コンスタン魔術学院
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「いちばんうしろの大魔王」の記事における「コンスタン魔術学院」の解説
紗伊 阿九斗(さい あくと) 声 - 小野大輔 / 近藤隆、明石香織(子供時代) 本作の主人公。身長182cm。体重71kg。生後間もなくコ=ロ神教会の前に棄てられていたところを保護されて孤児院で10年間を過ごした後、里親に引き取られてコンスタン魔術学院高等部の編入試験に合格。本人は普通の学園生活を送りたいと思い、卒業まで周囲に迷惑をかけず慎ましやかに過ごそうと考えていたが、健康診断で適正職業を「魔王」と告げられたことにより、編入先の1年A組を初め学院中の注目を否応無しに浴びる存在となってしまう。 弁論の能力は天才的で、それが味方(特に女性)を増やす武器となる一方、誤解と警戒を招く原因にもなっている。また、学院へ編入するまでは全く自覚が無かったものの膨大な魔力を有しており、制御に苦慮している。 アニメ版ではコンピューター神が滅びた事で魔王としての役目から解放され、自分と関係の深い人物達以外からは自分が魔王である記憶が無くなり、ようやく普通の学園生活を送れると思っていたが、2度目の健康診断の適正職業を受けたら再び『魔王』と告げられてしまい、また元の苦悩する日々を送る事になる。 三輪 寛(みわ ひろし) 声 - 粕谷雄太 / 代永翼 本編のもう1人の主人公。高等部1年A組。阿九斗の級友。背が小さめ。阿九斗が登校初日に披露した弁論に感化されて以降は彼の「一の子分」を自称し、けーなと同様に阿九斗の間違った悪評が広まる原因を作っている。絢子の妹のゆう子に好意を持っている。 実家は学院の研修施設と同じ離島にあるが、祖父の代が最初の入植者であるにもかかわらず「勇者の伝説」が語り継がれており、島民や家族から「将来の勇者」呼ばわりされることを嫌っていたため、里帰りには消極的であった。ところが、伝説が残されている湖で祖父が若い頃に隠したと思われる短剣を発見し、スーパーヒーロー・ブレイブに変身する能力を得る。ブレイブ 寛が変身する「勇者」。その正体は対魔術戦用の戦闘ユニット(パワードスーツ)であり、レーザー砲や高周波ブレードといった強力な武装、さらにはマナキャンセラーによる魔法無効化能力を有する。ユニットの着装・武装は搭載されているAI・D13(声 - 明石香織)によって管理される。正体を知る者は阿九斗たちや家族など、身近な人物に限られる。 曽我 けーな(そが けーな) 声 - 中原麻衣 / 豊崎愛生 本作のメインヒロイン。高等部1年A組。阿九斗の級友。とてつもない天然ボケの上、飛行魔法以外の技能が不得手なドジっ娘だが、普通の勉強に関しては成績がよい。勘違いから「あーちゃん(阿九斗)を護衛するのは自分の役目」と言って聞かないが、護衛が務まるだけの実戦能力は持ち合わせていない。また、公にはしていないものの透明人間になる能力を持っている。しかし、着ている衣服までは透明化できないため、その都度必ず全裸にならなければならない。 阿九斗が孤児院を出た日に少女へ渡したものと酷似した髪飾りを身に付けているが、けーな自身はそれを入手した経緯を覚えておらず、少女とけーなが同一人物かどうかの確証は現時点では得られていない。望一郎は髪飾りを自分があげた物と言っているが、けーなそっくりの女性も同じ髪飾りをしていた。 「ご飯さえあればおかずは要らない」という筋金入りのご飯(白米)好きで、「みんなで仲良くご飯を食べれば喧嘩も戦争も無くなるのに」と公言して憚らない。犬が苦手。 望一郎によると「自同律」と呼ばれる存在らしい。そのせいか、アニメ版では時々おかしくなるところがあり、けーなとは違う人格が現れることがあった。 加寿子が死亡した後、皇帝の秘術の源であるアイテムが身体に取り込まれてしまい、新たな皇帝となる。 服部 絢子(はっとり じゅんこ) 声 - 白石涼子 / 日笠陽子 ヒロインの1人。高等部1年A組。阿九斗の級友。スハラ神を信仰する一族である服部家の一員で、将来は軍属を希望している。胸にサラシを巻き、六尺褌を主に着用している。 同乗したバスで知り合い友情の誓いを立てた阿九斗に惹かれるものを感じるが、彼が魔王になると予言されてからは誤解に誤解を重ね、一方的な敵愾心を燃やす。しかし、まもなくそれを超えて阿九斗への想いを抱くようになる。 同じくスハラ神を信仰する一族である照屋家とは、大戦後に禁止された黒魔術の扱いを巡って路線対立が続き、現在では不倶戴天の敵同士となっている。そのため、栄子とも代々犬猿の仲。 日本刀を得物としており、5巻以降は実家に伝わる名刀「ソハヤノツルギ」を使う。アニメ版では、魔王となった阿久斗を助けたいという思いで鞘から抜く。 ころね 声 - 茅原実里 / 悠木碧 ヒロインの1人。阿九斗が犯罪に手を染めないよう、学院が政府へ要請して派遣されてきたリラダンの監視員。周囲に警戒を与えないよう、人間の少女の姿をしている。 阿九斗の監視員に就いて以降は24時間体制で彼に張り付き、夜間は阿九斗の部屋にある押し入れで寝ている。感情の起伏が平坦な「無口キャラ」であるが、わざと誘っているかのような扇情的発言で阿九斗をからかうことがままある。漫画版では、舎弟となった寛をさりげなく人形焼きを買うパシリとして使っている。 ポシェットには明らかに収まりきらないサイズの様々な道具が収納されており、臀部には引っ張ることで起動や停止のスイッチになる球形のしっぽが備わっている。 江藤 不二子(えとう ふじこ) 声 - 牧島有希(VOL.1)、高垣彩陽(VOL.2 - ) / 伊藤静 ヒロインの1人。高等部3年生。学院女子寮の寮長を務めており、生徒や教職員からの信頼も厚い才色兼備。両目の下に泣きボクロがある。魔獣を指揮することができる。 誤解から阿九斗に食ってかかるようになった絢子との橋渡し役を買って出るが、本性は非常に腹黒で、学院敷地内にある地下迷宮の隠し部屋で生首となった兄(声 - 鳥海浩輔)を従えて謀略を巡らせている(漫画版では、兄の死の真相を知るために蘇らせ、その真相を知り魔王である阿九斗を引き込もうと考えていた)。阿九斗と絢子の和解を取り持とうとしたのも、やがて魔王になると踏んだ彼に恩を売り、自分の下僕にしようと考えてのことであった。その後、兄が自らの命と引き換えに封印の解除方法を遺した魔王の遺物(ピーターハウゼン)を従えたことで、一転して阿九斗に絶対の忠誠を誓う関係となる。 リリィ 白石(リリィ しらいし) 声 - 神田朱未 / 広橋涼 ヒロインの1人。生徒会長。ボーイッシュなボク少女で、背が低いことを気にしている。常に魔女特有の三角帽を被って力を制御しているが、背の低さを指摘されると怒りに我を忘れて帽子を裏返しに被り、力を開放する。また、マナを使ってゴムのように伸ばせる腕は、相手への攻撃をはじめ様々な用途に使える。 コンスタン魔術学院の卒業生は大半が帝国政府の官僚となるため、生徒会長であるリリィも在校生でありながら、阿九斗を魔王として覚醒させないための対策について政府から直接指示を受ける立場にある。 騎士が嫌いで、騎士団詰所を襲撃・壊滅した経歴があり、騎士の中では「手長鬼」と呼ばれている。そのせいで、さらに騎士が嫌いになった。 大竹 美智恵(おおたけ みちえ) 声 - なし / 竹達彩奈 生徒会副会長。「でありんす」など、廓詞のような語尾で話す。裏地の紅い黒いマントを、制服の上から羽織っている。蝙蝠を操る。 神山 カンナ(かみやま カンナ) 声 - なし / 水原薫 生徒会会計。獣耳が付いている。「ぎゃ」という語尾が特徴。魔法で巨大な狼の姿への変身が可能。 アルヌール 声 - なし / 寿美菜子 生徒会書記。生徒会3人組の中では一番の長身かつ長髪の、眼鏡っ娘。台詞は「ぐが」のみだが、テレビアニメ版では最終話で普通にしゃべった。 鳥井 美津子(とりい みつこ) 声 - なし / たかはし智秋 保健医兼高等部1年A組担任の女性。ネクロマンシーに造詣が深く、阿九斗に「死んだらすぐに死霊として蘇らせてあげる」と本気か冗談かわからないことを、常々口にしている。
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