部落の総事(そうごと)への参加資格一人前扱い)を言うときに「十四六十じゅうしろくじゅう)おせ仲間と言うこの場合年齢数え年)。

大兄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/18 09:30 UTC 版)

大兄(おおえ、おいね)[1]は、6世紀前期から7世紀中期までの倭国日本)において、一部の王族が持った呼称・称号である。大兄の称号を持つ皇子は、有力な大王位継承資格者と考えられている。


  1. ^ 『日本書紀』では「おいね」と読む。
  2. ^ 井上光貞「古代の皇太子」184-188頁。
  3. ^ (実名)は『元興寺伽藍縁起并流記資財帳』の表記によれば池辺皇子(いけのべのみこ)という説が有力。橘豊日皇子(たちばなのとよひのみこ)ともいうが、これはであって諱ではない。
  4. ^ 諱は葛城皇子(かつらぎのみこ)。中大兄とは「中という名の『大兄』」(皇太子)という意味ではなく、「『大兄』(この場合古人大兄皇子)の次席」という意味である。


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