サワンナケート県とは? わかりやすく解説

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サワンナケート県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/23 10:47 UTC 版)

サワンナケート県
ແຂວງສະຫວັນນະເຂດ
統計
県都: カイソーン・ポムウィハーン郡
面積: 21,774 km²
人口: 969,697人 (2015年)
人口密度: 45人/km²
ISO 3166-2:LA: LA-SV
位置
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行政区分

サワンナケート県(サワンナケートけん、ラオ語: ສະຫວັນນະເຂດ, ラテン文字転写: Savannakhet ラーオ語発音: [sā.wǎn nā(ʔ).kʰȅːt])は、ラオス・南部(もしくは中部)の県の一つ。県内にはクメール遺跡や、恐竜の化石などが見つかっている。また、タイからベトナムへ抜ける地点でもあり、国外の観光客も多く訪れる。

行政区分

  1. 13-03 アートサパントーン郡(英語版)
  2. 13-13 アートサポーン郡(英語版)
  3. 13-09 チャムポーン郡(英語版)
  4. 13-01 カイソーン・ポムウィハーン郡(旧名カンタブーリー郡)
  5. 13-06 ノーン郡(英語版)
  6. 13-02 ウトゥムポーン郡(英語版)
  7. 13-15 ターパーラーンサイ郡(英語版)
  8. 13-04 ピーン郡(英語版)
  9. 13-05 セーポーン郡(英語版)
  10. 13-08 ソーンコーン郡(英語版)
  11. 13-07 ターパーントーン郡(英語版)
  12. 13-12 ウィーラブーリー郡(英語版)
  13. 13-11 サイブーリー郡(英語版)
  14. 13-14 サイプートーン郡(ベトナム語版)
  15. 13-10 ソンブーリー郡(英語版)

交通

主な観光地

サワンナケート市街地(カイソーン・ポムウィハーン市)

県の中心地であり、メコン川沿いにはフランス植民地時代の面影を色濃く残す、淡い黄色のコロニアル建築の街並みが広がっている[1]。

  • 歴史地区(オールドタウン): 1920年代から30年代に建てられたショップハウスや邸宅が建ち並び、静かで優雅な雰囲気。聖テレサ教会(ラーオ語: ໂບດເຊັນເຕເຣຊາ, 1930年築)はその象徴的な建築物の一つ[1]。
  • ワット・サイニャプーム(ラーオ語: ວັດໄຊຍະພູມ): 1896年創設の市内最古かつ最大の寺院で、メコン川沿いに位置する[1]。
  • サワンナケート恐竜博物館 (ラーオ語: ຫໍພິພິດທະພັນໄດໂນເສົາ) : 県内で発見された約2億年前の化石や、複数の恐竜の遺骸が展示される[1]。
  • ワット・ラッタナランシー(ラーオ語: ວັດຣັດຕະນະລັງສີ): 1951年建立のモダンな寺院で、ラオスでは珍しいガラス窓の本堂や、15メートルの寝釈迦仏が安置されている[1]。

神聖な信仰の場

  • タート・インハン(インハン仏塔、ラーオ語: ທາດອີງຮັງ): 市内から北東約15 kmに位置する、県内で最も神聖な仏教遺跡の一つ。16世紀のサイセッタティラート王によって建立された高さ9メートルの仏塔には、仏陀の背骨の遺物が納められていると信じられている。ラオス南部では、ワット・プーに次ぐ重要な巡礼地[1]。
  • フアン・ヒン(石の家、ラーオ語: ເຮືອນຫີນ): サワンナケート市からメコン川を南下した場所にある、クメール遺跡[1]。
  • ノーンラムチャン村の水上経蔵(ラーオ語: ຫໍໄຕ ບ້ານໜອງລຳຈັນ): ワット・チャンタサロー(ラーオ語: ວັດຈັນທະສະໂລ)寺院の境内にある貴重な貝葉写本を保管するために池の中に建てられた建築物で、シロアリなどの害虫から経典を守る先人の知恵が見られる[2]。
  • ワット・ターレオ:1969年に米軍機に破壊された上座部仏教寺院、ジャータカの壁画や本堂の美しい様式が残っている。

エコツーリズム

  • モンキー・フォレスト(ラーオ語: ດົງລີງ): 何百匹ものサルが生息する聖なる森。地元ではサルに危害を加えると不幸が訪れるという強い迷信があり、大切に保護されている[2]。
  • ドーン・デーン・カメ湖(ラーオ語: ໜອງເຕົ່າ ດອນແດງ): 希少なスッポンが生息しており、特定の村人が特別な呼び声でカメを水面に呼び寄せることができるという不思議な伝説がある[2]。
  • ドン・ナタート国立保護区(ラーオ語: ປ່າສະຫງວນແຫ່ງຊາດ ດົງນາດາດ): 市内からわずか15 kmの場所にある聖なる森。400年以上前から森と共生してきた村々があり、ハチミツの採集や薬草の利用など、伝統的な暮らしを体験できるエコツアーが実施されている[3]。
  • ドン・プー・ヴィエン国立保護区(ラーオ語: ປ່າສະຫງວນແຫ່ງຊາດ ດົງພູວຽງ): 県の中央から東に広がる広大な保護区で、カタン族の村を訪れる3日間のトレッキングが人気。ここでは、独自の精霊信仰やタブーを今も守り続けている人々の文化に触れることができる[3]。

戦争の歴史

セポン(ラーオ語: ເມືອງເຊໂປນ)とホーチミン・ルート(ラーオ語: ເສັ້ນທາງໂຮຈີມິນ): ベトナム戦争中に北ベトナム軍の重要な補給路だった地域[3]。

脚注

  1. 1 2 3 4 5 6 7 『Insight Guides Laos & Cambodia』Apa Publications (UK)、2014年。
  2. 1 2 3 David W_ Lloyd『Laos Handbook (Footprint Handbooks)』2015年。
  3. 1 2 3 『Laos Lonely Planet』2017年。



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