サワーとは? わかりやすく解説

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sour

別表記:サワー

「sour」とは、すっぱい・すっぱくする・すっぱい物のことを意味する英語表現である。

「sour」とは・「sour」の意味

「sour」は、すっぱい・すっぱくする・すっぱい物のほかに、酸味のある・不機嫌な気難しいすっぱくなるなどの意味がある。形容詞動詞・名詞品詞持っている

「sour」のスラングとしての意味

日常会話では「ふてくされる」「すねる」という意味でもよく使われている。使い方の例は「He had a sour attitude.(彼はふてくされた態度取った)」「My son was looking sour because I didn't buy a toy.(私がおもちゃを買わなかったので、息子はすねた)」などがある。

「sour」の発音・読み方

発音記号は「sáuər」。カタカナ表記する場合は「サワー」である。

「sour」の活用変化一覧

形容詞として使う場合比較級は「sourer」、最上級は「sourest」。動詞として使う場合現在分詞は「souring」、過去形過去分詞は「soured」、3人称単数現在は「sours」。名詞の複数形は、3人称単数現在と同じ表記の「sours」である。

「sour」の語源・由来

ゲルマン祖語の「suraz(酸っぱい)」が、古期英語の「sur(酸っぱい)」を経て現在の「sour」となった

「sour」を含む英熟語・英語表現

「go sour」とは


すっぱくなる」「嫌いになる」「不機嫌になる」などの意味がある。

「gone sour」とは


すっぱくなった」「嫌いになった」「不機嫌になった」などの意味がある。

「turn sour」とは


すっぱくなる」「嫌いになる」「不機嫌になる」などの意味がある。「go sour」と同じ意味で使うことができる。

「sour on」とは


~に興味を失う」「~に嫌気がさす」などの意味がある。

「sour grapes」とは


負け惜しみ」のことである。イソップ物語で、手が届かなかったブドウキツネ負け惜しみで「あれはすっぱい」と言ったことが由来とされている。

「sour loan」とは


不良債権」「不正融資」のことである。

「sour(アルコール飲料)」とは

蒸留酒(ウイスキー・ブランデーなど)に柑橘類などの酸味のあるジュース砂糖などの甘味料混ぜたカクテルの種類1つである。ジュースレモンジュースを使うのが一般的である。蒸留酒ジュース甘味料作るのが基本であるが、日本アメリカでは基本のものに加えて炭酸水入れて作ることが多い。

「sour cream」とは

生クリーム乳酸菌加え発酵させて作ったクリームのこと。さわやかな酸味クリーミーな口当たり特徴である。名前の「sour」は、乳酸菌発酵によって生じた酸味由来するが、強い酸味がないクリームである。ケーキ・ビスケット・ババロアなどのお菓子作り料理調味料として使われている。

「sour cream dressing」とは

サラダ料理にかける液状調味料のことである。市販品もあるが、サワークリームオリーブ油生クリーム塩・こしょう粉チーズなど自分好きなものを混ぜて手作りする人も多い。基本的にサワークリームベースにして液状であれば何を加えても「sour cream dressing」である。

「Sour Grapes(映画)」とは

2016年イギリス制作され映画である。監督は、ルーベン・アトラスとジェリー・ロスウェル。アメリカで実際にあった高額ワイン詐欺事件描いたドキュメンタリー中国インドネシア人のルディ・クルニアワンが高級ワイン偽造し逮捕されるまでを描いたのである

「sour」の使い方・例文

I don't want to eat this apple because it is sour.:私はこのリンゴはすっぱいので食べたくない。
It sounds like sour grapes to me.:私には負け惜しみ聞こえる。
He was looking very sour yesterday.:彼は昨日とても不機嫌そうな顔をしていた。
Our dream turned sour.:私たちの夢はうまくいなくなった
The basketball game ended on a sour note.:バスケットボール試合後味の悪い感じ終わった
I regretted making jam with sour strawberries.:私はすっぱイチゴジャム作ったことを後悔した
When I was a child, I didn't like sour foods.:子どもの頃酸味のある食べ物は苦手だった。
Sour cream dressing goes well with this dish.:この料理にはサワークリームドレッシングがよく合う。
Many Japanese people love sour pickled plums.:多く日本人はすっぱ梅干しが大好きである。
After that incident, their relationship soured.:あの事件のあと、彼らの関係は悪化した

サワー【sour】

読み方:さわー

《酸っぱい、の意》

酸味のある飲料食品。「—ミルク

ウイスキー・ブランデー・焼酎(しょうちゅう)などにレモンライム加えたもの。日本では、これをさらに炭酸水割ったものを指すことが多い。


サワー(さわー)

参照硫黄 商品別石

サワー

名前 Sauer; Souwer

サワー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/04 09:52 UTC 版)

サワー (sour) は、蒸留酒柑橘類などの酸味のあるジュース類と砂糖などの甘みのある成分を混合したカクテルの一種である[1][2][3][4][5][6]

世界のサワー

元来は英語で「酸味のある」「酸っぱい」という意味の言葉だが[2][3][4]、英語でも上記のカクテルの事をサワーと呼ぶ。サワーに用いられるジュースとしては普通レモン・ジュースが使われる[4][5][6]。甘味成分としては普通砂糖が使われるが[4][5][6]シロップで代用されることもある[2]アメリカ日本では蒸留酒・ジュース・甘味成分にソーダ(炭酸水)を加えて作ることが多いが[6]、通常は蒸留酒・ジュース・甘味成分のみで作るレシピが基本[6]

サワーの例

日本のサワー

日本ではバーで「サワー」と呼ぶドリンクと居酒屋で「サワー」と呼ぶドリンクは全く別物である[4]。日本のバーにおけるサワーは日本以外の国におけるサワーと同じものである。これについては世界のサワーの節を参照。

それに対し日本の居酒屋におけるサワーは多くの場合酎ハイと同じ意味で用いられる。日本の居酒屋におけるサワーでも蒸留酒・ジュース・甘味成分・ソーダで作る日本以外のサワーや日本のバーにおけるサワーに近いレシピのものもあるが、それでも日本のバーでのサワーや日本以外でのサワーがサワーグラスに注いで作られるのに対し日本の居酒屋でのサワーはタンブラービールジョッキに注いで作られるというように使用するグラスが異なる[5][7][8][9]。故に日本のバーでのサワーや日本以外でのサワーはソーダを加える場合でも日本の居酒屋でのサワーよりはソーダの使用量が少ない。特に「緑茶サワー」「ウーロンサワー」はそれぞれ「緑茶ハイ」「ウーロンハイ」と同義で緑茶及び烏龍茶焼酎割りを指し、酸味を加えない。逆にジュース類の甘みだけを生かし甘味成分を加えないサワーもある。

なお、入りの飲料も「サワー」と呼ぶことがあるが、こちらは「サワードリンク」の略である。原液を水、炭酸水、酒類などで割って飲用する。

起源

東京都目黒区上目黒一丁目にあったもつ焼きの店「ばん」(酒処 もつ焼き ばん)が発祥と言われている。1960年代初旬、当時の居酒屋ではどの店でも酒といえば日本酒焼酎がメインだった。「ばん」では客に安く飲んでもらおうと甲種焼酎をメインに出していたが、甲種焼酎は風味も無く酒としては必ずしもおいしいものではなかったので、何とかおいしく飲めるように焼酎にレモン汁を絞り入れ炭酸で割る方法を考えた。ただし、焼酎に風味をつける飲み方や炭酸で割る飲み方は当時すでに一般的に行われていたので、この点は「ばん」のオリジナルではない。

当時、このような飲み物の名称としては「炭酎(たんちゅう)」、「酎炭(ちゅうたん)」、「焼酎ハイボール」などというものがあった。しかし、どれも呼びづらく名称としても垢抜けないものだったので、「ばん」の店長(マスター)が常連客と一緒に名称を考えたところ、常連客の一人が蒸留酒にジュースを混ぜたサワーというカクテルがある事を思い出し、サワーと名づける事を提案した。この常連客とは後に「ハイサワー」を発売する事になった博水社の社長だと言われている。

このようにして、現在のサワーの名称が誕生し、1980年にハイサワーが発売されたことでサワーの名称が日本中に広まった。しかし、名称の起源が東京であったためか、関東など東日本では「サワー」の呼称は一般的であるが、現在でも関西など西日本では主に「チューハイ」と呼ばれており「サワー」と言っても理解されないことが多い。

なお、「ばん」は中目黒駅前周辺の再開発事業のために2004年12月28日をもって46年間続いた店舗の営業を停止したが、店主の実弟により2005年3月1日祐天寺にて再開している。

代表的なサワー

サワーは混ぜ合わせるジュース類の名前を前につけて「○○サワー」と呼ばれることが多い。代表的なサワーは次の通り。

レモンサワー
レモン果汁+焼酎+ソーダ(炭酸)
グレープフルーツサワー
グレープフルーツ+焼酎+ソーダ(炭酸) - 居酒屋ではこの組み合わせが多い。
グレープフルーツ+ウォッカ+ソーダ(炭酸) - 市販の缶入り飲料ではこの組み合わせが多い。
リンゴ酢ミルク
リンゴ酢とミルクを混ぜたもの -「サワードリンク」の例。
梅サワー
梅酒+ソーダ(炭酸) - 焼酎が入らない例。ただし、一般的な梅酒は焼酎で作る。
エキス+焼酎+ソーダ(炭酸) で作られることもある。
に砂糖を加え、梅と同重量の酢で漬け込んだもの - 「サワードリンク」の例。

参考文献

脚注・出典

  1. ^ 『知識ゼロからのカクテル&バー入門』、61頁。
  2. ^ a b c 『定番から人気の焼酎カクテルまで 基本のカクテル』、137頁。
  3. ^ a b 『カクテル・パーフェクトブック』、351頁。
  4. ^ a b c d e 『おうちでカクテル』、182頁。
  5. ^ a b c d 『TPO別カクテルBOOK315』、215頁。
  6. ^ a b c d e 『カクテル大全1000』、290頁。
  7. ^ 『知識ゼロからのカクテル&バー入門』、70頁。
  8. ^ 『おうちでカクテル』、174頁。
  9. ^ 『カクテル大全1000』、298頁。

関連項目


サワー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/30 14:33 UTC 版)

GALZOOアイランド」の記事における「サワー」の解説

ホウキに跨り空を飛ぶ黒猫連れた魔法少女型の女の子モンスター今作個体サワー種突然変異で、とてつもなく強力な魔力持っているが、魔法学校時代イタズラ過ぎたため、校長によって力を1/800に封印されている。目標封印解き世界制服帝王になり、レオ王子様メイドさん料理長にすること。レオたちの前では被っているが、かなり腹黒い性格(公式には表裏どちらも表)で、イカ男爵に力を与えた赤い運命狙っている。一緒にいる黒猫はにゃごにゃご先生という名で、サワーのツッコミ担当非常食

※この「サワー」の解説は、「GALZOOアイランド」の解説の一部です。
「サワー」を含む「GALZOOアイランド」の記事については、「GALZOOアイランド」の概要を参照ください。

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