デススティンガーとは? わかりやすく解説

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デススティンガー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/05 02:12 UTC 版)

デススティンガー(DEATH STINGER)は、『トミー』(現タカラトミー)が展開する『ゾイド』シリーズに登場する架空の兵器。


注釈

  1. ^ コロコロコミック誌における試作品掲載記事においては、「凶戦士(バーサーカー)」という当て字も用いられていた[7]
  2. ^ 先行してオーガノイドシステム(OS)の一部を導入したジェノザウラーが搭乗者に与えるストレスや操縦性において致命的な欠陥を抱えていたことから、帝国軍はより完全なOSのデータとその完成を欲した。そのために派兵した南エウロペ大陸のガリル遺跡からこのデススティンガーのゾイドコア回収に成功したガイロス帝国軍であったが[10]、帝国技術総督ドクトルFはこのゾイドを自分たちが追い求めた欠けたピースではなく、「ピースの欠けた完全体」と形容し、開発中止を進言している[6]。後に発見されたインターフェイス(OSがもたらす搭乗者への精神的なストレスを肩代わりするゾイド)によって欠けていたOSのピースは揃い、その搭載ゾイドは人間の完全な制御下に置かれた[8]
  3. ^ 加えて、裏面の腹部は背部に比べ装甲が薄いため、機体を横転させれば有効打を与えることが出来る[12]
  4. ^ ゾイドシリーズにおいて衝撃砲は衝撃波を発射して攻撃する兵装であるが[20]、このショックガンが同様の装備であるかは定かではない。
  5. ^ デススティンガーの暴走時点で、同機のパイロットは死亡した[22]
  6. ^ 一方で、2015年2月に発売された「HMM デススティンガー」の組立説明書においてはオリジナルキャラクターのテストパイロット「ローガット・リンゼイ大尉」の視点から暴走時の状況を描いた独自ストーリーが掲載され、バトルストーリー中では部隊長が感知していなかったデススティンガーの暴走(覚醒)は同説明書では予見されていたものであり、リンゼイを除く部隊には、覚醒もしくはその兆候が現れた場合、貴重な生体サンプルであるデススティンガーのコアを持ち帰る旨の密命が下されていたという独自の内容となっている(設定上も胴体部がコアのための緊急脱出装置となる構造になっている。)。また、最終的にバトルストーリーにおいて唯一脱出に成功していた部隊長の機体(ライトニングサイクス)はデススティンガーの荷電粒子砲によって撃破されている。
  7. ^ 強化人間であっても完全に順応することはできないため、作中では搭乗後に不調を来したハンナがドクトルFによって何らかの処置を受けている[24]
  8. ^ 市販されていない懸賞などで当たる全身金メッキのゾイドは、他にマッドサンダーブレードライガーがある。
  9. ^ 月刊コロコロコミック誌掲載時点のバトルストーリーでは、無人操縦機という設定であった[26]。本能に従ってゾイドコアを狙うものの[26]、試作型と比較しパワーが劣る量産機体とされていた[12]
  10. ^ この時、閃光師団のレイ・グレックはアーサー・ボーグマン少佐のブレードライガーABから回収された記録を元に、対デススティンガーにおける戦闘シミュレーションを行っており、関節に対する攻撃法を予め踏まえたうえでこの戦いに挑んでいた。なお、この戦いはインターフェイスを搭載したデススティンガーの実働テストを兼ねていた。最終的に戦闘によって行動不能となったKFDは機密保持のため、すべてが自爆処理されている[30]
  11. ^ EXTYとは、『電撃ホビーマガジン』誌の2000年1月号から5月号にかけて掲載されていた連載ストーリー「ZOIDS戦記2089 CHAOTIC CENTURY」に登場する組織で、惑星Zi大異変後に減少したゾイドを捕獲する任務を帯びていた共和国の部隊。
  12. ^ アニメーション「ゾイド -ZOIDS-」第63話においては、衝撃波を発して敵を攻撃する描写が見られた。
  13. ^ レーザーシザースがブレードライガーとほぼ同サイズ。

出典

  1. ^ 月刊コロコロコミック2000年2月号 2000, p. 76.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 公式ファンブック2 2001, p. 88-89.
  3. ^ a b c 『EZ-036 デススティンガー』トミー、2000年10月12日発売、商品パッケージ。
  4. ^ 公式ファンブック4 2004, p. 101.
  5. ^ a b c d e f g h i 月刊コロコロコミック2000年9月号 2000, p. 46-47.
  6. ^ a b c d e f g h i 公式ファンブック2 2001, p. 40-43.
  7. ^ 月刊コロコロコミック2000年7月号 2000, p. 17.
  8. ^ a b c d e 公式ファンブック3 2002, p. 25,31.
  9. ^ a b c d e f g 「ゾイドオフィシャルファンブックEX.vol.1」『RZ-064 ゴジュラスギガ』トミー、2002年9月28日発売、付属冊子。
  10. ^ 公式ファンブック2 2001, p. 16-23.
  11. ^ 公式ファンブック3 2002, p. 29.
  12. ^ a b 月刊コロコロコミック2001年3月号 2001, p. 27.
  13. ^ 機獣新世紀ZOIDS第4巻 2001, p. 179-180.
  14. ^ 機獣新世紀ZOIDS第4巻 2001, p. 112-113,118-120.
  15. ^ タカラトミー イベント情報局【公式】 2020年12月17日、午前8時9分のtweet”. Twitter. 2020年12月29日閲覧。
  16. ^ タカラトミー イベント情報局【公式】 2020年12月18日、午前8時11分のtweet”. Twitter. 2020年12月29日閲覧。
  17. ^ 『HMM 041 EZ-036 デススティンガー』コトブキヤ、2015年2月、組立説明書。
  18. ^ a b 小学四年生2000年10月号 2000, p. 18-19.
  19. ^ 公式ファンブック2 2001, p. 55.
  20. ^ ゾイドバトルストーリー 1987, p. 22-23.
  21. ^ a b 電撃ホビーマガジン2000年10月号 2000, p. 209.
  22. ^ 月刊コロコロコミック2000年9月号 2000, p. 54-55.
  23. ^ a b c 公式ファンブック2 2001, p. 50-60.
  24. ^ a b 機獣新世紀ZOIDS第4巻 2001, p. 108-121.
  25. ^ a b c d e f 「KFD(キラーフロムザダーク)」『ゾイドバトルカードゲーム ブースターパックVOL.4』トミー、2001年3月発売、収録カードの記述。
  26. ^ a b 月刊コロコロコミック2001年2月号 2001, p. 50-53.
  27. ^ 月刊コロコロコミック2001年1月号 2000, p. 51.
  28. ^ a b 月刊コロコロコミック2001年2月号 2001, p. 54-55.
  29. ^ 公式ファンブック3 2002, p. 25,116.
  30. ^ a b 公式ファンブック3 2002, p. 24-31.
  31. ^ a b 電撃ホビーマガジン2001年3月号 2001, p. 190-191.
  32. ^ 電撃ホビーマガジン2002年3月号 2002, p. 228-229.
  33. ^ a b c d e f g 電撃ホビーマガジン2001年1月号 2001, p. 212-213.
  34. ^ 電撃ホビーマガジン2001年8月号 2001, p. 176-177.
  35. ^ a b c d e f g h i j k l m 『デススティンガーZS』トミー、2004年4月、商品パッケージ。
  36. ^ a b 電撃ホビーマガジン2003年6月号 2003, p. 159-161.
  37. ^ a b c ZOIDS SAGA』トミー、2001年11月30日、ゲーム内ゾイド図鑑。
  38. ^ a b c d e f g h i j k l ゾイド改造マニュアル 2001, p. 32-33.
  39. ^ 小学四年生2001年6月号 2001, p. 40-42.
  40. ^ ゾイドバトラー雷牙・第2巻 2001, p. 75-79、83-85.
  41. ^ 小学五年生2000年12月号 2000, p. 48-49.
  42. ^ ゾイドバトラー雷牙・第1巻 2001, p. 114-128.
  43. ^ 小学二年生2000年12月号 2000, p. 72-73.
  44. ^ ゾイド改造マニュアル 2001, p. 56.
  45. ^ 小学三年生2001年1月号 2001, p. 25-27.
  46. ^ 小学三年生2001年2月号 2001, p. 25-27.
  47. ^ ゾイド改造マニュアル 2001, p. 57-59.
  48. ^ a b 「デススティンガー・HlS」『ゾイドバトルカードゲーム エキサイティングブースター』トミー、2001年7月発売、収録カードの記述。
  49. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ゾイドエンサイクロペディア 2009, p. 42-43.


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