『賭ケグルイ双』のギャンブル
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「賭ケグルイ」の記事における「『賭ケグルイ双』のギャンブル」の解説
時短大富豪 愛浦心が早乙女芽亜里に挑んだギャンブル、2人対戦用のカードゲーム。考案者は愛浦心。 基本的なルールは通常の大富豪と同じ(3が最弱、A・2・ジョーカーの順に強い)。ただしローカルルールとして、3は唯一ジョーカーに勝つ札として出すことができる。 配る手札は5枚。カードは1枚ずつ出さなければならない(ペア・階段など2枚以上出すのは禁止)。先に手札が無くなった方が富豪・負けた方が貧民となる。2ゲーム目以降は、手札配布後富豪の最弱カードと貧民の最強カードを入れ変えた後、貧民の先攻でゲームを始める。 賭け金は本編では1ゲームずつ双方の合意の下で決定。貧民で勝利した場合は、賭け金の2倍の金額を受け取ることができる。 スリーヒットダイス 第2図書準備室の賭場使用権を賭けて、聚楽幸子が早乙女芽亜里と戸隠雪見に提案したギャンブル。考案者は聚楽幸子。 プレイヤーは6面サイコロの連続する3つの出目を予想する。1・2・3の出目を「D (DOWN) 」、4・5・6の出目を「U (UP) 」として扱う。各プレイヤーは三つのアルファベットをカードに書き、ディーラーに渡す。 ディーラーがカードを確認して後、どちらかの連続した出目が出るまでダイスを振る。先に予想した3つの出目が出た方が勝者となる。 例えば、Aの予想が「UDD」、Bの予想が「DUD」、サイコロの出目が「2、4、5、3、1」であった時、3投目から5投目までで「UDD」が成立するため、Aの勝利となる。 魔法のダイスゲーム 第2図書準備室の新賭場開催用のギャンブル。考案者は早乙女芽亜里。 黒・白・赤の3種類のダイスを用意し、客が好きなダイスを選ぶ。その後ディーラーが残ったダイスの片方を選択する。それぞれ振り、出目の大きかった方が勝者となる。客が勝った場合は賭け金が2倍となり帰ってくるが、ディーラーが勝った場合はディーラーが賭け金を受け取る。 ダイスの出目は、黒が「3・4・8」が2面ずつ、白が「1・5・9」が2面ずつ、赤が「2・6・7」が2面ずつとなっている。 キャンペーン期間のため、1人1日3回まで。 実写ドラマ版ではギャンブル名が「メイドinダイス」に変わっており、メイド姿になった芽亜里、つづら、雪見の3人のうち一人が挑戦者と対決する形式となっている。 カップリングパーティー 50回もの開催数を誇るギャンブルパーティー。参加者数は延べ5,000人以上となっている人気イベント、賭け金は100万円。 早乙女芽亜里、花手毬つづら、戸隠雪見、乾千歳と久留米くるみ、男女それぞれ5人で1テーブルを囲み、お互いに一度だけ「意中の相手」を選択する(あくまでゲームとして)。まず、男性側にその人物からの告白を受け入れるか受けないかをカードに記入する(複数の人物の告白を受け入れるのは不可)。ディーラーが男性のカードを回収後、女性が誰に告白するかカードに記入したうえで告白を行う。女性の告白先の男性が告白を受け入れていた場合、カップル成立となる。これを5人分繰り返し、最後にディーラーから成立したカップルが発表される。なお、告白先の選択は事前に記入したオーダーシートの番号で管理される。 カップルが成立した場合は、男性側の勝利となり、その男性を選択した女性全員が男性に賭け金を支払う。カップルが成立しなかった男性は敗北となり、女性に賭け金を支払う。男性が支払う場合、男性が選択した相手に支払うのか女性が選択した相手から支払われるのかは不明。 男性側はより多く得られる可能性がある代わりに勝率が2割と些か不利であるのに加え、婚活パーティには女性が集まりにくいという理由から、電話番号・食事・1日デート・お泊りのいずれかを敗北時の代償として約束することで、賭け金を大幅に減額できる(割合はそれぞれ1/2、1/3、1/4、1/10)。なお、これは敗北時のペナルティであるので勝利すれば履行する必要はなく、男性側から権利を放棄することも可能な様子。 告白もカップル成立もあくまでゲームの内容というだけで強制力はない。なので、カップル成立しようがしまいが納得しなければ直後に開催される延長戦に挑むことも可能(ただし、賭け金は倍となる)。 同好会棟の宝探し 早乙女芽亜里が「善咲会」入会資格を賭けて三春滝咲良と行ったギャンブル。ディーラーは聚楽幸子。 芽亜里、花手毬つづらと戸隠雪見が三春滝咲良に挑んだ捜索ゲーム、幸子が同好会棟内部のどこかに隠した「宝」を最初に見つけた方が勝利。各プレイヤーには「宝の地図」と称した紙が配布される。また、同好会棟の各部屋にも本来の「宝」とは別に、地図を読み解くためのヒントが入った宝箱が設置されている。 テストバトルゲーム 愛浦心が定期試験後に行ったギャンブル、参加者は1年華組のクラス全員。考案者は愛浦心。 ディーラーの立ち合いの元、1対1のトーナメント方式で行う。プレイヤーは最初に「出席番号カード」を引いた後、好きな科目を一つ選ぶ。その出席番号の生徒のテスト結果がそのまま得点となり、より高い得点だった方が勝利。これを繰り返していき、最後まで勝ち残った1人が最終勝者となる。 参加費は1万円で、最終勝者が合計30万円の賞金を獲得できる。さらに副賞として、1年華組の学級委員に就任することが義務付けられる。 ダウトポーカー 早乙女芽亜里が賭場再開の際に考案した、ダウトとポーカーの複合ゲーム。 ベット・コール・フォールド・レイズは通常のクローズド・ポーカーと同様。カードチェンジは1回。 フォールドしなかったプレイヤーは、自らの手札の役を宣言する。この際、実際の手役とは違う役を宣言してもかまわない。 全員の宣言が終了したら、親から時計回りに「ダウト」をするかどうかの選択に移る。賭け金と同じ金額を場に支払うことにより、特定のプレイヤーの手札を開示することができる。全員の「ダウト」の選択が終了したら、勝敗の決定に移る。 「ダウト」されなかったプレイヤーは最初の宣言通りの役となり、手札の開示もする必要はない。「ダウト」されたプレイヤーは開示した手札の役となる。ただし、開示した手札の役が宣言と違っていた場合は「役無し」となり、手札にかかわらず敗北となる。これを比較し、最も良い役だったプレイヤーの勝利となり、場の賭け金をすべて受け取ることができる。 隠された掟ゲーム 嫗ヶ頭姉妹が、早乙女芽亜里・佐渡みくら・下月売奥理に提案したギャンブル。考案者は嫗ヶ頭姉妹。 各プレイヤーにトランプの1デッキ分を配布する。親となったプレイヤーは、トランプの出し方のルールが書かれた「掟カード」全50枚から3枚を引き、その中から1枚を選ぶ。そのカードがこのラウンドでの「掟」となる。 その後、親から順にそれぞれデッキから1枚トランプを選び、場に出す。親は出されたカードに対して、「掟」と合致していれば「合致(クリア)」、そうでなければ「合致せず(ノンクリア)」を宣言する。子は「合致」のカードを出したら1点を獲得、「合致せず」の場合は得点は得られず、「掟」の判定からも除外される。親は「合致」「合致せず」にかかわらず、トランプが1枚場に出されるたびに1点を獲得する。 子は手番にかかわらず、各プレイヤー1ラウンド中1回だけ「暴露」を宣言できる。このラウンドの「掟」の内容を宣言し、当たっていれば10点を獲得。間違ってもペナルティはない。「暴露」が当たった段階でラウンドは終了、親を交代し次ラウンドに移行する。ただし、手番が2周した段階で誰も「掟」を当てられなかった場合、親はそのラウンドの得点を没収されたうえで、-10点のペナルティを受ける。これを10ラウンド行ったうえでの得失点差が最終順位となる。 盗撮野球拳 六条恵音留が花手毬と戸隠に提案したギャンブル。 2人1組となり、「撮影者(カメラマン)」と「被写体(モデル)」をそれぞれ担当する。 最初に各チームそれぞれ被写体が移動する「家」に部屋の配置を行う。四方をドアとした「リビング」を中央とし、2方をドアとした4部屋と扉のない4部屋を3×3のマスに自由に配置する。各部屋には名前が振られているが、ゲーム上関係があるのはスタート地点となる「玄関」のみである。ドアの描かれていない壁は通行することができない。ドアの開閉状況は写真部のブースに設営された実際の「家」にも反映される。 各チームの被写体は自チームの設定した「玄関」からスタート。被写体は着衣から1回脱衣をする(靴・靴下は両足で1回・装飾品は不可)。脱衣が出来なかった場合は敗北となる。その後、被写体はタブレット上でダイスを振り、出た目の数だけ部屋を移動する。出目は参加者全員に公開される。もともといた部屋に戻ってくることは不可。 撮影者はその後、相手チームの「家」の中の部屋を1つ指定し、その部屋に置かれたカメラを起動させる。この部屋の指定は「1〜9」の番号で指定する。このとき、被写体がいる部屋を指定してしまった場合、盗撮が被写体に気付かれたということで撮影者のいるチームは敗北となる。 その後、「盗撮タイム」としてこれまでに起動したカメラが一斉に撮影を行う。このとき被写体がすでにカメラ起動済みの部屋にいた場合、盗撮成功で被写体のいるチームは敗北となる。 ここまでを1ターンとし、敗北チームが確定するまで繰り返す。 聴重千金 瑠璃鳥撫子が芽亜里に提案したギャンブル。 自分の手番になったら、1円玉300枚・50円玉300枚の入った箱の中から、好きな枚数の硬貨を取り自分の貯金箱に入れる。入れるのは相手が「どうぞ」と言ってから10秒以内。硬貨を入れる音を消すために物音を立てることは禁止。その後、貯金箱を上皿天秤に乗せる。 貯金箱が天秤に乗せられたタイミングで、両者は「2つの貯金箱に入っている硬貨の合計枚数」を解答することができる(先攻の初回は両者とも解答権はない)。解答成立後、お互いの貯金箱の中身を確認する。解答が正解なら賭け金の5倍を相手から受け取り、不正解なら賭け金の1倍を相手に支払う。 5回の往復の後で解答がなかった場合は流れとなる。 リトル・マックス 繚乱祭で文芸部が開いたギャンブル。考案者はつづらと雪見。 自分の手番になったら、カップの中で6面ダイスを2個振り、自分だけが出目を確認する。その後カップを次のプレイヤーに回し、出目を宣言する。このとき、実際に出た出目と違う出目を宣言してもかまわない。 カップが回ってきたプレイヤーは「ダウト」を宣言することができる。その場合出目を確認し、宣言した出目と違っていたら前のプレイヤーはゲームから脱落する。ただし、宣言した出目と一致していたら、ダウトしたプレイヤーがゲームから脱落する。「ダウト」しない場合はダイスを振り直し、カップを次のプレイヤーに回して出目を宣言する。ただしこのとき宣言するのは前の人が宣言した出目よりも強くなければならない(出目の強さについては後述)。 出目は「リトル・マックス(「2・1」の組み合わせ)」「ペア(ダイスの数字が揃う)」「ブタ(リトル・マックス以外でダイスの数字が揃わない)」の順で強い。ブタ同士の強弱は高い方の出目で比較する(例えば「4・3」と「5・1」であれば「5・1」の方が強い)。 最後まで脱落しなかったプレイヤーが最終勝者となる。 フルカウント・ブラックジャック 早乙女芽亜里と上下凪が対決したギャンブル。賭け代は「決起への不参加」と「早乙女芽亜里の身柄」。考案者は聚楽幸子。 各プレイヤーに「A〜K」のトランプ13枚と、チップを5枚受け取る。準備段階で、3分間の間に2枚もしくは3枚の役を5組作る(枚数が相手にわからないよう、2枚の役には白紙のカードを1枚つける)。カードの扱いや役の強さはブラックジャックに準じ、「A」は1か11、「J・Q・K」は10として扱う。役の強さは「ナチュラルBJ(Aと10〜K)」が最も強く、それ以外はカードの合計が21に近い方が強い。 5つの役を各プレイヤーの任意の順で出し、各ゲームに対してベッティングを行う。最低ベットは1枚。どちらかがフォールドした場合、役を開示する必要はない。5回の勝負を終えたときに多くチップを所持していた方が勝者となる。 限界ダイス 三春滝咲良と伊吹壮太郎が対決したギャンブル。賭け代は「文芸部から手を引くこと」と「美化委員長の地位」。考案者は聚楽幸子。 各プレイヤーは、同時にダイスを振る(相手の出目は確認できない)。出目が「1〜5」の場合は1点を加点する。「6」が出た場合は、それまでの点数に関係なく得点は0点で確定し、以後得点は増えない。ただし、相手にプレッシャーを与えるためにダイスを振り続けることは可能。プレイヤーは好きなタイミングで「ストップ」を宣言することができ、両者が「ストップ」した時点で得点の高い方が勝者となる。 このギャンブルに関しては、ディーラーの幸子とみくらがイカサマを発見した時点でイカサマをしたプレイヤーは敗北というルールが急遽追加された。 実写ドラマ版では、早乙女芽亜里が『同好会棟の宝探し』に続いて「善咲会」入会資格と自身の身柄を賭けて三春滝咲良と行ったギャンブル(ディーラーは壬生臣葵)となっており、開始直後に芽亜里はイカサマをしようとしたのが咲良にバレたものの、葵から「もう一度イカサマをしたら強制的に敗北とする」と指摘された上でゲーム続行を認められた。 国盗り合戦 壬生臣葵が文芸部に対して提案したギャンブル。考案者は壬生臣葵。 トランプ1デッキを使用する数字比べ。各プレイヤーに手札として5枚のカードを配る。その後、各プレイヤーの場に3枚のカードを表向きに配置する。プレイヤーは順番に手札から1枚のカードを自分の場の列のいずれかに裏向きで配置する。3枚目以降を同じ列に配置した場合、最後尾に置いたカード以外を表向きにしなければならない。 各プレイヤーが5枚の手札を置ききったら、全てのカードを開示する。向かい合う列のカードの合計数が多い方が勝利となり、3列のうち2列以上勝利しているプレイヤーがそのラウンドの勝者となる。カードの合計は数字の通りに計算するが、「A」のみ「1として扱う」か「相手の列の絵札(J〜K)1枚と相殺し、互いを0として扱う」かを選択することができる。3ラウンドを行い、勝利したラウンドが多い方が最終勝者となる。 このギャンブルに関しては、壬生臣の提案によりイカサマを相手か選挙管理委員が発見した時点で、そのイカサマを中止させることができるというルールが追加された。
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