デルポイ【Delphoi/Δελφοί】
読み方:でるぽい
デルポイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/28 05:27 UTC 版)
デルポイ(古代ギリシア語: Δελφοι[1])は、古代ギリシアのポーキス地方にあった聖域。パルナッソス山のふもとにあるこの地は、古代ギリシア世界においては世界のへそ(中心)と信じられており、ポイボス・アポローンを祀る神殿で下される「デルポイの神託」で知られていた。古代デルポイの遺跡はユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。
- ^ 古代ギリシア語ラテン翻字: Delphoi
- ^ Plato, Charmides 164d-165a.
- ^ http://polylogos.org/hs002.html
- ^ “Archaeological Site of Delphi” (英語). UNESCO World Heritage Centre. 2023年4月28日閲覧。
デルポイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 00:14 UTC 版)
デルポイはアポローンの神託所で、ギリシア世界では最大の権威を持つ聖地であるが、少なくともミケーネ文明以前の時代から開けており、元は他の別神格の信仰中心地であったと考えられる。神話によれば、もともとガイアの聖地だったものを、番人の大蛇ピュートーンを射殺して奪ったものだという。神託は巫女・ピューティアーにより詩の形で与えられた。ギリシア人たちは、主に植民市建設の助言を貰い受けるためにデルポイを訪れ、デルポイは捧げ物によって繁栄を謳歌した。戦勝記念にもギリシア各地から贈り物が届けられ、マラトンの戦いの際にはアテナイから神殿が寄贈され、ガウガメラの戦いの勝利後には東方遠征中のアレクサンドロス大王から敵兵の武具が寄贈された。 このほか、生誕地とされるデーロス島、ミーレートス市近郊のディデュマもアポローンの聖地とされる。
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