アルキメデスとは? わかりやすく解説

アルキメデス【Archimēdēs】

読み方:あるきめです

[前287ころ〜前212ころ]古代ギリシャ数学者物理学者積分法先駆となる放物線円・球などの求積法アルキメデスの原理発見揚水器の発明、てこ・重心原理の解明など多方面にわたって活躍


アルキメデス

作者多田美香

収載図書小町
出版社文芸社
刊行年月2001.2


アルキメデス

名前 Archimèdès; Archimēdēs

アルキメデス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 10:29 UTC 版)

アルキメデス(Archimedes、: Ἀρχιμήδης紀元前287年? - 紀元前212年)は、古代ギリシア数学者物理学者技術者発明家天文学者古典古代における第一級の科学者という評価を得ている。


注釈

  1. ^ アルキメデスは『螺旋について』にてペルシウムのドシセオスに宛てた序文を載せているが、そこで彼は「コノンが亡くなってから何年もが過ぎた」と書いている、サモスのコノンは紀元前280年から紀元前220年を生き、この言葉はアルキメデスが著作を書いた時は晩年だった可能性を示す。
  2. ^ 紙も鉛筆もない時代、浅い箱に砂を入れ、字や図が描けるようにした道具
  3. ^ 鉛を混ぜたとする資料もある。
  4. ^ 原文:He placed his whole affection and ambition in those purer speculations where there can be no reference to the vulgar needs of life.
  5. ^ アルキメデスの失われた著作については、他にZeuxippusに宛て『砂の計算』で用いた数の単位を説明した『Principles』、『On Balances and Levers』『On the Calendar』がある。T. L. ヒース英語版は、後世に伝わるアルキメデスの業績は『平面の釣合について I』『放物線の求積』『平面の釣合について II』『球と円柱について I, II』『螺旋について』『円錐と球体について』『浮体の原理 I, II』『円周の測定』『砂の計算』だと主張した。
  6. ^ カール・ベンジャミン・ボイヤーの『数学の歴史』(A History of Mathematics、1991年)では「一般にヘロンの公式と呼ばれる三辺の長さから三角形の面積を求める公式は、ヘロンよりも数世紀前の人物であるアルキメデスの仕事だとアラブの学者は伝える。彼らはまた、broken-chord定理もアルキメデスの作だと考える。アラブ人は、いくつもの定理をアルキメデスが証明したと報告している」と述べられている。

出典

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  7. ^ : μή μου τούς κύκλους τάραττε: Noli turbare circulos meos: Do not disturb my circlesRorres, Chris. “Death of Archimedes: Sources” (英語). クーラン数理科学研究所英語版. 2007年1月2日閲覧。(円を乱すな)。しかし、この俗説はプルタルコスの記述の中に見出せない
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アルキメデス

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God of War: Ascension」の記事における「アルキメデス」の解説

かつて誓約交わしたアポロのために巨大な彫像デロス島建設する発明家

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アルキメデス

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ヘウレーカ」の記事における「アルキメデス」の解説

天才学者であるが、70歳越した老人であり、研究以外のことについては認知症気味。シラクサローマ派の重鎮であり、シラクサのみならず地中海世界全体から尊敬集めている。街には防御用に彼が作った兵器いたるところ設置されており、ローマ軍苦しめる。しかしながらそのような人を殺す「兵器」の開発をしたことを後悔している。ダミッポス古くからの弟子思い込んでいる。シラクサ陥落後に何か大きな発見をするが、庭の土に描いたそれに関する図形踏み付けていたローマ兵を悪しざまに罵倒したことで殺害される。この時のわかったぞ!」がタイトルヘウレーカであり、アルキメデスの原理発見した際に叫んだという逸話がある。

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アルキメデス

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イブの息子たち」の記事における「アルキメデス」の解説

この巻での知性担当。常に風呂入っており、のちにヒース好きになる

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アルキメデス

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摩訶摩訶」の記事における「アルキメデス」の解説

パスカル友人パスカルとはよく暗号文手紙やりとりをしている。

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アルキメデス

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王様の剣」の記事における「アルキメデス」の解説

マーリンの家に住む喋るフクロウ一人称は「我輩」。気難し屋だが、になったワートカワカマスタカから助ける優しい心も持ち合わせている。

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アルキメデス

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水夏」の記事における「アルキメデス」の解説

名無し少女連れている黒い猫ぬいぐるみ。なぜかしゃべることができ、真実をつくような深いことをたびたび口にする。

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アルキメデス

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アド・アストラ -スキピオとハンニバル-」の記事における「アルキメデス」の解説

シラクサ老学者地中海世界に名を轟かす天才数学者で、シラクサ防衛のために様々な兵器考案した城塞都市取り囲んで敷設され防衛兵器数々ローマ軍侵入一歩許さずマルケルスをもってしてもまったく手出しができなかった。同時代代表する大賢人ではあるが、浮力原理発見した時の体験から「ヘウレーカ!」(わかった!)と口にして全裸で街を散策することを好むなど奇行も多い。

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アルキメデス

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Eureka」の記事における「アルキメデス」の解説

"Eureka!"という感嘆詞は、古代ギリシャ学者アルキメデスに帰するのである伝えられるところでは、彼が風呂入ったとき、浴槽に入ると水位上昇することに気づき上昇した分の体積彼の体の水中入った部分体積等しいとわかり、"Eureka! Eureka!"と2回叫んだという。彼は形状複雑な物体体積正確に量るという困難な問題解決できたと理解し浴槽から飛び出して、裸のままシラクサの街を駆け抜け、この発見共有しようとしたと伝えられている。 なお、このとき発見したのは、今日アルキメデスの原理として知られているものではない。アルキメデスの原理は、体を流体に浸すことで体験され浮力について論じたのである。しかし、一般に混同されアルキメデスの原理発見したときにエウレカ叫んだ」とする話が広まっている。 アルキメデスの洞察は、ヒエロン2世によって提起された、形状複雑な金でできた誓い王冠英語版)の純度計測するという問題解決つながったヒエロン2世金細工職人王冠材料として純金渡したが、金細工職人が金の量を減らして同じ重さの銀を加えたではないか疑っていたのである物質重さを高い精度比較するための器材は既に存在していた。これに体積量ることができれば密度計算でき、金の密度は銀の約2倍もあり、標準温度圧力において大きな値であるため、銀が混ざっていれば密度低くなるのでそれがわかる。しかし、体積計算するには王冠を熔かして計算しやすい形に成形する必要があり、元の形のまま体積求め方法思案していたのだった。 この話の初出ウィトルウィウスの『建築について (De architectura) 』巻9であり、この出来事があったとされる2世紀後のことである。さらに、比重が大きい金の体積この方法で調べようとしても、水位変動小さいため測定誤差無視できないという疑問提示されている。実際には、アルキメデスは論述浮体原理』で主張するアルキメデスの原理である流体静力学原理解決したのではと考えられる。この原理では、物質流体浸した際、それは置き換える流体質量と同じ浮力を得る。これを利用し天秤一端吊るした冠とバランスを取る同じ質量の金をもう一端下げて、冠と金水中浸ける。もし冠に混ぜ物があって比重が低いと体積は大きくなり、置き換える水の量が多くなるため冠は金よりも浮力が高まる。そして、天秤は冠側が上方に傾くことになる。ガリレオ・ガリレイもアルキメデスはこの浮力用い方法考え付いていたと推測している。

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