外部の関係者とは? わかりやすく解説

外部の関係者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 06:29 UTC 版)

「野球狂の詩」記事における「外部の関係者」の解説

山井英司(やまい ひでじ) スポーツ新聞日日スポーツ」のメッツ番記者。元球児中学時代小柄ながら名サードとしてその実力は高く高校進学時にいくつも高校から「授業料無料にするから、うちに来てくれ」と誘われていたほどであったが、本人はあくまで野球の名門校である白新高校に拘った。 しかし満を持して入った高校時代同期の超怪物国立玉一郎ポジション奪われ無地練習用ユニホーム由来する白虎隊」と呼ばれる二軍一員となる。しかし、それまで所詮下手だから」と腐っていた白虎隊奮い立たせ、一軍無慈悲な要求練習受け止め国立に何かあった時のために」自分磨き続ける。三年時調子落ちた国立対し「今の調子なら国立より山井だ」と白虎隊レギュラーをかけた直接対決要求。「要求が通らなかったら白虎隊全員退部だ!」といきり立つ。 山井国立投球に「10の7」の好打浴びせる。しかし山井国立の十球連続オーバーフェンス屈す国立をして「手強いライバル」と認識させるだけの実力持っていたが、とうとう公試合には1試合出場できなかった。それでも阪神タイガースその実力を評価し悲運白虎」としてドラフト下位指名。しかし当人は「この小さな体は三年燃え尽きた」と辞退進学の後、新聞記者に。 国立とはその後も、憎まれ口たたき合いながら分かり合う間柄サバ入団や、「水原勇気」が女性であることをスクープし名をあげる極道くんにも登場する。『ストッパー』では三原心平最初から注目した記者平成以降メッツ番として活躍する主演作は『熱球白虎隊』。 伊達源三郎(だて げんざぶろう) やくざの親分中等学校の時、先代親分の娘に惚れ結婚希望したが「お前の度胸惚れてるが、岩田鉄五郎打てねぇおまえに娘はやれねぇ」と言われ発奮。しかし天才投手だった岩田鉄五郎打てず、最後に訳を話して岩田打たせてくれと頼み岩田も「いつかヒット打たれる。しかしそれが人助けになるなら」と快諾岩田からヒット打ち先代親分の娘と結婚お礼として、引退をかけたアパッチ戦に挑む鉄五郎助けるためスタンド仲間と刀を持ち打者だった最上大太郎動揺させ、三重殺打ち取らせたその後鉄五郎あの時のことを思い出してもらい逮捕その時言葉は「ゲームセットや」。「ズタズタ18番」では「あばしり安」こと北海安吉牢屋向いになるシーン見られる主演作は『任侠三重殺』。 右太ェ門(うたえもん苗字不明父親一緒に国分寺球場観客から100円だけ盗むということをしていたが、ある作戦のためにメッツボールボーイになったその後鉄五郎野球素質見抜かれた。母親既に他界している。主演作は『スチール100円』。 夕子(ゆうこ) メッツ選手である富樫平八郎幼なじみ。「ウォッス10番」「ガッツ10番」「スラッガー10番」の10番シリーズマドンナ役。 富樫想っており、冨樫父親看病するため大学進学せず看護婦になった冨樫兄弟達を見守り10番シリーズ最終作『スラッガー10番』では腱鞘炎患って二軍落ちした富樫に「腱鞘炎投手には致命傷であっても打者にはハンデならない」とスラッガー転向決意させる。富樫に「スラッガーしてやってみる。それでだめなら魚屋の嫁だ」とプロポーズされ結婚。 なお、彼女の登場する作品里中満智子との共作であり、夕子作画里中満智子が行っている。 当馬可奈子(とうま かなこ) 鉄五郎初恋相手かつては土地権力者として知らぬものはない当馬代議士の娘であり、かなりの美人にして大富豪家柄であった。 道の真ん中歩いていた鉄五郎対し車から降りてきて「危なじゃないの、脇によりなさい」と主張睨みつけて言うことを聞かせてしまうほど気も強い。 その後鉄五郎が準完全試合達成した試合後に、スタンドから黄色バラ(現代でも黄色バラ通常のバラ比べて高額であり、もっと高価であったろう昭和13年当時でそれを贈れることから、当馬家の財力が相当なものであることを示している)を投げ入れ贈ったことが馴れ初めとなり、二人交際が始まる。交際始まってからは鉄五郎のことをさん付け呼んでベタ惚れとなり、気の強い面はなりを潜めていた。黄色バラ好んで身につけ、鉄五郎に「黄色バラ花言葉は、貴方が好き、よ」と説明していることから、ロマンチスト乙女心多分に持っていたことが伺える。 おおっぴら男女交際不良扱いされた時代でも二人態度堂々としていた。しかし、当馬父親身分違いだとして付き合うのを辞めるように指示華族息子とのお見合いをするように厳命する。だが当人意思固く鉄五郎以外の男性の嫁に行くことは頑として拒否していた。 話し合いの末、甲子園に行く汽車鉄五郎一緒に乗ってかけおちするつもりだったが、一足遅れで間に合わずフラれたと勘違いしてしまった。それからは仕事一筋生き、親が結婚勧めて断り続けた。その傍らプロになってから鉄五郎足跡追い続け新聞記事スクラップブック何よりも大事にして肌身離さず持ち歩いていたという。鉄五郎結婚したという話を聞いたときは、ショック泣き続け一週間食べ物がのどを通らなかったほどだった。 そしていくつもの大企業社長会長となった晩年久しぶり鉄五郎再会したが、とうとう自分本心も、現在の境遇告白せず、一生独身のまま他界した鉄五郎可奈子本当胸の内事情知ったのは、亡くなったのちに彼女の妹の娘(姪)が真実語ってからである。鉄五郎は己の勘違いと、生前自分態度当人のいないところで嫌味言ったり、姪の「(可奈子おばあさま危篤で)お会いたがっているので病室来てください」という願い聴かず適当な理由断ったりしていた)を大変悔やみ葬儀の際にトラック一杯黄色バラ贈り、餞の花道作って詫びた主演作は『鉄五郎バラード』。 藤子(ふじこ) 苗字不明。七歳。母親既に他界している。大の国立ファンで、ホームランの数を数えている。野球場で見に行くのが夢で、七五三代わりに国分寺球場行き国立握手サインボールもらった主演作は『白球七五三』。 平源造たいら げんぞう) 詐欺師で、いろんな工夫をしタダ食いなどばかりしていた。ある日草野球をしていた浦島を見つけ、金目当てスカウトしテストさせたが、浦島実力認められメッツ入団したその後大甲子園記者として再登場している。主演作は『ペテンヒット』。 犬神いぬがみプロ野球連盟総裁『野球狂の詩』世界で野球機構最高権力者水原入団最大の壁であったが、阪神とのオープン戦での水原力投を目にして、野球協約追加事項加え入団認めた『ドカベン』犬神了同じく眼帯ライバルという訳ではないが『野球狂の詩』では、『あぶさん』こと景浦安武『男どアホウ甲子園』藤村甲子園ゲスト出演している(あぶさんメッツとのオープン戦代打3ラン打ったという新聞記事で、甲子園は『どしゃぶり逆転打』の時阪神ベンチにその姿が確認できる)。また岩鬼『ドカベン』登場人物がしばしばスタンドにいるのも確認できる『ドカベン』作中では岩鬼メッツ鉄五郎ファンという描写がある)。

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