ウサミミ仮面とシツジ仮面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 02:09 UTC 版)
「おねがいマイメロディの登場キャラクター・マリーランドの人々」の記事における「ウサミミ仮面とシツジ仮面」の解説
『くるくるシャッフル』第2話で初登場。マリーランドの住人ではないため、正体は勿論その存在自体マイメロも知らなかった(後の『きららっ★』での設定と矛盾する)が、登場後はマイメロのお気に入りのキャラになった。『くるくるシャッフル』のお助けキャラの中では、マイメロママと並び、ほぼ最強の分類に属する。 大アルカナ「No.17:星」のような絵柄のカードが選ばれると、テーマソングの『おれはウサミミ仮面』が流れ、ウサミミ仮面とシツジ仮面がウサミミカーに乗って登場する。別のお助けキャラと共に召喚された場合、そのキャラはウサミミ仮面の頭の上に乗っかって登場することが多い。 ウサミミ仮面 声 - 置鮎龍太郎 色や形はマイメロと同じ頭巾だが耳が長く、口元から鼻まで白色のマスクで覆われ、目には黄色のアイマスクを付けており、素顔は分からない。白いタイツの上から、ベルトを巻き、黒色とピンク色の縞模様のブルマーズを履き、ピンク色の手袋やブーツを着け、ピンク色(裏地は黒色)のマントを纏う。このコスチュームはなぜかウサギの匂いがするため、それに気づいたマイメロに隠したコスチュームを見つけられそうになったこともあった。 登場時の前口上は「聞こえる聞こえる。愛に悩む人々の叫びが。悪に苦しむ人々の嘆きが。だってウサギの耳は長いんだもん。愛と正義の使者、ウサミミ仮面参上」。やる気が無いため、一度一緒にお助けキャラとして登場したマイメロママに「口上さえまともに言えないの?」と厳しいツッコミを受けた。台詞の最後に決めるポーズは、両腕は拳を上にして構え、同時に右膝を腰の高さまで上げながら、左足の踵を浮かせる 魔法騒動を解決すると、メロディ・キャンディをマイメロから貰い、「困ったときはいつでも呼んでくれ。さらばだ」とやる気なく言い残し去っていく。なお、変身ポーズの時にはポーズをとる。 正体は、「ウサミミの刑」を受けた柊恵一である。人間界ではセバスチャンのみが正体を知る。家で風呂敷を見て不安に思っていたところ、マイメロにウサミミ仮面のカードが選ばれたとき、目の前にあった風呂敷が光り、変身した。 自分の美意識に反するため、戦う意欲は皆無に等しく、台詞は棒読み、マイメロに「おねがい♪」されるとぞっとするなど、やる気は全く感じられない。今すぐにでも辞めたいのだが、拒否するとバクの刑が発動してしまうこと、ウサミミスタンプカード登場後、スタンプが全部埋まれば刑の解除と自分の夢が見つかることが判った。 歌たちの目の前で変身させられそうになり、セバスチャン共々正体がばれる危機に陥るも、手でカードを弾き飛ばして自ら変身を防いだ。しかし、究極奥義イケメン素顔を使って、歌たちに正体が知られた。 スタンプが貯まったことからウサミミの刑から解放された恵一だったが、ダークパワーに魅了された潤を救うためには、自分が直接出て行かなければ解決しないと思ったらしく、自らウサミミ仮面のコスチュームに身を包むが、このときの仮面は練習用の予備だったため苦戦する歌たち夢防衛少女隊の前に現れた。 クロミに自分に悪夢魔法をかけるよう指示し、悪夢魔法の力で再びウサミミ仮面としての力を取り戻したと同時にピアノちゃんを除く夢防衛少女隊のメンバーと小暮がウサミミレンジャーズに変身、ピアノちゃん、セバスチャン、セバスタンはシツジ仮面トリオに変身。 このときだけは、ダークパワーの精に対する怒りと潤を救うために自ら望んで変身したことなどから、スタンプが貯まる前とは打って変わって、やる気満々で前口上を決めている。 ダーちゃんとの戦いとウサミミの刑を終えた後は、ヨーロッパへ渡ってバイオリンコンサートの旅を続けている。本来ならば二度とウサミミ仮面には変身しないはずだったのだが、『すっきり♪』18話以降はマイメロが新おたすけキャラカードにウサミミ仮面の絵を描くことで、強制的にウサミミ仮面として召喚されてしまうことがある(単独での召喚が可)。マイメロはウサミミ仮面の正体が恵一であると信じていない。イケメンビームも変わらず照射できるなど、その強さは健在。本人は仕方なく行っており、別にマイメロのキラキラ玉を出すために戦ってはいない。マイメロの「おねがい♪」も完全無視するようになったが、歌の「おねがい」だけは顔を赤らめてやる気を出しており、歌の前ではマイメロの時と異なり態度を変えている。呼び出されるたびにマイメロには「二度とするな」と厳重に忠告しているが、マイメロは何度も約束を破っている。第22話以降、召喚されるたびにマイメロの持ち物を一式破壊している。時折、マイメロ本人を盾にして相手の攻撃を跳ね返すこともしばしば。また、クロミはウサミミ仮面の正体が恵一と知ると「マイメロが柊様を唆した(奪おうとしている)」と思い込み、『すっきり♪』以降からはヨーロッパへ渡った恵一から電話や手紙の返事が一切貰えないために日々重度と化す妄想癖とあらぬ誤解から以前にも増してマイメロを逆恨みするようになってしまい、クロミのその妄想癖に嘆き呆れるバクからも「もうフォローしきれない」と突っ込みを入れられることが増えている。 『きららっ★』では時間軸が過去であるため、チェリー&ベリーの住む次元(シュクルタウン)で放送されている番組『ウサミミ仮面GOGO』の登場人物及びいたずらの度が過ぎて追い詰められたベリーが風呂敷包みから出した変身セットで二頭身のウサミミ仮面として登場。ベリーの変身したウサミミ仮面も同様の技が使えるが、イケメンでないためイケメンビームは使用できなかった。星のかけらの影響で巨大化したベリーを止めるためソララ王子もチェリーが出した同じセットで『ソラミミ仮面』と名乗り登場し交戦した。 7つの必殺技 シツジ仮面の説明から、7つの必殺技があることが判明した(最終話で、実はそれ以外にも必殺技が隠されている事が明かされる)。以下順不同に記載。1. ウサミミパンチ・ウサミミキック 基本的必殺技。強烈なパンチ・キックで敵を叩きのめす。 2. ウサミミチョップ 強烈なチョップで敵をノックアウトする。 3. ウサミミイヤー スーパーハイブリッド鼓膜により、全ての生き物の心の声が包み隠さず捉えられてしまう。V字の右手の指先を右耳にかざし、「聞こえる聞こえる。君の心の声が。君の心のときめきが。だってウサギの耳は長いんだもん」と言い、相手の心の声を探る。 4. お花ブーメラン 胸についている花の飾りを外し、相手に投げつける。投げた後、花の飾りは元の位置(胸)に戻ってくる。 5. イケメンビーム 白いマスクを外して眼(もしくは顔面全体)からピンク色の光線を相手に照射し、悪夢魔法を解く。普通の人間がこの光線を浴びるとウサミミ仮面への依存度が高まり、健康を損ねる恐れがあるので要注意とされている。なお人間以外の生物には効果がないようである。なお、ウサミミ仮面になっても誰にでも使えるわけではなく、本当のイケメンでなければ発動しない。 6. ウサミミジャイアント 体を巨大化させる技。手をメガネの形にして目のところに持っていき、「ウサミミジャイアント!!」と叫ぶことにより発動。悪夢魔法により巨大化して暴れる歌を鎮めるため初めて使用された。「傷つけるわけにはいかない」と攻撃できず、まともに戦うことなく元のサイズに戻ってしまった。その後の出撃でも強大な敵に対して度々使用している。 7. イケメン素顔 ウサミミ仮面最強の究極奥義。イケメンビームのマックス版以上のパワーの光線を敵に照射する。通常では倒せないほどの強い敵をも倒せる絶大な威力があるが、限界を超えた出力の代償としてマスクが完全に粉々になり、正体を衆目に晒してしまうため、“禁断の第7の技”として封印していた。6つの必殺技がいずれも効かずピンチに陥ったとき、正体を晒す覚悟で封印を解いた。 8. ウサミミテールボム 最終話まで隠されていた(国王の言葉で発覚した)ウサミミ仮面最終究極奥義。腰を振ってウサミミ仮面の尻尾を飛ばす技で、尻尾は対象に吸着後に大爆発を起こす。イケメンビーム等の技を出す力が残っていない状態でも使用が可能。 シツジ仮面 声 - 西村仁 通常はウサミミ仮面とコンビで召喚されるが、小アルカナ「カップの3」のような絵柄のカードにより単独で召喚された。『くるくるシャッフル』最終話以降はシツジ仮面チャンと呼ばれる。 水色の羊のぬいぐるみを着たような格好。胸元にピンク色の蝶ネクタイと金色のベルを付け、口元が白いマスクで覆われているが、黒いサングラスと鼻髭が目立つ。 基本的に直接前面に出て戦うことは無く、ウサミミカーの運転や、ウサミミ仮面に立て札で伝えたりするなど、ウサミミ仮面をサポートすることに徹する。ウサミミ仮面と違い、悪夢魔法への耐性は持っていない。 正体はセバスチャンで、人間界では恵一のみが正体を知る。恵一の目の前にあった風呂敷がピンク色に光ったとき、部屋に入ってきたセバスチャンも光に包まれ、その瞬間全ての使命を理解し変身した。 恵一とは正反対で非常に積極的であり、変身中はウサミミ仮面を応援しつつ自分もアピールし、騒動の解決後に「面白かった」などと感想を恵一に話した。執事の仕事をする一方、サポート活動に傾倒し、出動時に流すテーマソングの作詞作曲や、「決して努力する姿を人に見せてはならない」というヒーローの王道を歩むため、自宅や別荘の地下には秘密トレーニングルームまで造った。 お助けキャラとして、単独で召喚されたときの前口上は、「光ある所に影があり、人生の表舞台を歩く人たちをお助けする我が青春に悔いなし。シツジ仮面参上!」。 この際はマイメロにお願いされ、「羊のブルース」を熱唱し、潤に悪夢魔法を解くきっかけを作った。
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