フォート・ジョルディに集う人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/02 03:23 UTC 版)
「ANGEL BULLET」の記事における「フォート・ジョルディに集う人々」の解説
セーラ・V・ウィンタース(Sara.V.Winters) 声:一色ヒカル 行方不明になった父親を求めて、東部から家出同然に西部に出てきた少女。血の滲むような練習の末、一流のガンファイターに成長した。ショットガンとリボルバーの二丁拳銃と、背中に背負ったカウボーイハットがトレードマーク。 クラウスと出逢ってからは、彼と一緒に西部を旅することになる。彼のボケに血を吐かせるような強烈なツッコミを入れるが、彼にとってはそれも「まんざらでもない」らしく、セーラを困惑させている。 白人としては珍しく、インディアンや黒人といったマイノリティにも差別感情を持っておらず、逆に彼らを差別する白人には嫌悪感をあらわにする。 彼女の西部の知識はダイムノヴェル(安価で低俗な大衆小説の通称)に基づいており、過去の英雄伝などには詳しいが、反面その他の教養には疎い。 クラウス・スタージェス(Klaus. Sturges) 声:なし 陰茎が勃起したときのみ神と対話ができる、異端派の牧師(公式ホームページ上では「神父」とされているが、作中は牧師である)。数年前、ある事件を契機にEDになり、神の声が聞こえなくなるが、セーラと出会ったことでマゾ性に目覚め、能力を取り戻す。セーラは、クラウスによって魔力を注入された指輪を使って弾丸に魔力を込め、魔物を倒す。 本作に登場する数少ないインテリの一人であり、聖句については、章・節にいたるまで引用できる。その他一般知識についても深い教養を示すが、反面知らない知識でも、それっぽく説明して誤魔化してしまう癖がある。 性格はだいたいにおいて真面目で冷静かつ小心者。直情径行でオーバーヒートしがちなセーラのなだめ役に回ることも多い。セーラに殴られ罵られることに「目覚めて」しまっていることに加えて、自らが信ずる教義と併せてセーラの前ではその変態っぷりを遺憾なく発揮する。しかしその教義が異端である事も重々承知しているようで、セーラ以外にはその教義をひた隠す用心深い一面もある。 スーザン・M・マクグラレン(Susan.M.McGlaren) 声:野月まひる けだるい雰囲気を漂わせる、赤いロングヘアーとそばかすが特徴の女賞金稼ぎ。愛称は「スー」。フォート・ジョルディにはある男を捜しにやってきた。登場人物の中ではバストが大きい方である。カリフォルニア訛りのある英語(日本語テキスト上は関西弁風)で喋る。 外見からは想像もつかないが、銃の腕は超一流で、ライフルによる遠距離射撃を得意とする。反面自分の天才性に対する自覚が乏しく、「何でこんな事ができないの」などと無神経な発言をして敵を作ることもしばしば。 ストーリーの展開によっては、クラウスとの間に二人の子をもうける。 パール・ヤンガー(Pearl Younger) 声:草柳順子 西部のロビンフッドと謳われた「ジェシー・ジェームズギャング団」の幹部、コール・ヤンガーと女アウトロー、ベル・スタアの娘。両親と違い暴力を嫌う心優しい少女。生後すぐに両親と生き別れており、顔も知らぬ父に淡い憧れを抱いて育った。 逮捕後、政府のエージェントとしてアンデッド狩りをする父を、経理面でサポートするためともに行動することとなったが、無法者を絵に描いたような父に振り回されている。 なお、『ある史実』でもコール・ヤンガーとベルとの間には、実際にパールという名の娘がいた。 飛び立つ鳥(とびたつとり) 声:かわしまりの マントの下にシャーマンの衣装をまとう、インディアンの少女。物静かで、達観したような性格をしているが、虚を突かれたり照れたりすると、年相応の少女の表情を見せる。 すでに部族は居留地に移住させられたが、彼女だけは近年巷を騒がせ始めた霊(祖霊)たちを鎮めるため残った。現在の西部では霊を鎮めることは賞金首を捕らえることと同義であるため、銃を扱わない彼女だが賞金稼ぎとして食べるには困っていない。 コール・ヤンガー(Cole Younger) 声:尾崎淳 賞金稼ぎ。「西部のロビンフッド」といわれた南軍ゲリラ「ジェシージェームズギャング団」(本人は「ジェームズヤンガー」団と称する)元幹部にして伝説のガンマン。 パール・ヤンガーの父。妻の面影がある娘を溺愛しており、娘には頭が上がらない一方、彼女に近づく男には全く容赦しない。 逮捕後終身刑を言い渡されて服役していたが、西部の魔界化により、事態解決のため一時釈放され、減刑と引き換えに政府のエージェントとして働くこととなる。 年はとってもその腕は衰えておらず、他のガンマンたちからも一目置かれる存在。 ピート・セダー(Pete Sedar) 声:真田雪人 フォート・ジョルディにある酒場のマスター兼保安官。自らの酒場に「オスカー・ワイルド」と名付けるほど彼に心酔する、オネエ言葉も強烈なオカマ。しかし西部の荒くれどもが集う酒場を仕切り、保安官も兼ねる経験と胆力は伊達ではない。同じマイノリティの境遇故か、インディアンに対しても蔑視することなく普通に接している。クラウスを(性的な意味で)狙っているようで、折りに付けてはアプローチを掛けている。 ステファニー・D・テイラー(Stephanie.D.Taylor) 声:杉山亜以 「オスカー・ワイルド」の2階に娼館を構えるマダム。さっぱりとした性格で、EDに悩むクラウスに何かと世話を焼く。最近はカタログショッピングにハマっている。 ヘレナ・P・ブラヴァッキー(Helena.P.Blavatsky) 声:杉山亜以 ロシア生まれの神智学者。フォート・ジョルディにセーラたちと同時期に来訪し、神智学を駆使して開発した魔物退治のグッズを格安で賞金稼ぎに売るなどして彼らをサポートしている。魔物退治を狙う賞金稼ぎの間では相当に名の知れた存在らしい。 長い黒髪も艶やかな、外見も30代ほどのマダムで柔らかな物腰。しかしその知性や雰囲気には底知れないものを感じさせる。 ノーザンベル(Northern Bell) 声:QUE 白いタキシードをまとい、肩に鳩を止まらせ看板を背負う怪しげなガンマンで、ある目的のために西部に来た。風体や言動は全く賞金稼ぎらしくないが、銃の腕は確か。特に早撃ち(クイック・ドロー)を得意とする。賞金稼ぎとしても相応の修羅場を切り抜けているようで、厳しい事態にも冷静に出来る能力の持ち主。 カトリーナ・クレーン(Katrina Crane) 声:森永ゆう 連邦保安官補。元ニューヨーク市警の敏腕捜査官で現在は連邦保安官の祖父・イカボッドの介護をしながら、西部を旅する少女。「銃こそ正義」という西部の風習に真っ向から反対し、常に科学的なアプローチで解決を試みる。公式サイト等の人物紹介によると、秘密道具を使う設定があったようだが、ゲーム中には、白熱電球をバッテリーに繋いだ懐中電灯の他は登場しない。 ウィリアム・ジャクソン (William Jackson) 声:山田善広 魔物をはじめとする怪異退治を専門にする、第33騎兵隊の隊長。副官の黒人青年、マイルズを初めとする騎兵隊を伴って西部に派遣されてきた。金髪碧眼の端正な容貌を持つ白人。決して無能ではないが高慢で少々酷薄な性格をしており、インディアンや賞金稼ぎに対する差別意識を露わにする。 ハリエット・ハリスン (Harriet Harrison) 声:中家菜穂 フォート・ジョルディに観光目的でやって来た世間知らずなお嬢様。おっとりとした喋り方とマイペースな行動で周囲を脱力させる。金髪碧眼の美貌と相俟っていかにも悪党のカモになりそうだが、東部からボディガードも相当数お供に連れてきているらしく平穏無事に観光を楽しんでいる。シナリオ後半では、ベンジャミン・ハリソンの隠し子であることが判明する。 ケイト・クラム (Kate Klum) 声:かとうまどか とある事件でセーラたちと知り合った、新聞記者志望の男装少女。快活だが生真面目な性格で、新聞発行人であった父の跡を継いで西部一のクオリティ・ペーパー(高級紙)を目指すが、西部での新聞に求められている記事の内容が理想と乖離していることに悩んでいる。セーラ編のラストでは、シカゴにビルを構える新聞社になっていることが確認できる。 デビッド・メイザー (David Mazer) 声:真田雪人 フォート・ジョルディにやって来た巡回牧師。牧師だがオカルト知識に長け、時折セーラたちに助言をすることも。アッシュブロンドの髪に、牧師らしい穏やかな物腰の持ち主。後に意外な人物とのつながりが判明する。
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