得失
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 06:17 UTC 版)
固定翼機によるエアボーンと比べると、ヘリボーンは以下のような利点を持つ。 特殊訓練・装備不要 アメリカ陸軍では、1日程度の基礎講習だけで、普通の歩兵部隊でもヘリボーンに投入可能であるとみなしていた。また落下傘の用意などといった、降下に必要な出撃前の諸準備も不要である。 着陸地帯の選択肢の増大 落下傘降下に適さない山岳地帯や森林地帯、市街地といった地勢においても、わずかな降下適地があれば実施可能となる。 指揮系統の統一化 多くの国では降下部隊と落下傘降下に用いる戦術輸送機の所属は別軍種(陸軍と空軍等)となっているため、エアボーン作戦実施のためには双方で綿密な調整が必要だが、ヘリボーンでは降下部隊とヘリコプターの双方を有する陸軍・海兵隊単独で実施できる。 実施に際しての安全性と柔軟性 エアボーンの場合、パラシュート降下中に兵員や物資が風に流され、分散・損失するリスクがある。輸送グライダーを使用すれば集中して目的地に到着できるが、着陸地帯の選択肢が大きく狭まる上に、使い捨てであるため不経済である。ヘリコプターであれば、グライダーと同様に部隊がまとまって降下できるうえに、再利用可能であるため経済性に優れ、しかも部隊の撤収にも使用できる。 重装備の携行 エアボーンの場合、重装備の投下に困難が伴うため、軽装備で戦わねばならない傾向がある。これに対し、ヘリボーンであれば、輸送車両・装甲車・火砲を特別な装備なしに搭載または吊下することができるため、部隊の火力を強化しやすい。 一方、以下のような欠点もある。 長距離進出の困難さ 航続距離と速度による制限により、長距離に進出することが困難である。 投入可能な兵力の少なさ ヘリコプターは搭乗可能な人数が少なく、固定翼輸送機に比べて大型装備を運搬することが困難で、大量の物資・重量物を運搬することもできない。
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「得失」の例文・使い方・用例・文例
- 得失は相半ばしている.
- 物にはすべて利害得失がある.
- 政策などの利害得失
- この策の利害得失を深く考究しなければならぬ
- 政策の得失
- この策の利害得失を深く考究せねばならぬ
- 両者は利害得失を同じうしている
- 得失相償う
- すべての得失点差がゼロであるゲーム
- スポーツにおいて,得失点に入れないこと
- 日本は,すでに2月にインドを6-0で破っており,現在得失点差でグループの1位だ。
- しかし,得失点差でサウジアラビアを破ったため,日本がグループ首位である。
- しかし,日本が得失セット率でタイを上回り,上位3チームを除いたアジア最上位チームとして五輪進出を決めた。
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