カタパルトとは? わかりやすく解説

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catapult

別表記:カタパルト

「catapult」の意味・「catapult」とは

「catapult」は英語の単語で、主に二つの意味を持つ。一つ目は、古代投射兵器で、大きな石や矢を遠くへ飛ばすために使用されたものを指す。二つ目は、急激に前進させる、または急上昇させるという意味である。具体的な例としては、「彼のキャリアはcatapultした」のように、ある人のキャリア急速に上昇した状況表現する際に用いられる

「catapult」の発音・読み方

「catapult」の発音は、IPA表記では /ˈkætəpʌlt/ となる。日本語カタカナ表記では「カタパルト」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わるものではない。

「catapult」の定義を英語で解説

英語での「catapult」の定義は次の通りである。「A catapult is a device used to throw or hurl a projectile a great distance without the aid of explosive devices.」また、To catapult means to move suddenly and quickly in a specified direction.」これらの定義から、「catapult」は物を遠くへ飛ばす装置、または急速に進むことを指す単語であることが理解できる

「catapult」の類語

「catapult」の類語としては、「slingshot」、「trebuchet」、「ballista」などがある。これらはいずれ投射兵器を指す単語である。「catapult」が急速に進むことを指す意味では、「rocket」、「skyrocket」、「surge」などが類語となる。

「catapult」に関連する用語・表現

「catapult」に関連する用語表現としては、「launch」、「hurl」、「fling」、「propel」などがある。これらは物を力強く投げる、または急速に進むという意味合いを持つ動詞である。

「catapult」の例文

以下に「catapult」を使用した例文10挙げる1. The ancient Romans used a catapult to attack their enemies.(古代ローマ人は敵を攻撃するためにカタパルトを使用した。) 2. His career catapulted after he won the award.(彼は賞を受賞した後、キャリア急上昇した。) 3. The company's sales catapulted thanks to the new product.(新製品おかげで、その会社売上急上昇した。) 4. The stone was launched from the catapult.(石はカタパルトから発射された。) 5. The news catapulted her to fame.(そのニュースは彼女を一躍有名にした。) 6. The catapult was a powerful weapon in ancient times.(カタパルトは古代強力な武器であった。) 7. The success of the movie catapulted the director into the spotlight.(その映画成功監督一躍脚光送り込んだ。) 8. The catapult is a device used to hurl a projectile.(カタパルトは投射物投げるための装置である。) 9. The scandal catapulted the politician out of office.(そのスキャンダル政治家一躍失脚させた。) 10. The invention of the catapult changed the course of warfare.(カタパルトの発明戦争進行変えた。)

カタパルト

英語:catapult

「カタパルト」とは、航空機短距離発進できるだけ推進力加え射出装置意味する表現である。主に空母航空母艦)に搭載され設備指し、「艦載機射出機」などと訳される古来武器である「投石器」を指す場合もある。

「カタパルト」の詳しい解説

「カタパルト」は、基本的に航空機射出使用する装置を指す言葉である。外部からエネルギー加えて航空機速度一気高めるために使用される航空機離陸するためには十分に加速する必要があり、通常長い滑走路を必要とするが、カタパルトを使って加速させることで離陸必要な速度まで短距離到達できる

カタパルトは、滑走路必要な距離を確保しにくい空母で特に活用される空母巨大であり、カタパルトがなくても航空機離陸できるだけの滑走路用意できる場合でも、カタパルトを使えばその分だけ航空機多く配備できる。

空母のカタパルトは、甲板埋め込まれる形で設置される甲板にはカタパルトのレールが敷かれる航空機は、前輪をカタパルトと接続し引っ張られる形でレール沿って発進することになる。カタパルトの動力源としては、火薬蒸気空気、あるいは電磁力などが用いられる

「カタパルト」の語源・由来

「カタパルト(catapult)」の語源は、ラテン語「catapulta」に、さらにギリシア語の「katapeltes」に遡る。本来は弓や投擲する武器(弩)を指す言葉である。

小石を飛ばす「ぱちんこ」は、アメリカ英語では「スリングショットslingshot)」というが、イギリス英語では「カタパルト(catapult)」という。

「カタパルト」を含むその他の用語の解説

カタパルト(投石機)

「カタパルト」は、もともとは兵器一種である「投石機」を指す言葉である。石あるいは弓やといった殺傷力のある物体を、遠方敵陣深く投擲することができる。古代戦争では大い活躍した

「カタパルトデッキ(ガンダム)」

「カタパルトデッキ」は、「ガンダムシリーズ登場する架空設備である。宇宙戦艦搭載されており、モビルスーツロボット)の発進使用する作中では、モビルスーツ初速高めるため、モビルスーツ側のエネルギー削減モビルスーツエンジン噴出によって、格納庫内が吹き飛んでしまうことを防ぐためといった理由使用される。カタパルトデッキを使用しなくても発信できる場合もあるのかもしれないが、カタパルトデッキの上から勢いよく発進した方が格好良い

「蒸気カタパルト」とは

蒸気カタパルト」は、水蒸気の力によって作動するカタパルトのことである。水蒸気シリンダー中に送り込み圧力高めた上で、その圧力開放することでカタパルトとしての推力生み出す第二次世界大戦後生まれたカタパルトであり、従来空気圧油圧使用したものより、重い航空機発進させることができる。また、作動するまでの時間短く済むという強みもある。

「電磁式カタパルト」とは

電磁式カタパルト」は、電磁力リニアモーターの力)で作動するカタパルトのことである。電力によって出力コントロールすることで、簡単にスピード調整ができるというメリットがある。また、カタパルトの中ではサイズ小さく設置必要なスペース少なく済むという利点もある。ただし電磁力使って十分な力を加えるためには大量電力が必要となるため、空母搭載するにしても大規模発電機が必要となるという難点がある。

カタパルト【catapult】

読み方:かたぱると

圧搾空気火薬などの力で、艦船などの甲板から飛行機発進させる装置射出機

「カタパルト」に似た言葉

【カタパルト】(かたぱると)

  1. 航空母艦飛行甲板上で艦載機強制的に加速させて射出する装置
    ただし第二次世界大戦頃までは、水上機発艦のために戦艦巡洋艦搭載されていることも多かった
    艦載機大型化伴って自力発艦難しくなり、また巡洋艦などには固定翼水上機替わって回転翼ヘリコプター搭載されようになったため、現在では航空母艦以外には稀である。

    動力として、かつては火薬油圧利用していたが、重量のあるジェット機発艦させるには、しばしば力不足であった
    このため、より強力な蒸気圧によるカタパルトがイギリス発明され以後アメリカ空母全面的に採用された。
    これら蒸気圧によるカタパルトを、特に蒸気カタパルト(steam catapult)と呼ぶ。
    この蒸気を得るため、蒸気タービン動力源とする航空母艦が多い。
    また、蒸気に代わって電磁力使用した電磁カタパルト開発中である。

    関連ジェットブラストディフレクター ブライドル ローンチバー スキージャンプ

  2. 攻城兵器としての投石器
    紀元前三世紀ごろ、ギリシャアルキメデス発明したと言われる
    城の内側か城壁越えて、外の敵を攻撃する際にも使用された。
    帯状丈夫な布または革をを二つ折りにして中央に石を挟み、この帯革回転する腕木先に吊るして遠心力で石を投げたようである。
    大砲発明されるまで、ヨーロッパ戦争主役であり続けた

カタパルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/31 13:25 UTC 版)

カタパルト (:Aircraft catapult) は、艦艇(現代では主に航空母艦)などから航空機を射出するための機械である。また宇宙船や架空のロボットなどを射出する装置もカタパルトと呼ばれる。射出機(しゃしゅつき)とも呼ばれる。また、地上から滑走路を使わずに離陸する場合に使われる、動力つきの発射台もカタパルトと呼ばれ、世界初の動力有人機ライトフライヤー号も、杭打ちやぐらカウンターウエイトの組み合わせで機体を撃ち出すカタパルトを用いて飛行に成功している。[1]




「カタパルト」の続きの解説一覧

カタパルト (Catapult)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/11 14:13 UTC 版)

ポトリス」の記事における「カタパルト (Catapult)」の解説

古典古代期の投石機のような姿を持つタンク通称投石」、「石」、「岩」など。石、火炎石を武器とし、炎に耐性がある。

※この「カタパルト (Catapult)」の解説は、「ポトリス」の解説の一部です。
「カタパルト (Catapult)」を含む「ポトリス」の記事については、「ポトリス」の概要を参照ください。


カタパルト (Catapult)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/16 16:26 UTC 版)

ストロングホールド」の記事における「カタパルト (Catapult)」の解説

石をバネによって投射する投石機移動可能。敵城施設破壊威力発揮する稼動には技術兵2名が必要。ゴールド200必要。「疫病かかった牛」を投げ込むこともでき、これにより疫病発生させて敵領民敵兵ダメージ与えることも可能。牛は酪農場から徴用され、投げ込んだ分だけその時牧場にいる牛が減る事になる。投擲する石は生産時は20用意されているのみだが、自軍貯蔵場石材があれば石を補充することができる(石材10から石20補充)。

※この「カタパルト (Catapult)」の解説は、「ストロングホールド」の解説の一部です。
「カタパルト (Catapult)」を含む「ストロングホールド」の記事については、「ストロングホールド」の概要を参照ください。

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