ガイロス帝国
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ガイロス帝国(ガイロスていこく)は、玩具シリーズ「ゾイド」に登場する惑星Ziに存在する架空の国家。
注釈
- ^ アイアンコングPKの箱の写真を参照。1999年から2004年まで展開されていたEZシリーズのキットでは、商品によって色違いの国旗ラベルが付属していた。
- ^ しかし、2016年8月発売の『ハイエンドマスターモデル アイアンコングプロイツェンナイツ』の解説においては惑星Zi大異変によって生活が困難となり、生活圏獲得のために西方大陸戦争を起こしたとする異なった記述がなされている。
- ^ 後続の資料においては、共和国軍の上陸作戦前にガイロス帝国が宣戦布告を行ったとしている[16]。なお、「ゾイドグラフィックス」のストーリーでは怪現象によって中央大陸の地形を少しずつ破壊するという謎の方法で中央大陸を攻撃し、それが共和国との開戦のきっかけとなった[2]。
- ^ 第二次全面会戦においてはニクス本国から出撃した[31]
- ^ コトブキヤより2010年9月に発売された『HMM ダークホーン』の説明書では設定が大きく変更され、地底族のガイロスとガイロス皇帝は同一人物であり、ガイロス帝国の建国者兼初代皇帝となっている。こちらでは甥を裏切った末に第一次大陸間戦争を起こしたのも南進を渇望する国民の幸せと、戦争の絶えない故郷・中央大陸救済のためであったとしている。
- ^ ゾイドリバースセンチュリーでは「リベンジ・オブ・リバー」と呼称される[45]。
出典
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- ^ a b c d e f 『SUPER REAL ACTION MAGAZINE ゾイドグラフィックスVOL.16』トミー、1989年、小冊子。
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- ^ 「オフィシャルファンブック・エクストラvol.8」『BZ-021 ジェットファルコン』トミー、2004年2月26日発売、付属冊子。
- ^ a b 『SUPER REAL ACTION MAGAZINE ゾイドグラフィックスVOL.20』トミー、1990年、小冊子。
- ^ 『月刊ゾイドグラフィックス VOL.7 ゼネバス帝国 水陸両用戦闘機獣 シーパンツァー』タカラトミー、2008年7月26日発売、付属冊子。
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- ^ 公式ファンブック3 2002, p. 20-21.
ガイロス帝国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 09:17 UTC 版)
「ゾイドバトルカードゲーム」の記事における「ガイロス帝国」の解説
パイロット名最も相性の良い機体(愛機)アイガー・レオネード セイバータイガー アクア・エリウス ガンギャラド アイン・ツェルカンプゥ ライトニングサイクス アンナ・ターレス デススティンガー イドゥン・エント モルガ ヴォルフ・ムーロア バーサークフューラー ウルティ・メイラム シーパンツァー エディ・クレセント イグアン エレクト・コミュニ マッカーチス オスカー・ウラニクス ライガーゼロイクス オルディ・ディン シンカー カール・L(リヒテン)・シュバルツ アイアンコングSS セイバータイガーSS カリュエ・シルバ ドリルモルガ キャプリ・コンラッド グランチャー キリー・ブラック ジークドーベル キルシェ・ハルトリーゲル レブラプター クーリム・リン ダークホーン コンチョ・キャンサ ヘルディガンナー サファイア・トリップ シュトルヒ ジーニアス・デルダロス ダークスパイナー ズィーガー・シャン ヘルディガンナー ズィグナー・フォイアー ブラックライモス スージー・ミッチェル ディロフォース スーリス・クラレット レドラー バー・ミリオン デッドボーダー バーガン・デイン ブラキオス バレット・ガッター ※1 ライトニングサイクス・BS ハンナ・ハンナ アイアンコングPK ヒンター・ハルトマン エレファンダー フェア・ディーンスト デスザウラー フェアリーナ・アーイ マルダー ブリック・スパンツ ゲーター ペール・ジョルドット サイカーチス マリエス・バレンシア ギルベイダー ヨハン・H(ホルスト)・シュタウフィン ヘルキャット ライン・ホーク マーダ リッツ・ルンシュテッド ジェノブレイカー リムゾン・オクサイド ヘルディガンナー リュウジ・アカイ ブラックライモス レッツァー・アボロス セイバータイガー レディ・コーラル レッドホーン レニー・K(キュール)・シュヴェスター ※2 アイアンコング ※1:搭乗ゾイドも含め本ゲームの追加マップ『ゾイドバトルカードゲームノートマップ』が初出。ノートマップにはそれぞれの乗機のゾイドカードが付録として添付された。キャラクター自体はパイロットカードとして通常ラインナップ。 ※2:本ゲーム用に一般公募から採用されたキャラクター。
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ガイロス帝国
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「ゾイド -ZOIDS-」の記事における「ガイロス帝国」の解説
レイヴン 声 - 斎賀みつき 帝国軍の中で最強と言われるゾイド乗りで、上官のギュンター・プロイツェン直属の独立強襲戦闘兵。黒いオーガノイド・シャドーを連れている。一人称は「僕」だが、第二部のガーディアンフォース編からの一人称は「俺」。性格は極めて冷酷かつ好戦的。しかし後に惹かれ合う事になる古代ゾイド人の少女リーゼに対しては、時折不器用な優しさを除かせるようになった。バンに「天才」と言わしめる操縦技術と戦闘センスを持つ。 幼い頃、オーガノイドの研究していた両親をオーガノイド・アンビエントによって殺害され、自らも襲われ記憶喪失になってしまう。両親がゾイドの研究に掛かりきりだった為、以前からゾイドの事を良く思っていなかったが、記憶喪失になってからは両親を殺されたトラウマから残ったゾイドへの憎悪だけを強く抱き続ける。その後、事件を捜査しに来たヘリック共和国軍のダン・フライハイトに引き取られる事になるが、すぐに彼もオーガノイドを狙うガイロス帝国軍のギュンター・プロイツェンにより目前で戦死。直後、プロイツェンを銃殺しようとするも一蹴され、彼に気まぐれから拾われて「レイヴン」と名付けられる。以降5年間に渡る軍人としての厳しい訓練を受け、その後、プロイツェンの手引きにより、共和国軍に解放され野生化していたオーガノイド・シャドーと出会い、服従させる。 プロイツェンの直属の部下として行動する中でバンと出会い、幾度となく戦う宿敵となる。当初はバンに対し圧倒的優位に戦ってきたが、マウントオッサ火口付近にてセイバータイガーをバンのシールドライガーのEシールドに強引に突っ込ませ大破させた。その後プロイツェンから大破したセイバータイガーの代わりに与えられたジェノザウラーを駆り、一度はシールドライガーを破壊したが、復活を遂げたバンのブレードライガーと壮絶な死闘を繰り広げた末、敗北。 初めての敗北と死線のショックで再び記憶喪失になり、茫然自失の状態でシャドーと共に各地の軍事基地を破壊しながら放浪していたが、数年後ガーディアンフォースとなったバンと偶然再会し復活。その後もダークカイザー(プロイツェン)の下で動く。彼から再び与えられたジェノザウラーがシャドーの力によりジェノブレイカーへ進化し、以降はそれを搭乗機とする。 自分に付き従うシャドーをゾイドの中でも特に忌み嫌っていたが、第49話で古代ゾイド人の少女リーゼの力によって、過去の記憶を取り戻して以降は孤独を恐れる一面を見せ、常に自分の傍らにいたシャドーの存在の大きさを知り、ゾイドへの憎しみも少しずつ消えていった。また自分の事を永遠に縛り付けようとするダークカイザー(プロイツェン)には元々反感を抱いており、さらにヒルツの操るデススティンガーの無差別攻撃によりシャドーが死亡した事から彼と決別。リーゼ、スペキュラー、そしてゾイドイヴの力で復活を果たしたシャドーと共に、ダークカイザーらに反旗を翻す。最終決戦ではバンと遂に共闘し、復活しパワーアップしたデスザウラーのEシールドを破壊する活躍を見せた。 シャドー 声 - 鈴木琢磨 全長4.2m、全高2.1m、重量230kg、最高速度70km ジークと同じ型のカプセルから生まれた黒色のオーガノイド。対になっている古代ゾイド人は不明。 オーガノイドの中でも戦闘能力に秀でており、通常のオーガノイドなら1分と持たないジェノブレイカーの制御を、3分間と比較的長時間行える。また他のゾイドと合体せずとも、翼を広げて飛行し、空中から突撃すれば小型ゾイド程度の装甲なら容易に貫通する事が出来る。 ヘリック共和国軍のハルフォードの手によってカプセルから生まれた際はその場から逃走し、一度は完全に野生化するも、プロイツェンの部下に捕獲されレイヴンと出会った以後は彼に忠誠を誓い、罵られても彼に付き従い続け、第33話の対ブレードライガー戦では燃え盛るジェノザウラーから彼を救出。その後は茫然自失の状態の彼と共に放浪の旅を続け、彼の復活後には搭乗機のジェノザウラーをジェノブレイカーへと進化させる。しかしジェノブレイカーとの合体による極度の負担に耐え切れず徐々に弱っていき、第57話におけるデススティンガーの無差別攻撃をきっかけに絶命。しかし石化する直前にゾイドイヴの力でレアヘルツの谷へと転送され、物語の終盤にてゾイドイヴの力で復活する。当初はダークカイザー(プロイツェン)に洗脳されていた為レイヴンを認識出来ずに攻撃を加えたが、レイヴンは反撃せずに涙を流しながら粘り強く説得を続けた事で洗脳が解け、古代都市イヴポリスでの最終決戦においてレイヴンと共にダークカイザー、そして復活したデスザウラーに立ち向かった。 カール・リヒテン・シュバルツ 声 - 上田祐司(現・うえだゆうじ) ガイロス帝国軍少佐。後に大佐へと昇進。ガーディアンフォース編に登場するトーマ・リヒャルト・シュバルツは彼の実の弟。性格は至って生真面目で、ルドルフへの忠誠心も非常に篤い。 帝国軍人として名門の家系シュバルツ家に生まれ育ち、歴戦の指揮官として部下から尊敬の意を受ける。ガイロス帝国・ミレトス城で皇太子時代のルドルフの戦術シミュレーションの講師を務めていた経歴もある。上官のプロイツェンの政策には最初から最後まで反感を抱いており、ガイロス帝国とヘリック共和国を和解させようと心から願っていたが、戦争では自らが帝国軍の先頭に立つ事に。最後にはバン達やヘリック共和国軍と協力してプロイツェンが復活させたデスザウラーと戦い、重要な役割を果たす。それ以後は共和国軍のロブ・ハーマンとは盟友となり、共に酒を酌み交わす仲となっている。 ガーディアンフォースにも積極的に協力し、ウルトラザウルスに乗り組んで以降は、重力砲(グラビティカノン)の射撃管制を担当。バン達と共にヒルツのデススティンガー、再び復活を果たしたデスザウラーと戦った。 初登場時はレッドリバー戦線でダークホーンに搭乗していたが、実の愛機は専用にカスタマイズしたアイアンコングSSとセイバータイガーSS。専用機は赤と黒を組み合わせたカラーリングで、ガトリング砲を愛用する。第2部では、アイアンコングSSと同じカラーリングのアイアンコングMk-IIに搭乗していた(ガトリング砲を含む全武装がアイアンコングMk-II仕様になっている)。 ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世 声 - 鶴野恭子 ツェッペリンII世の孫でガイロス帝国皇帝。第1部の登場時は10歳で、皇太子だった。まだ幼いが責任感が強く、しっかりと国民の事を考えている。「ルドルフが死亡した場合は皇帝の座に」というツェッペリンII世の遺言を悪用し、ガイロス帝国を乗っ取ろうとしたプロイツェンの刺客に暗殺されそうになったが、盗賊団のロッソ、ヴィオーラに先に誘拐され結果的に暗殺者の手から逃れる。最初は2人に対し恐れと反発を抱くも、やがて暗殺者達から自分の身を守ってくれた彼らを両親のように慕うようになる。ロッソ達がレイヴンに倒されてからはバン一行と行動を共にし、プロイツェンの野望を阻止しようと彼らと共に戦った。その後、正式に戴冠式を挙げてガイロス帝国の皇帝として即位。第2部では12歳となり、バン達のゾイドイヴ探しやダークカイザー一味との戦いを全力でバックアップした。一方でバンとフィーネと共にお忍びで魚釣り遊びに出掛けたりと個人的な付き合いも続けている。 理不尽な暴力に屈しない為に強くなる事を誓い、バンからゾイドの操縦を教わる。最初は「無理だ」と言われていたが、短期間でかなりの技術を身に付け、皇帝専用に改造されたセイバータイガー「ロイヤルセイバー」を見事に操縦してみせた。戴冠後も、皇帝専用のレドラーを自分で操縦したり、第45話ではフィーネから保険としてアーラ・バローネが応援要請を受けた際はストームソーダー(赤仮面機体)の後部座席に搭乗した。また、ガイロス帝国で開催される由緒ある「シンカーレース・ガイロスグランプリ」には謎の新人「マスカレード」として出場し、名うてのレーサーであるムンベイを破って優勝を果たす。 ホマレフ 声 - 宇垣秀成 ガイロス帝国宰相。年若いルドルフを政治面で全面的に補佐する忠義心の篤い堅実な人間だが、ルドルフを「お前」呼ばわりしたバンを激しく叱ったり、第二部のガーディアンフォース編ではルドルフを守る為に、ヘリック共和国のルイーズ大統領が搭乗させられている暴走ディバイソンへの攻撃命令を(彼女の要請でもあったが)問題になるのを承知で出したりと、ルドルフの事になると融通が効かなくなる所がある。 ギュンター・プロイツェン 声 - 大塚芳忠 ガイロス帝国軍元帥にして帝国摂政。「この星に国は二つも必要ない」が信念で、ヘリック共和国を国と認めず「反乱軍」と呼ぶなど独善的で支配欲の強い性格の持ち主。当初はヘリック共和国軍を一気に殲滅せんと圧倒的な帝国軍を率いて共和国の本土に上陸したが、その矢先にルドルフ皇太子の祖父帝であるツェッペリンII世が崩御、直後にルドルフ皇太子の停戦命令により失敗する。しかし、ツェッペリンII世の「ルドルフ亡き場合はプロイツェンを皇帝に」という遺言を得た事でルドルフを暗殺してガイロス帝国を乗っ取り、強いてはどこかでその存在を知った破滅の魔獣デスザウラーの強大な力を利用し、ガイロス帝国のみならず惑星Zi全土を支配しようと密かに企むようになる。その為に幾度と無くルドルフの命を狙い、それと並行して密かにガリル遺跡から回収したデスザウラーのゾイドコアを研究所でゾイド因子を培養、配下のレイヴンに命じて他のゾイドから生きたまま抜き取ってきた多量のゾイドコアを融合させ、やがてデスザウラーを復活させる事に成功した。しかし彼の意識は既にデスザウラーの持つ邪悪な意識に取り込まれており、デスザウラーと共に国そのものを滅ぼそうとして帝都ガイガロスを焼き尽くし、ガイロス帝国とヘリック共和国の連合軍も圧倒したが、バンのブレードライガーにデスザウラーを撃破され彼もその爆発の中に消えた。 しかし、彼の身体はデスザウラーのゾイドコアとの融合を果たし、闇の支配者「ダークカイザー」として復活。ヒルツ、リーゼ、レイヴンを率いてゾイドイヴの力を利用し、古代都市イヴポリスに封印されていた本物のデスザウラーの体と融合して「デスザウラーそのもの」となろうとした。しかし、実際のところ彼はヒルツに言わせれば「デスザウラーにとってコアを守る為の卵の殻」に過ぎなかったらしく、復活の直前に完全にコアに取り込まれる形で最期を遂げた。 ハーディン 声 - 浅野まゆみ ガイロス帝国軍准将。プロイツェン直属の部下で、皇室親衛隊を率いる女性士官。プロイツェンも厚い信頼を寄せている。プロイツェンに心酔しており、時折彼からの信頼を失うのを恐れて、無理な行動に出る事がある。 ホマレフ宰相の城において、プロイツェンの戴冠式に乗り込もうとするルドルフ達を排除しようとしたが、ルドルフの救援に駆け付けたヘリック共和国軍のロブ・ハーマンの部隊の攻撃を受け、壮絶な最期を遂げる。 搭乗機は機体色が赤いアイアンコング。 マルクス 声 - 坂口候一 ガイロス帝国軍大尉。出世欲と手柄の事しか考えていない小役人タイプ。後に念願だった少佐への昇進を果たすも、元上司のカール・リヒテン・シュバルツの配下に置かれ落胆。帝国の実権を握る摂政に何度もゴマをするが、なかなか名前を覚えて貰えなかった様子。最期は名誉に狂いプロイツェンから「死守せよ」との命令を受けたマウントオッサ火山基地の噴火に巻き込まれ最期を遂げる。 搭乗機はモルガ→ダークホーン→アイアンコング。 メッテルニヒ 声 - 山本尚弘 プロイツェンがルドルフを暗殺する為に差し向けた刺客。帝国軍の特殊部隊であるらしい。スキンヘッドが特徴。 搭乗機はルドルフの居城の警備隊から奪取したダークホーン。当初は共和国軍による暗殺を装うためコマンドウルフに搭乗する予定だったが、作戦準備中にロッソ達の妨害で戦闘不能にされてしまった。 デリス 声 - 櫻井孝宏 メッテルニヒの部下。偵察役をする事が多い。褐色肌と銀髪が特徴。 ロート 声 - 川島得愛 メッテルニヒの部下。赤髪が特徴。 ラルフ 声 - 三木眞一郎 ガイロス帝国軍少佐。エーベネ基地ならびに同基地に駐留するアイゼンベック部隊の指揮官。腕の良いゾイド乗りで、その実力はシュバルツも認める程だったが、時流に乗る為にプロイツェンの思想に傾倒していく。エーベネ基地に接近したバンとルドルフを攻撃した際にアーラ・バローネのストームソーダーに部隊を撃墜され、諦めずに追撃部隊を出そうとしたものの、ルドルフを救おうとするシュバルツに基地を破壊される。その後ガイガロス決戦にも自らブラックレドラーを駆って参戦し、ロッソからも腕の良さを評価されたが「機体性能に頼り過ぎている」と指摘され撃墜される。なおシュバルツとは士官学校時代からの古い知人だった。 戦後はガイロス帝国とヘリック共和国の和平を認めずヒルツの口車に乗って、平和のシンボルとして帝国に譲渡予定だった3S(ストームソーダー・ステルスタイプ)を強奪して共和国軍基地への攻撃を目論んだ。3Sのコマンドオプションを奪取する為に再び共和国軍基地への攻撃を仕掛けた際、迎撃に現れたアーラ・バローネと再戦。性能差を見せ付けてヴィオーラ機を撃墜したものの、ロッソからの「相変わらず機体性能に頼りすぎている」との指摘には耳を貸さなかった。最終的には性能差を覆される形で、またもロッソに「ゾイドは心で操るもの」という言葉と共に撃墜された。それ以降は登場せず生死不明。 ミューラー 声 - 浜田賢二 ガイロス帝国軍の中尉でラルフの部下。ラルフの相棒的存在で、ブラックレドラーを駆ってはバン達を幾度と無く付け狙うが、その度にアーラ・バローネのストームソーダーに阻まれ続ける。 戦後はラルフと共にヘリック共和国軍へのテロ行為の為に共和国軍基地から3Sを強奪したが、バン達の奇策で3Sのステルス機能を無効化され、さらにカタパルトで発進してきたバンのブレードライガーの攻撃を受けて撃墜された。 シーパース 声 - 内田直哉 ガイロス帝国軍大尉。ガイロス帝国の領内でルドルフを帝都ガイガロスまで護送していたバン達を発見し追撃していたが、彼らが資産家マクマーンの私有地に逃げ込んだ為に取り逃がす。その後マクマーンの邸宅を包囲してバン達を追い詰めるも、マクマーンの私兵隊やアーラ・バローネの攻撃を受けて部隊を失い、自身もバンに敗北した。 第二部のGF編では、ハルフォード中佐の指揮する対ジェノブレイカー戦で行方不明になっていたバンの捜索を帝国軍の上層部から言い渡されるも上記の件を未だ根に持っていた為に握り潰そうとした。なお、トーマによれば何かと黒い噂が絶えずガーディアンフォース内部でも、彼を快く思わない人間は数多くいたようである。しかし突然現れたリーゼに「職権乱用で私腹を肥やしている事をバンに掴まれた」と唆され、バンを誘い出して殺害する為ノーデンスの遺跡付近の村を襲撃する。現れたバンを村人ごと殺そうとするが、救援で駆け付けたアーバインやトーマの攻撃を受け、今までの悪時も露呈し、部下もろとも逮捕された。逮捕された際、トーマに八つ当たりで股間を蹴られていた。 搭乗機はレッドホーン。 ロカイ 声 - 櫻井孝宏 へリック共和国の首都ニューヘリックシティで帝国軍の捕虜として追われていたところをバンに助けられ、帝国に逃げ延びる。その後、帝国軍に捕縛されたバンとルドルフ達を救出した。故郷に着いた時、すでに母親は他界しており、バン達を救出した罪で帝国軍の兵士達に追われ、居場所が無くなってしまう。バンには名を名乗らずにどこかへ逃げ去っていった。生死は不明。 三銃士 帝国皇室に仕える皇帝銃士隊の中でも「最強」と称された3人のゾイド乗り。かつては勇者の谷と呼ばれる闘技場で開催されていた帝国・共和国の一流ゾイド乗り達による決闘に参加し「伝説の三銃士」と呼ばれていた。現在は一線を退き、勇者の谷近くの森の中で隠遁生活を送っていたがプロイツェンの勅命を受け、帝都ガイガロスまでルドルフを護送していたバン達と勝負する事になる。一線を退いたとはいえ、旧式のセイバータイガーATで一個中隊を短時間で全滅させるほどの腕を持つ。グロスコフ 声 - 宝亀克寿 銀色のセイバータイガーAT(皇室銃士隊仕様)を駆る。体格差で上回るアイアンコング2機を単機で瞬く間に撃破するなど、その実力は確かなもの。バンら一行との勝負では先鋒を務めアーバインのコマンドウルフと相討ちになる。 ビーピー 声 - 八木光生 銀色のセイバータイガーAT(皇室銃士隊仕様)を駆る。バンら一行討伐の任にプロイツェンの陰謀を疑うが命令に従って出陣する。彼らとの勝負では2番手にバンと対戦し、互角のぶつかり合いの末に負けはしたものの、ブレードライガーのブースターを損傷させる健闘を見せる。 ワグナー 声 - 堀勝之祐 金色のセイバータイガーAT(皇室銃士隊仕様)を駆る。三銃士のリーダー的存在。バンら一行との勝負では3番手に出撃し、「一切の手出しは無用」との約束を反故にし不意討ちを仕掛けようとしたアイゼンベック部隊のブラックレドラーを全機撃墜、最後は全ての火器を機体から排除した上で格闘戦でバンと戦った。バンを始終圧倒するが、偶然視界に飛び込んだルドルフに気を取られて隙を見せてしまいバンに敗れる。
※この「ガイロス帝国」の解説は、「ゾイド -ZOIDS-」の解説の一部です。
「ガイロス帝国」を含む「ゾイド -ZOIDS-」の記事については、「ゾイド -ZOIDS-」の概要を参照ください。
ガイロス帝国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/20 04:33 UTC 版)
ヤース・ノグチ 『ZOIDS妄想戦記 第3話「モルガチキンレース」』と『ZOIDS妄想戦記2 第2話「幻惑の雪山」』に登場したモルガで構成されたガイロス帝国の輸送部隊のエースで、走り屋上がりの隻眼の男。彼の部隊は「ロクロウ・モルガ突急便」と呼ばれ、本隊の西方大陸撤退開始の直前にマヤ・ベルケットの命令でキメラブロックスコアを大陸西端まで輸送する任務を帯びる。途中で共和国のゴジュラスギガの襲撃に遭うも、何とか逃げ延び、任務を全うした。その後は部下もろとも寝返ったのか独立したのかネオゼネバスに与する行動も取っており、妄想戦記2の第2話ではゼネバスの仮面入手のために働いていた。 乗機:モルガロクロウスペシャル(妄想戦記2第2話ではモルガ成虫体) マヤ・ベルケット 声 - 矢桃マヤ 『ZOIDS妄想戦記 第3話「モルガチキンレース」』、『ZOIDS妄想戦記特別編』に登場したガイロス帝国所属の大佐。男性とも女性とも付かない中性的な顔と体付きをしているが性別は不明。ヤース・ノグチ率いる輸送部隊にキメラブロックスコアの搬送を命じ、輸送作戦時には行動を共にしていた。妄想戦記2の第5話にもこの人物と思しき将校が登場している。妄想戦記特別編ではヘリック共和国とガイロス帝国の同盟を認めず、ガイロス帝国独自にダークスパイナーのジャミングウェーブに対抗できる手段を得るため共和国軍からその対ジャミングウェーブシステムを搭載したデザートライガーを強奪すると言う事件を起こしており、それの奪還に来たバックス等特務部隊と共に成り行きでダークスパイナーと交戦する事になった。 初出はウェブコミック『バックスvsマヤ編』で、その時はライガーゼロイクスに搭乗していた。 乗機:デザートライガー ハインケル・サーベラー 『ZOIDS妄想戦記2 第5話「紅の未来 黒の過去」』に登場したガイロス帝国軍中佐。「黒騎士」の称号を持ちレイヴェンラプターを操る老練の兵士。旧ゼネバス帝国に連なる家系の出身だが、同胞が興したネオゼネバス帝国には迎合せずそのままガイロス軍に留まっている。西方大陸にてニクス人でありながらネオゼネバスに与するカール・ウェンザーが乗るシュトゥルムテュランと激突せんとしたが、それはガイロス陣営とネオゼネバス陣営の共倒れを企む共和国軍の罠であり、共和国軍から送り込まれたゴジュラスギガに襲われるも、身を挺した奇襲戦法でゴジュラスギガから脱出する機会を作り、彼との再戦を誓いながら撤退した。その後の生死は不明である。 乗機:レイヴェンラプター
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ガイロス帝国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/20 06:38 UTC 版)
「ゾイドリバースセンチュリー」の記事における「ガイロス帝国」の解説
エレナ・ムーロア ニカイドス島での戦いで、父ゼネバスと共にガイロス帝国によって暗黒大陸へ連れ去られていた旧ゼネバス帝国皇女。その後の詳しい経緯は不明であるが、 チェピンでの戦いの最中、ログ大佐に保護され故郷の中央大陸へと帰還を果たす。父と違って温和な性格で、父のライバルであったヘリック大統領の意思を理解、尊重しており、自らガイロス帝国との和平仲介役を買って出るが、それを快く思わない帝国軍部強硬派にヘリックともども命を狙われる事になり、帝国からは切り捨てられた。後の二代目共和国大統領ルイーズ・エレナ・キャムフォードその人である。 ローアン・ザグーリ ガイロス帝国軍諜報部特佐にしてヘリック共和国との徹底抗戦を唱える軍部強硬派の筆頭。己の栄達と自軍の勝利のみを考える策士であり、ゼネバスを暗黒大陸へ亡命させ、そしてガイロス帝国がゼネバス帝国を吸収したのも、彼の策略によるものとされる。かつてはゼネバス帝国軍で優秀なレッドホーンのパイロットとして名を馳せた過去を持ち、そのレッドホーンの後継機たるクリムゾンホーンでリーバンテ島の戦いに参戦。最後には島ごと共和国軍を海に沈めようと目論み、島を維持する重力制御装置を解除して撤退した。 乗機:クリムゾンホーン フォスト・ランベルク ガイロス帝国皇帝親衛隊少佐。共和国との停戦を快く思わない軍部の強硬主義者の一人で戦士としてのプライドが極めて高い。西方大陸レッドラスト砂漠のカシル村で行われる共和国と帝国との和平会談の場にヴァルガとヘルディガンナーの部隊を率いて強襲、エレナとヘリックの命を狙った。リーバンテ島での戦いにおいてもウィルのドスゴドスとリーデンのエクスグランチュラを相手に激闘を繰り広げ、そのウィルを己のライバルと認めつつザグーリやケネスと共に島から退避し姿を消した。 乗機:ヴァルガ ケネス・オルドヴァイン かつては旧ゼネバス帝国の科学者であったが、「旧ゾイド人の科学の再生」の理念のもと暗黒大陸に亡命したガイロス帝国の技術将校。暗黒大陸戦争時、共和国を苦しめたギル・ベイダーを生み出した張本人で、戦争停止後はキングゴジュラスの残骸を回収するよう進言し、同機に搭載されていたオーバーテクノロジーの実用化を推進している。そのオーバーテクノロジーを利用して、重力波制御システムや無人ゾイド遠隔操作システムを生み出し、他にもダークネシオスに使われた「DLS」などを開発した。目的のためなら戦火の拡大も厭わないマッドサイエンティストで、共和国で働く娘のリル・メリルにスパイをさせていたが、やがて思想の違いから袂を分かっている。 ヴァシリ・マグネン 暗黒大陸の湾岸基地に勤める技術将校で階級は大尉。大異変以降の惑星全体に吹き荒れる強力な磁気嵐によって、殆どの飛行ゾイドが使用不能となっている中で、ジャイロクラフターの有用性に気付いた唯一の人物。軍人ではないが共和国軍の度重なる強行偵察に対し、自らガルタイガーGCに乗り込んで迎撃に当たり、見事、共和国偵察部隊を撤退に追い込んだ。なお、死亡した彼の息子はかつてガルタイガーの開発主任であり、そのため、ガルタイガーそのものを自身の子供のように考えている。 乗機:ガルタイガーGC ヨドン・グリコフ 暗黒大陸の湾岸基地に勤める技術将校。マグネン大尉の補佐を担っており、同基地を切り捨てようとする軍上層部を苦々しく思っている。一方でマグネン大尉を師父のように慕い、信頼している。 クリスティーナ・グルツマッハー 階級不明。「GRZ-011 クリムゾンホーン」商品パッケージ後面にて紹介されている。クリムゾンホーン開発時のテストパイロット。旧ゼネバス帝国軍ではレッドホーンを駆って活躍した。睡眠に入るとなかなか目を覚まさないため、「眠り姫」の愛称で親しまれている。 乗機:クリムゾンホーン
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ガイロス帝国
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「ゾイドバトルストーリーの登場人物」の記事における「ガイロス帝国」の解説
ガイロス皇帝 新ゾイドバトルストーリーに登場。一代で暗黒大陸ニクスを統一し、ガイロス帝国の皇帝となった。非常に冷酷かつ残虐な性格と言われ、年齢・素顔は不明。一度決定したら決して考えを変えない鉄の意志を持つ。ZAC2097年に死去し、翌年にはルドルフが後継として新皇帝の座に就いた。 乗機:ギルザウラー カール・リヒテン・シュバルツ ゾイド公式ファンブック及びファンブック4に登場。ガイロス帝国陸軍少佐(のちに中佐に昇進)。ガイロス帝国国防軍最強の第1装甲師団に属し、開戦時は装甲師団の第1大隊の大隊長だったが、中佐昇進に伴い第1装甲師団第1連隊所属を経て第1装甲師団長に就任。プロイツェン一派とは敵対関係にあるガイロス帝国の名門軍閥であるシュバルツ家の当主。ガイロス帝国国防軍の至宝と謳われるほど優秀な若き指揮官であり、ゾイド装甲部隊を率いた電撃戦を得意とし、自ら最前線に立って戦う勇敢なパイロットでもあり、帝国と皇帝に忠義をつくす忠誠心厚き男である。 ZAC2099年に勃発した第二次大陸間戦争については懐疑的だったが、軍人としての節を曲げないゆえにその心情を押し殺し、戦いの指揮を執った。ZAC2101年9月、暗黒大陸での戦いの最中、彼は共和国軍の陣営を訪れ、共和国陸軍中佐ロブ・ハーマンと極秘の会談を行った。その時、帝国軍がシュバルツ暗殺を狙って襲撃。ハーマンは脱出を促すが、彼自ら愛機セイバータイガーで迎撃に出るものの、襲撃者ヨハン・ホルスト・シュタウフィン軍曹に撃破され、重傷を負う。 その後、戦争の終結とプロイツェン打倒のため、ヘリック共和国と手を組み、帝都ヴァルハラへ共和国軍と共に進軍し、皇帝官邸攻撃の指揮官となり、自身は皇帝ルドルフを救うため、アイアンコングを駆って官邸内の地下通路を逆行し格納庫へ辿り着き、プロイツェン操縦のブラッディデスザウラーの口腔内にビームガトリング砲を撃ちこむ。プロイツェンは瀕死の中、起爆スイッチを押して自爆。彼はルドルフをかばいながら格納庫下のシェルターに逃れ、二人とも助かった。 共和国、プロイツェンとの戦いが終わった後、ルドルフと共に中央大陸へ戻る共和国軍を見送るが、戦いの終結前にはプロイツェンの策謀と野心を知りながらも、両国の多くの人々を犠牲にされ、重傷を負わされながらもそれを止められなかった自身を責めていた。 乗機:アイアンコングSS、セイバータイガーSS ステファン・スコルツェニー ゾイド公式ファンブックの登場人物。階級は少尉。帝国軍によって占領されたオリンポス山の特別警戒部隊に所属し、セイバータイガーを駆る。ゼネバス系の出身で、それゆえに軍の内部では不遇な扱いを受けていた。オリンポス山に侵入したハルフォード中佐率いる共和国軍独立第2高速戦闘大隊を圧倒し、勝利を確信したが、ハルフォード中佐操縦のシールドライガーに敗れ戦死。 乗機:セイバータイガー ルドルフ・ツェペリン ゾイド公式ファンブック及びファンブック4に登場。ガイロス皇帝の死により唯一の肉親として10歳の幼さで帝位を継承、皇帝に即位するも摂政となったプロイツェン元帥の傀儡であった。ガイロスの血を受け継いでいるが、冷酷なガイロスと違い民衆を守ろうとする心正しい皇帝で、未成熟ながらパイロットとしても非凡な才を持っていた。 ZAC2101年、プロイツェン一派が帝国首都ヴァルハラで反乱を起こした時、ルドルフは囚われの身となり、皇帝官邸内の格納庫に連れて行かれそこでプロイツェンに正体と真意を知らされる。そしてガイロス帝国を滅ぼそうとするプロイツェンに対して、自国を守るために決闘を申し込み、皇帝専用機であるセイバータイガーゴールドに乗ってプロイツェンが自ら操る首都を爆破するために用意されたブラッディデスザウラーに戦いを挑む。ゾイド性能比に加え、パイロットと経験の差でデスザウラーの爪に捉えられたが、そこへシュバルツ操縦のアイアンコングSSが飛び込んでルドルフを救い、脱出したルドルフは爪や牙でパイプを引きちぎり、僅かとは言え犠牲を抑えガイロス・ヘリック連合軍は全滅を免れた。 ヘリック共和国との戦いが止んだ後はシュバルツと共に中央大陸へと帰る共和国艦隊を見送ったが、その胸中では「この戦乱を終わらせるためならプロイツェンの行為も許そう」と述懐していた。一方で、はじめて見るウルトラザウルスを見上げて驚嘆と歓喜の声を上げるなどの子供らしい面もある。 乗機:セイバータイガーゴールド キルシェ・ハルトリーゲル ゾイド公式ファンブック2のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国陸軍大尉。シュバルツ率いる第1装甲師団第1連隊の副官を務める女性士官。シュバルツ家とは交流の深いハルトリーゲル家の出身。 乗機:レブラプター スーリス・クラレット ゾイド公式ファンブック2のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国空軍曹長。戦略空軍第8航空師団所属の女性飛行パイロット。第二次全面会戦の際、嵐の中レドラーで決死の出撃を志願。彼女が所属する第8航空師団のレドラー決死隊の対地攻撃が共和国防衛線に突破口を開くことに成功した。 乗機:レドラー ドクトルF ゾイド公式ファンブック2の登場人物。ガイロス帝国帝国軍技術部総督。デススティンガーを「我々が追い求めた欠けたピースでは無くピースの欠けた完全体」と呼び、人間のコントロールできない悪魔とし、オーガノイドシステム計画の凍結をプロイツェン元帥に進言した。後日、彼の言った通り、デススティンガーは暴走し、敵味方の区別無く襲ったと言う。しかし、後になってインターフェイスを用いてデススティンガーを制御し、様々なバリエーションが生み出された。 バーガン・デイン ゾイド公式ファンブック2のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国海軍准将。第二次全面会戦においてガイロス海軍第2艦隊を含む混成海兵部隊を指揮するが、荒れた海とヘリック海軍の新鋭ゾイド、ハンマーヘッドに上陸を阻まれた。 乗機:ブラキオス バレット・ガッター ゾイド公式ファンブック2のエースパイロット名鑑に登場。帝国技術部に所属するテストパイロットで階級は中尉。ライトニングサイクス・BSのテスト中、ケイ・イスルギ操縦のブレードライガーKSと遭遇し、交戦した。 乗機:ライトニングサイクス・BS ハンナ・ハンナ ゾイド公式ファンブック2のエースパイロット名鑑に登場。帝国摂政ギュンター・プロイツェンの私兵であるプロイツェンナイツに所属する女性士官。ノンキャリアだが、プロイツェン元帥の下で数々の功を挙げ異例の出世を遂げて陸軍少佐となった。第二次全面会戦の際、増援として西方大陸に派遣され、アイアンコングPKで共和国軍と交戦。ロブ基地突入を果たし無防備状態の基地内で散々に暴れるが、覚醒したゴジュラス・ジ・オーガに撃破される。その後は生死不明。 乗機:アイアンコングPK ブリック・スパンツ ゾイド公式ファンブック2の登場人物。ペール・ジョルドット同様、帝国技術部に所属するテストパイロットで階級は軍曹。西方大陸戦争当時、経済力、工業力共々ガイロス帝国を上回るヘリック共和国を打倒するため、新型ゾイドの開発が急務であった。しかし、意見は主力ゾイドの強化改造とオリンポス山に残された古代文明の超技術「オーガノイドシステム」を用いた新型機の開発と2つに分かれていた。そのため、リッツ・ルンシュテッド、ペール・ジョルドットと共に本国から召集されて模擬戦闘が行われ、ブリックは黒く塗られたセイバータイガーATに搭乗し、ペール操縦のレッドホーンGCと共にリッツ操縦のジェノザウラーと戦うが、圧倒的な戦闘力の前に撃破されて負傷する。なお、彼は勘を研ぐため実戦に出ることも多くその時はゲーターを用いて単身敵地へ侵入するのを好んでいる。 乗機:セイバータイガーAT ペール・ジョルドット ゾイド公式ファンブック2の登場人物。ブリック・スパンツ同様、帝国技術部に所属するテストパイロットで階級は少尉。リッツ、ブリック同様、最前線の西方大陸に召集され、模擬戦闘が行われ、ペールはレッドホーンGCに搭乗し、ブリック操縦のセイバータイガーATと共にリッツ操縦のジェノザウラーと戦うが、圧倒的な戦闘力の前に撃破されて負傷する。なお、本来の愛機はサイカーチスである。 乗機:レッドホーンGC リッツ・ルンシュテッド ゾイド公式ファンブック2の登場人物。階級は中尉。ゾイドを操縦することに魅せられ、国防軍に入隊。軍人ではあるが争うことや殺すことを嫌い、テストパイロットの道を選んだ。どんな状況においても常に沈着冷静であることからアイスマンの異名を持つ。 ZAC2100年初頭、オーガノイドシステムを搭載した新型ゾイド、ジェノザウラーのテストパイロットとして西方大陸エウロペへ派遣され、強化改造されたレッドホーンGCとセイバータイガーAT相手に制式採用をかけた模擬戦闘にて圧勝した。 ZAC2100年3月、帝国軍はより完全なオーガノイドシステムのデータを求めて南エウロペ大陸へ派兵。作戦の一環としてジェノザウラーとガリル遺跡へ派遣され、上陸地点のエルガイル海岸では共和国軍守備大隊をレブラプター部隊と共に一蹴。オーガノイドシステムの影響で殺戮マシーンとなりつつあったが、ガリル遺跡の奥深くで、リッツは共和国軍のアーサー・ボーグマン少佐の駆るブレードライガーと宿命の邂逅を果たす。アーサーに圧倒されながらもリッツは任務を優先。遺跡の天井を破壊してアーサーを振りきった。その後、帝国軍はブレードライガーに対抗するため、ジェノブレイカーを完成させる。共和国軍の大反攻の中、リッツとジェノブレイカーは共和国軍の足止めに派遣され、ヘスペリデス湖に架かる橋を破壊し、敗走する友軍を共和国軍から守った。 ZAC2100年9月、共和国軍がウルトラザウルスを中心とする「デストロイヤー兵団」を編成し、帝国軍西方大陸の本拠地であるニクシー基地へ進撃。帝国軍はリッツをはじめ、ウルトラザウルス攻撃の決死隊を編成。その途中、アーサーのブレードライガーと遭遇。決闘の最中に消息を絶っていたデススティンガーが出現、二機に襲いかかった。デススティンガーを惑星Zi全体の脅威と認識した二人は共闘。アーサーが犠牲となり辛くも勝利する。デススティンガーの巣を破壊し、アーサーの墓を作って弔った後、その犠牲と死闘の中でオーガノイドシステムの真の問題点を知ったリッツは、両軍の計画を止めると決意してジェノブレイカーとともに姿を消した。帝国軍の記録では「生死不明」となった。 乗機:ジェノザウラー、ジェノブレイカー アイガー・レオネード ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)所属で階級は陸軍少佐。あらゆる高速ゾイドを乗りこなす鉄竜騎兵団のエース。小型で軽快なディロフォースを好む。ゾイドバトルカードゲームでは電撃軌道部隊(ブリッツァ・オービット)のメンバーの一人で他のメンバーはアクア・エリウス、アンナ・ターレス、キリー・ブラック、キャプリ・コンラッド、コンチョ・キャンサ、マリエス・バレンシアの6人でキリー・ブラックとマリエス・バレンシアを除けばゼネバス系もしくはネオゼネバス帝国と関わりがある。CGでの乗機はセイバータイガーである。 乗機:ディロフォース アイン・ツェルカンプゥ ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国陸軍少佐で第1特殊工作師団第1戦闘大隊所属。生粋のニクス人であり、帝国軍のエリート将校。幻のように出現しては消え去る鉄竜騎兵団の行方を追っている。 乗機:ライトニングサイクス アンナ・ターレス ゾイド公式ファンブック3の登場人物。ガイロス帝国陸軍の女性士官で第13特殊工作師団第2特務隊に所属。公式ファンブック3のエースパイロット名鑑では階級は大尉となっているが、同巻のエピソード中に登場する遺書では少尉とされている。ヴォルフ・ムーロアの幼なじみでヴォルフの事を呼び捨てで呼んでいた女性であり、お互いに好意を持ち合っていたようである。人間がコントロール出来るように調整され、完成したデススティンガーKFD(キラー フロム ザ ダーク)に搭乗し、共和国に占領されたニクシー基地を襲撃したが、KFDの性能が暴走時のものに及ばなかった故に基地防衛のライガーゼロ部隊に掴まり、レイ・グレッグの操縦するライガーゼロに敗れ、機密保持の為にKFDと共に自爆。ヴォルフの心に深い傷を残した。なお、ゾイドバトルカードゲームでは電撃軌道部隊(ブリッツァ・オービット)のメンバーの一人。 乗機:KFD(キラー フロム ザ ダーク) イドゥン・エント ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国陸軍曹長でガイロス帝国国防軍の主力を担う第2装甲師団第1突撃大隊に所属する女性下士官。進撃してくる共和国軍主力と対峙した。 乗機:モルガ ウルティ・メイラム ゾイド公式ファンブックのエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国海軍中尉で第1打撃戦隊に所属する女性士官。海洋ゾイドとの相性が良く砲撃の腕も一流。アンダー海海戦に従軍しており、戦隊で一番の命中率を誇った。 乗機:ブラキオス オルディ・ディン ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国海軍少尉で海軍第4特殊潜航隊に所属する女性士官。シンカーのパイロットとしてアンダー海海戦に従軍。ウルトラザウルスの飛行甲板に直撃弾を命中させた。 乗機:シンカー クーリム・リン ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国陸軍少佐で第1装甲師団第1突撃大隊所属の女性士官。第1装甲師団長シュバルツ中佐の命を受けガイロス帝都ヴァルハラ守備の任務につき、プロイツェン元帥の動向を探っている。 乗機:ダークホーン コンチョ・キャンサ ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国陸軍少尉で第21特殊工作師団第1奇襲攻撃大隊所属。とぼけた人柄で部隊の人気者だが、実は鉄竜騎兵団の工作員。帝国軍主力部隊の中で破壊活動を目論んでいる。ゾイドバトルカードゲームでは電撃軌道部隊(ブリッツァ・オービット)のメンバーの一人。 乗機:ヘルディガンナー ズィーガー・シャン ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国陸軍軍曹で第21特殊工作師団第1奇襲攻撃大隊所属。同じ部隊所属のコンチョの相棒で彼の立案した計画を機械のように正確に実行する破壊活動のプロ。 乗機:ヘルディガンナー ズィグナー・フォイアー ゾイド公式ファンブック3の登場人物。ガイロス帝国陸軍大尉。後にネオゼネバス皇帝となるヴォルフ・ムーロアを「殿下」と呼び、影のように付き従い絶対的な忠誠を誓っている腹心である。暗黒大陸戦争時、閃光師団のレイ・グレックと交戦中のヴォルフを逃がすため、デスザウラー復活のために作られた実験機ブラッディデーモンに乗り込みレイと閃光師団(レイフォース)と戦い、逃げたヴォルフを追おうとするレイを阻む。しかし、ホバーカーゴに引き返して急ごしらえの装備を整えたレイのライガーゼロとの激闘の末、荷電粒子砲を放ってオーバーロードを起こしたブラッディデーモンを撃破されるも、直後に引き返してきたヴォルフに救出されて鉄竜騎兵団本隊と合流し、中央大陸デルポイを目指した。 乗機:ブラッディデーモン ヒンター・ハルトマン ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国陸軍大尉。装甲師団独立突撃隊所属。ニクシー基地攻防戦でエレファンダー決死隊の指揮をとり、共和国軍の大軍相手に奮戦。20機以上の敵ゾイドを撃破したものの多勢に無勢で戦死。 乗機:エレファンダー フェア・ディーンスト ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)所属の女性士官で階級は陸軍中尉。ブラッディデーモンのテストパイロットだったが、ブラッディデーモンをズィグナーに譲り心ならずとも基地から脱出し生還する。 乗機:ブラッディデーモン リュウジ・アカイ ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国陸軍上等兵。装甲師団独立第11突撃大隊所属だったが、ニクシー基地攻防戦の際、帝国軍の基地脱出の時間を稼ぐため、殿軍となったヒンター・ハルトマン大尉率いるエレファンダー決死隊やゼネバス系将兵と共にニクシー基地決死隊に選ばれたが、最後のホエールキングに救われて脱出に成功した。 乗機:ブラックライモス レッツァー・アボロス ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国特殊工作師団第4傭兵大隊所属。西方大陸戦争終結後、ヘリック・ガイロス両軍に所属したエウロペ大陸出身者の傭兵はアーバインのように共和国軍に従って暗黒大陸の戦いに従軍、もしくは故郷に戻ったりしたが、撤退する帝国軍について行き暗黒大陸までやってきた変わり者。ライガー系ゾイドと戦うのが生き甲斐と感じている。 乗機:セイバータイガー レディ・コーラル ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国陸軍中尉で第1装甲師団第1突撃大隊所属の女性士官。クーリム・リン少佐の副官だが、実はゼネバス系の将校。クーリムの動向を逆に監視する使命を持つ。 乗機:レッドホーン レニー・キュール・シュヴェスター ゾイド公式ファンブック3のエースパイロット名鑑に登場。ガイロス帝国陸軍少佐で装甲師団独立第28強襲戦闘大隊所属の女性士官。閃光師団の進路上にある帝国軍拠点を守っていたが、鉄竜騎兵団の奇襲を受けて負傷。部隊も鉄竜騎兵団によって壊滅してしまった。 乗機:アイアンコング ヨハン・ホルスト・シュタウフィン ゾイド公式ファンブック4の登場人物。ガイロス帝国陸軍軍曹。ステファン・スコルツェニー少尉同様、元はゼネバス帝国の家系出身で、それゆえ軍では不遇の扱いを受けていたため、ゼネバス復古を目指す鉄竜騎兵団の尖兵となり暗躍した。共和国と同盟を結ぼうとするカール・リヒテン・シュバルツ中佐を暗殺すべく、ライガーゼロイクスを駆り、会談が行われる共和国基地を襲撃する。シュバルツのセイバータイガーSS(シュバルツスペシャル)と、ロブ・ハーマンのケーニッヒウルフと激突し、一応はシュバルツに重傷を負わせる事に成功するも、途中、基地の中にて共和国最終兵器マッドサンダーを発見。功名心に駆られ破壊せんとしたが、一瞬の隙を突かれてライガーゼロイクスを撃破され志半ばで戦死した。 乗機:ヘルキャット、ライガーゼロ(ライガーゼロイクス)
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