その他の悪魔や契約者、演操者、副葬処女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 17:04 UTC 版)
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柱谷 圭一郎(はしらたに けいいちろう) 声 - 興津和幸 1年7組担任。フルネームは第2巻口絵より。趣味は骨董品の収集。旧家の子息らしく、自宅はちょっとした屋敷である。押しの弱い優男であるが女子からの人気も高い。「たにやん」の愛称を持っている。ただし妻の由璃子は第4巻で「かっちゃん」と呼んでいた。 由璃子の夫、すなわち契約者で、第2巻の事件以降は使い魔「キャメロン」を従えている。 アニメ版では由璃子が登場しないのでただの一般人として登場する。 華島〈柱谷〉由璃子(かしま/はしらたに ゆりこ) 花鳥風月の四名家の1つ、雷使い・華島家の雌型悪魔。自分の血液から雷華(らいか)という雷の鞭を武器として操る。 柱谷圭一郎の妻にして契約悪魔。幼い頃、一族の後継ぎ問題で柱谷家に養女に出された。夫の圭一朗とは教師と教え子、義理の兄妹という関係にあった。 アニアの姉、クルスティナとは同級生で友人。悪魔同士、一般人には話せないことを話せる気の休まる相手だったようだ。 後に和解したが、柱谷教諭とは半年の間夫婦喧嘩をして別居状態だった。 趣味は陶芸。普段は気さくなお姉さんだが、興奮すると元ヤンキーの血が騒ぐのか言動が非常に乱暴になる。スクーターで暴走して事故を起こすことも度々で、智春を巻き込んだこともある。巨乳好きで鑑定眼にも優れ、奏や冬琉にセクハラする。彼女のキャメロンへの「しつけ」は近所の主婦の名物となっている。 アニメ版では登場しない。キャメロン 柱谷教諭と由璃子の契約による使い魔。華島一族の雷獣。由璃子と圭一郎の別居中、二人の愛情が足りていなかったため幼体であった。その姿は龍のような巨大な爬虫類であり、科學部の面々から「ドビュッシー」と呼ばれた。成獣後は鵺を模したものとなったが、顔はアライグマそっくりで、愛らしい大型タヌキといった姿となっている。親の影響か巨乳好き(D以上)。が、成獣になっても巨乳好きは変わらない。夫婦喧嘩が起こるたびに柱谷教諭に学校に連れてこられ、たびたび騒動を引き起こしている。 アニメ版では登場しないため、ドビュッシーの正体はヴィヴィアンという設定になっている。 加賀篝 隆也(かがかがり たかや) 声 - 中井和哉 機巧魔神「薔薇輝」の演操者にして悪魔・クルスティナとの契約者でもある魔神相剋者。本職は世界的に有名なギタリスト。基本的には被害を抑えた穏当な手段を取るが、より根本では副葬処女である琴里を解放するためには手段を選ばず、いかなる犠牲も厭わない。 クルスティナに対して、愛情を失っており(と言っても、これは彼自身が原因というより契約者と契約悪魔の代償のためという方が正しい)、クルスティナは非在化が進んでいる。 副葬処女分離器、点火装置などを巡り智春達と何度も熾烈な戦いを繰り広げ、その度に魔神相剋者の力で智春達を翻弄し続ける。しかし対立はあっても「同じものを求める」同士として、智春は複雑な感情を抱いている。 暮見崎で琴里を解放する手がかりとなるトランクケース(鋼のイクストラクタ)を手に入れるが、独断で動いていた里見の奇襲を受ける。魔神相剋者の能力で当初は学生連盟の量産機を圧倒するが、アニアを人質に取られ攻撃を躊躇、その隙を突かれて薔薇輝が大破し、アニアを救うためにクルスティナが非在化で消滅し、琴里も薔薇輝が大きな損傷を受けていたために消滅していた。 愛した女性を二人共失った彼は智春とアニアにクルスティナの研究データの入ったディスクを渡した後、本職へ戻ると言い残して姿を消した。以後、名前のみ頻繁に出ていた。 新屋敷 琴里(あらやしき ことり) 声 - 日笠陽子 薔薇輝の副葬処女。文学少女がそのまま成長したような美女。2年前に洛高に教育実習生として訪れたことがあるとされている。副葬処女になった経緯や経歴は不明。 学生連盟との戦闘で薔薇輝が破壊されたことで消滅してしまう。 アニメ版ではクルスティナを救うために副葬処女になった設定があり、加賀篝に愛してくれたことを感謝し、加賀篝の意思を無視して蒼鉛に最後の一撃を放って消滅する。 クルスティナ・フォルチュナ・ソメシェル・ミク・クラウゼンブルヒ 声 - 大原さやか アニアの姉で、加賀篝隆也の契約悪魔。2年前に交換留学生として洛高に在学していたとされている。容姿はアニアをそのまま成長させたような麗人。口調も似ている。 加賀篝からは「クリシィ」と呼ばれていて彼を愛している。彼を邪魔するならば妹であっても許さないと言い放つほどの覚悟を示す。学生連盟に人質にされたアニアを救うために能力を使ったために消滅してしまう。 アニメ版では標準的な女性の口調で、原作、アニメ共に非在化と悪魔の魔力について智春に打ち明け、加賀篝との時間は幸せであったことを告白した。 誕生日:12月1日[要出典]イングリッド 加賀篝とクルスティナの契約による使い魔。不定形獣(スライム)。人間の女性や黒豹、翼竜などの生物のみならず、マントやドレスなどの無機物にも擬態できる。軟体化してわずかな隙間にも潜り込むことができ、触手と化して敵を攻撃する。契約者が魔神相剋者であるため、通常より強力である。クルスティナの消滅に伴い消えてしまう。 アニメ版ではクルスティナが消滅する直前に蒼鉛に貫かれた。 鳳島 蹴策(とりしま しゅうさく) 花鳥風月の四名家の1つ、鳳島一族の雄型悪魔。氷の鳥の姿の魔精霊(サノバ・ジン)を操る。中途退学の元洛芦和高校生で朱浬や佐伯兄とも同じクラスだった。ゴシックパンクファッションを好み、いろんなバカ呼ばわりされるが戦闘能力は非常に高い。加賀篝の協力者として智春達の前に立ちふさがった。 「妹」というものをこよなく愛する極度のシスコン。エロい体型の妹はお呼びではなく、未熟な果実が好きだというのが本人の弁。現在はアニアを「妹」として愛でている(が、当のアニアは非常に鬱陶しく思っている)。一巡目の世界から戻り、成長したアニアを見て絶望していた。 朱理には、なにかとミサイルやライフルなどをブっ放されることが多く(ほとんど自業自得ではあるのだが)、かなり敵視している。 氷羽子の実兄であるのだが、魔力の過剰使用により彼女の記憶を失っており、「記憶に無い」と言い張り、妹とは認めていない。そのことを考えると理想の妹について呟きながら頭痛にでも耐えるかのような様子で頭を抱える。なお、彼の「妹」への執着の理由は、魔力の過度の使用により失った本当の妹=氷羽子に関する記憶を埋め合わせるためのものである。 アニメ版では登場しない。 鳳島 氷羽子(とりしま ひわこ) 声 - 高梁碧 洛高1年9組の生徒。奏と同等の美少女で、その美貌と冷酷冷淡な氷の如き性格から洛高での二つ名は「氷姫」。杏とは入試で面識がある。 花鳥風月の四名家の1つ、氷使い・鳳島一族本家の跡取り娘で鳳島蹴策の妹で兄と同じような服装を好む。その戦闘力は高く、氷結地獄(クライオクラズム)の凍気を操り、氷鳳(ヒョウオウ)と言う氷の薙刀を武器として用いる(このデザインは原作とアニメ版で変わっている)。氷の不死鳥の姿の使い魔・シャーリーズを従えている。契約者を持つため、悪魔としての力は奏を上回る。 蹴策には「あんな冷たい女は妹なんかじゃない」などと言われているが……。 炫塔貴也の契約悪魔。しかし塔貴也との関係は浅いものなので、彼を「我が主」と呼び、少ない彼との接点を大切にしようとしている。蹴策が魔力の酷使によって自分を忘れてしまったことを憂い、塔貴也の三巡目の世界をやり直す計画に賛同し契約をした。 アニメ版では、悪魔という存在について知るという理由で塔貴也の計画に賛同したという設定になっている。最終対決後、科學部に入部する。 身長:164cm。体重:45kg。誕生日:7月11日。血液型:不明(該当無し)。趣味:薙刀、音楽鑑賞。シャーリーズ 炫塔貴也と鳳島氷羽子の契約による使い魔。鳳島一族の氷獣。不死鳥(フェニックス)を模している。翼から人間大の氷柱を射出するほか周囲を一瞬で凍結させるほどのブレスを吐く。
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