エロい
エッチ
(エロい から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/21 11:56 UTC 版)
エッチ(H)とは性的にいやらしい様、またはそういう人を指す日本語の俗語。アルファベットの H の古い日本式発音[注 1]に由来し、 H は変態 (ローマ字でHentai) の頭文字である。類義語に「エロ」(エロスの略)がある。1980年代頃からは、性行為の婉曲表現の意味でも使われるようになっている。
注釈
出典
- ^ 『週刊読売』1955年8月28日号
- ^ a b 西垣幸夫『日本語の語源辞典』文芸社, 2005年。出典は三宅花圃『藪の鶯』(初出:金港堂、明治21年6月)「オヤあの方はH(エッチ)ぢゃァないの」「Hですけれどエンゲイジばかりですから」文脈からHusbandと推論。[1]
- ^ a b 日本博学倶楽部『雑学大学』PHP文庫、2000年。間もなく変態の意味に変わり、やがて現在の意味へと変化していったとする。
- ^ a b 『週刊朝日』1952年4月13日号 18頁。「「エッチ」とは変態性 (HENTAISEI) の頭文字から来た言葉つまり、いやらしい男のことだ。映画館、満員電車などで、怪しげな男につきまとわれたとき「エッチ」と叫んで、同僚の救いを求めるのだ。」現代で言う痴漢や変質者のこと。「女子大生」など大学生からの聞き込み。
- ^ 米川明彦編著『明治・大正・昭和の新語・流行語辞典』三省堂、2002年
- ^ a b 舟橋 聖一『白い魔魚』新潮社 昭32.12.25初版 68-69頁。「Hは変態の頭文字。」
- ^ 語源由来辞典
- ^ 明石家さんまに関して、亀井肇編集『外辞苑:平成新語流行語辞典』66ページ、平凡社2000年7月 ISBN 4-582-12419-4
- ^ 島田紳助に関して、米川明彦編著『若者ことば辞典』36ページ東京堂出版、1997年2月、ISBN 4-490-10449-9
- ^ 島田紳助に関して、米川明彦編著『日本俗語大辞典』87ページ東京堂出版、2003年10月、ISBN 4-490-10638-6
- ^ 1973年(昭和48年)3月発行三省堂『広辞林』第5版P209
- ^ 1983年(昭和58年)12月発行『広辞苑』第3版P262
- ^ Badi1997年4月号「ゲイの考古学 X氏の回想」。
- ^ “性行為はなぜ「エッチ」と呼ばれるようになったのか”. JBpress. (2020年11月11日)
- ^ 日本国語大辞典654ページ、第2版第2巻、2001年2月発行ISBN 4095210028は『特殊語百科辞典』から引用として記述するが、国会図書館NDL-OPAC検索に拠ればタイトルキーワード「特殊語百科辞典」でヒットする『司法警察特殊語百科辞典』、高久景一編、出版地 東京、司法警務学会、1931年(昭和6年)発行からの引用。
- ^ 日本では「エッチ・スケッチ・ワンタッチ (3番目は地方により変わる) 」という言葉が流行したが、その語源と思われる英語のetch-a-sketch (お絵かきボードの名称) が変化して、letch-a-sketch, letch sketch, またはsketch-a-letchなどのように韻を踏む言葉遊びがある。参考
- ^ 亀井肇編集『外辞苑:平成新語流行語辞典』66ページ(平凡社 2000年7月 ISBN 4-582-12419-4)では、"エッチ"を中年世代男性は女性への軽いタッチ程度のことと理解するが、若者はセックスと同じ意味とする、と辞典発行時点での世代間の理解や捉え方に違いがあると記述・指摘している。
- ^ 俗説の参考
- ^ 広辞苑 第四版より引用
- ^ 麹町幸二編 ; 喜多壮一郎監修『モダン流行語辞典』(実業之日本社、1933年1月)
- ^ セックス(エッチ)の悩み
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