映画情報 |
アイスマン
| 原題: | Iceman |
| 製作国: | アメリカ |
| 製作年: | 1984 |
| 配給: | ユニヴァーサル映画=CIC配給 |
| キャスト(役名) |
| Timothy Hutton ティモシー・ハットン (Dr. Stanley Shephard) |
| Lindsay Crouse リンゼイ・クローズ (Dr. Piane Brady) |
| John Lone ジョン・ローン (Charlie) |
| Josef Summer ジョセフ・サマー (Whitman) |
| David Strathairn デイヴィッド・ストラザーン (Dr. Singe) |
| Philip Akin フィリップ・エイキン (Dr. Vermeil) |
| 解説 |
| 4万年前に生存していたアイスマンが北極の氷の中から甦り、若き人類学者と交流するというSF映画。製作はノーマン・ジュイソンとパトリック・パーマー、監督はフレッド・スケピシ。ジョン・ドリマーの原作を基にチップ・プローザーとドリマーが脚色。撮影はイアン・ベイカー、音楽はブルース・スミートン、編集はビリー・ウェーバーが担当。出演はティモシー・ハットン、リンゼイ・クルーズ、ジョン・ローン、ジョセフ・サマー、デイヴィッド・ストラザーン、フィリップ・エイキンなど。日本版字幕は菊地浩司。カラー、シネスコサイズ。1984年作品。 |
| ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
| 何千万年もの歴史が氷河の一部となって眠っている北極の地。その氷の洞窟の中で巨大な氷塊が発見され、ただちにポラリス採鉱化学会社の北極リサーチ・センターに運ばれた。同センターの低温生物学者ブレイディ博士(リンゼイ・クルーズ)は人類考古学上貴重な発見ということで関係者を召集、レーザー光線で氷塊を切断したところ、中から男が現われた、人類考古学者のシェファード(ティモシー・ハットン)は、男は狩猟者であり、4千万年前のネアンデルタール人だと断定した。しかも解凍の結果、体の細胞はDNAを合成し脳波も動いていることが分かった。アイスマンは生きていたのだ。翌日、シェファードはアイスマンの特殊な保身能力を調べるため単身でビバリウムの中に入っていった。アイスマンは腕をあげて威嚇したが、シェファードは臆せず近づきほほえみかけた。その瞬間、アイスマンは彼を押し倒し大きな石を振りかざした。ところがシェファードがさし出した顔写真を見ると、自分の胸を指差してチャルー(ジョン・口ーン)と呟いた。シェファードは彼をチャーリーと呼び、自分の名前を教えた。2人はすっかり打ち解け合った。そのとき突然、鳥のような鳴き声が聞こえ、アイスマンは「ダービー」と叫んだ。シェフアードはアイスマンの言葉の糸口を掴むため、言語学者チャップマンを呼び寄せた。彼女は、アイスマンともっと親しくなれば何か明らかになるだろうと助言した。2人は、言葉は通じないながらも交流を深めていった。しかしブレイディたちの興味の対象は彼の凍結防止能力だけであつた。シェファードの反対にも拘らず、アイスマンは肝臓検査を受けた。シェファードはブレイディにビバリウムに一緒に入ってくれと頼む。女性を見たらきっと反応するに違いないと考えたからだ。しかしブレイデイは拒否した。シェファードがアイスマンを観察していたとき、ブレイディが入ってきた。アイスマンは彼女を見て反応した。彼は2人の見る前で女と子供の絵を描く上、何か叫びながら楽しそうに走り回った。彼にも家族がいたのだ。そのとき、ビバリウムの上でヘリコプターの爆音が響き渡り、アイスマンは興奮しビーダー”と叫んで岩の上によじ昇った。数日後、アイスマンは逃げ出し、薬品室に侵入した。物音に気づいたメイナードが部屋に入ったところ、アイスマンの槍が彼の体を貫いた。メイナードが一命を落とした以上、単なる事故として片付けられない問題だと、ブレイディは主張した。シェファードは毛皮を手にビバリウムからアイスマンを連れ出した。アイスマンとシェファードはひたすら氷原を歩き続けた。が突如、氷が割れ巨大なクレバスが口を開いた。ちょうどそこに追跡隊のヘリが現われ、アイスマンはビーダーと叫ぶと両手をあげ、下降した機隊の脚にしがみついた。彼の体はヘリと共に空を飛び始めた。シェファードの眼前で、アイスマンの体はヘリを離れ、ゆっくり宙に舞った。(ユニヴァーサル映画=CIC配給/上映時間1時間41分) |
ウィキペディア |
アイスマン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/02 13:52 UTC 版)
| アイスマン(エッツィ) | |
|---|---|
| 生誕 | 紀元前3300年頃 現在のイタリア、ボルツァーノ県ヴェルトゥルノ近辺 |
| 死没 | 紀元前3300年頃(約45歳) イタリア・オーストリア国境のハウスラプヨッホ |
| 身長 | 1.65m |
| 体重 | 50kg |
アイスマン(英語: Iceman; Ötziとも)は、1991年にアルプスにあるイタリア・オーストリア国境のエッツ渓谷(ドイツ語: Ötztal; 海抜3210メートル)の氷河で見つかった、約5300年前の男性のミイラ[1]の愛称である。
目次 |
経緯
発見当時、発見された場所にちなんでオーストリアの新聞記者がエッツィ(Ötzi)と命名した。のちに発見場所がわずかに国境を越えていたことが判明し、イタリアに引き渡され、ボルツァーノ県立考古学博物館で公開されている。現在もイタリアの南チロル考古学研究所で調査が続けられている。
また同研究所は、発見当時の氷の中のアイスマンの精巧なレプリカの他、彼の所持品のレプリカと研究の成果を合わせて、世界各国で「氷の中からやってきた男」(イタリア語: Uomo Venuto Dal Ghiaccio、英語: Man From The Ice、ドイツ語: Der Mann Aus Dem Eis)と題した展示会を開いている。2005年4月には、愛知県で開催された愛・地球博にちなみ、「アイスマン展」と題した展示会が名古屋の名古屋ボストン美術館と豊橋の自然史博物館で催された。
特徴
- 作りかけの弓矢や精錬された銅製の斧を所持していた。
- 背後に刺青の跡があり、つぼ治療をした痕と推測されている。
- 腸に鞭虫が寄生しており、また靴紐にその寄生虫除去に効果があると考えられる成分ポリポレン酸を含んだカンバタケをつけていた
- DNAの遺伝学的調査により、現在のアルプス北部の住民に近いことがわかった。
- 目の色が茶色で、血液型はO型、牛乳が苦手だった可能性が高い。[2]
死因
長らく彼の死亡の原因は専門家の間でも様々な説が唱えられた。凍死説が有力であったが、2001年にのX線撮影で左肩に矢尻が見つかり、これが死因である可能性が高まった。ただし、死体の解剖分析は極めて貴重な資料を損傷するとして許可されないため実証することが難しかった。2007年にスイス・チューリヒ大などの研究チームが行ったコンピューター断層撮影装置により、動脈付近の傷が詳細に分析され、動脈損傷による失血死であることが実証された。
アイスマンは発掘現場の周辺で採取した植物の分析から、標高700mの麓に居住していたと推定されており、その地点では有史以前の遺跡も存在している。また付着した花粉分析から死亡時季は晩春と推定されているが、残雪が大量に残っている季節に岩と氷しかない3,000mを越える地点に登った理由は不明である。
部族間の争いに巻き込まれ、山を越えて逃亡する最中に死亡したという説や、アイスマンは麓の牧人であり、放牧のために高地に登ってきた際に何らかの災難にあったという説がある。
2010年には、イタリアの考古学者が、これまでの説を否定し、アイスマンが麓で死亡した後に、発見場所に運ばれ埋葬された可能性が高いという説を発表している。その証左として、発見された装備品が未完成のままであるという点と、胃の残存物から彼は4月頃に死亡したと推測されたものの、発見現場から8・9月頃の花粉が見つかっている点を挙げている。そのため、「麓の戦いで死に、(死亡時期の4月は積雪で登れないため)数ヶ月後に現場に埋められた」と結論付けている[3]。
ただし、いずれにしても仮説の域をでないものであり、実証できる証拠はほとんどない。
その他
これまでアイスマンに関わった7人の法医学者、第一発見者夫婦のうち夫、ジャーナリストら関係各者が相次いで死亡した。例えば、法医学者が偶発的な事故死を遂げ、関係者の1人がその葬儀に出席する際の交通事故で死亡し、更に発見者夫婦の夫も死亡している。「ミイラの呪いでは?」と話題を寄せているが、発掘には数百人が関わってきたこと、アイスマン発見からすでに20年以上経過していることを考えれば、このうち何人かがすでに亡くなっていることは特に驚くことではないとの指摘もある。
- ^ 正確にはウェット・ミイラ、脱水処理をされていないミイラ
- ^ 「アイスマン」目は茶色=5300年前の男性ミイラ-DNA解読で判明・国際チーム
- ^ 2010年8月28日「京都新聞」8面(国際欄)『アイスマンは埋葬の可能性』より。
- 1 アイスマンの概要
- 2 参考文献
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