航空母艦とは?

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こう くうぼかん かう- [5] 【航空母艦】

航空機を積み,これを艦上発着させるための飛行甲板備え,また格納修理設備を持つ軍艦第二次大戦以降戦艦にかわって海上兵力中心となった。空母。航母。
「航空母艦」に似た言葉


【航空母艦】(こうくうぼかん)

Aircraft Carrier.

複数航空機艦上機)を搭載し、これの発着及び整備を行う能力を持つ艦艇空母
原義直訳すれば「航空機運搬艦」という程度の意味で、「母」と称するのは日本語特有の詩的表現

艦載機運用するために膨大なペイロード要するため、艦自体機動力比較的低い。
同様の理由から武装貧弱で、近接戦闘を強いられれば容易に撃沈憂き目を見る事となる。
とはいえ艦載機空爆による打撃力は他の艦種の追随を許さない圧倒的なのである
戦術的には、攻撃機によって敵の軍事目標に対しアウトレンジ攻撃をかけること企図した兵器であると言える

固定翼機を扱う場合は、上甲板滑走路飛行甲板)を備える。
しかし、飛行甲板船体サイズとの兼ね合いもあって、離艦着艦十分な長さ確保できない事も多い。
このため、離着艦を行う際は風を利用するために艦ごと向き変える事が普通。
カタパルト・スキージャンプなど、離艦補助する特殊な構造備える艦も多い。
また、着艦時にはアレスティングギア用いて強制的な急停止が行われるのが普通。

黎明期には艦隊護衛や、少数多方面運用してゲリラ的攻撃を行う艦として運用された。
しかし、1941年真珠湾攻撃によって航空主兵主義立証され、艦隊決戦主力躍り出た。

関連CIWS ジェットブラストディフレクター イージス艦 テイルフッククラブ 強襲揚陸艦

cv63.jpg

Photo:MASDF

"CV-63 Kitty Hawk"

航空母艦の大型化とそれに伴うデメリット

ここ半世紀艦上機含めてあらゆる軍用機大型化する傾向にある。
このため、航空母艦は軒並み大型化するか、搭載機数を削減するかの選択を迫られている。

そして結局の所、正規空母常軌を逸する規模まで巨大化の一途を辿っている。
往時戦艦と同様、空母国威象徴であり、その存在時として国際問題になるほど威圧的である。

例えば、アメリカ海軍ニミッツ級正規空母満載排水量10万トン超える
この規模スーパーキャリアーになれば一隻攻勢対航空作戦実施する事も可能となる。
即ち、一部列強を除くほぼ全ての国家空軍単独撃滅し得るのである

ゆえに、空母極めて高額兵器である。
搭載機も空母そのもの負けず劣らず高額で、勤務するエビエーター精鋭集められる。
最新軍事技術軍事機密の塊であるため、防諜にかかる経済的政治的コスト甚大である。

結果大型空母損失時に生じる損害は、列強各国をもってしても耐え難い規模達している。
そのため戦闘で失われる危険のある海域にはまず派遣されず、余程の事がない限り出動しない。
つまり、出動したと言う事はそれだけ深刻な事態と言える

また、それほど高価艦艇であるため、損耗前提とした作戦には投入できない
運用時は常に護衛艦隊を展開し、敵襲備えた厳重な警戒網を敷く必要がある

加えて艦艇の常として、整備補修交代要員訓練などで即応できない状態になる事がある
そのため、航空母艦を戦略的運用するためには最低3隻を保有続ける必要が生じる。

ここまで甚大な負担に耐えられる国家は非常に限られている。
実際現代海軍情勢において、正規空母実質的アメリカ合衆国一極独占状態にある。
多く国家正規空母運用非現実的考えており、軽空母STOVL空母もしくはヘリコプター空母海軍戦略基軸としている。
また、制海艦」「多目的空母」などのマルチロール艦の構想建造も進められている。

分類

()内はアメリカ海軍での略号

空母保有国の一覧

過去に空母を保有していた国の一覧


【航空母艦】(こうくうぼかん)

Aircraft Carrier.

複数航空機艦上機)を搭載し、これの発着及び整備を行う能力を持つ艦艇空母
原義直訳すれば「航空機運搬艦」という程度の意味で、「母」と称するのは日本語特有の詩的表現

艦載機運用するために膨大なペイロード要するため、艦自体機動力比較的低い。
同様の理由から武装貧弱で、近接戦闘を強いられれば容易に撃沈憂き目を見る事となる。
とはいえ艦載機空爆による打撃力は他の艦種の追随を許さない圧倒的なのである
戦術的には、攻撃機によって敵の軍事目標に対しアウトレンジ攻撃をかけること企図した兵器であると言える

固定翼機を扱う場合は、上甲板滑走路飛行甲板)を備える。
しかし、飛行甲板船体サイズとの兼ね合いもあって、離艦着艦十分な長さ確保できない事も多い。
このため、離着艦を行う際は風を利用するために艦ごと向き変える事が普通。
カタパルト・スキージャンプなど、離艦補助する特殊な構造備える艦も多い。
また、着艦時にはアレスティングギア用いて強制的な急停止が行われるのが普通。

黎明期には艦隊護衛や、少数多方面運用してゲリラ的攻撃を行う艦として運用された。
しかし、1941年真珠湾攻撃によって航空主兵主義立証され、艦隊決戦主力躍り出た。

関連CIWS ジェットブラストディフレクター イージス艦 テイルフッククラブ 強襲揚陸艦

cv63.jpg

Photo:MASDF

"CV-63 Kitty Hawk"

航空母艦の大型化とそれに伴うデメリット

ここ半世紀艦上機含めてあらゆる軍用機大型化する傾向にある。
このため、航空母艦は軒並み大型化するか、搭載機数を削減するかの選択を迫られている。

そして結局の所、正規空母常軌を逸する規模まで巨大化の一途を辿っている。
往時戦艦と同様、空母国威象徴であり、その存在時として国際問題になるほど威圧的である。

例えば、アメリカ海軍ニミッツ級正規空母満載排水量10万トン超える
この規模スーパーキャリアーになれば一隻攻勢対航空作戦実施する事も可能となる。
即ち、一部列強を除くほぼ全ての国家空軍単独撃滅し得るのである

ゆえに、空母極めて高額兵器である。
搭載機も空母そのもの負けず劣らず高額で、勤務するエビエーター精鋭集められる。
最新軍事技術軍事機密の塊であるため、防諜にかかる経済的政治的コスト甚大である。

結果大型空母損失時に生じる損害は、列強各国をもってしても耐え難い規模達している。
そのため戦闘で失われる危険のある海域にはまず派遣されず、余程の事がない限り出動しない。
つまり、出動したと言う事はそれだけ深刻な事態と言える

また、それほど高価艦艇であるため、損耗前提とした作戦には投入できない
運用時は常に護衛艦隊を展開し、敵襲備えた厳重な警戒網を敷く必要がある

加えて艦艇の常として、整備補修交代要員訓練などで即応できない状態になる事がある
そのため、航空母艦を戦略的運用するためには最低3隻を保有続ける必要が生じる。

ここまで甚大な負担に耐えられる国家は非常に限られている。
実際現代海軍情勢において、正規空母実質的アメリカ合衆国一極独占状態にある。
多く国家正規空母運用非現実的考えており、軽空母STOVL空母もしくはヘリコプター空母海軍戦略基軸としている。
また、制海艦」「多目的空母」などのマルチロール艦の構想建造も進められている。

分類

()内はアメリカ海軍での略号

空母保有国の一覧

過去に空母を保有していた国の一覧


航空母艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/17 16:18 UTC 版)

航空母艦(こうくうぼかん、aircraft carrier)は、飛行甲板を持ち、航空機運用能力を持つ艦船のことを言う。 航空母艦の多くは航空機を離艦・着艦させると同時に、航空機に対する整備能力と航空燃料や武器類の補給能力を有し、海上において単独で航空戦を継続する能力を有する軍艦(艦艇)である。略称は空母(くうぼ)。




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注釈

  1. ^ 発艦時には次に発艦する機体が、着艦時には既に着艦した機体が待機するスペースが必要であるため、緊急時以外は同時着発艦は一般的には行われない。ただし最初期にアングルド・デッキを導入した英国空母では、試みられた事がある。
  2. ^ 珊瑚海海戦は初の空母艦載機同士による対決となったが、その際に双方が多くの搭乗員を失った。搭乗員喪失の原因を錬度の低さを理由としたが、このことは搭乗員養成のシステムの差であり、後の日本海軍にとって大きな問題となった。
  3. ^ ミッドウェー海戦では4隻の空母を失った日本海軍であるが、アメリカ側も1隻の空母を喪失。南太平洋海戦後の状態は、アメリカが稼動空母なしの状態で、日本は翔鶴以下計5隻という絶対優位にあった。しかし、日本側の航空戦力の内実は、度重なった戦闘で熟練した幹部搭乗員を多数失い、空母部隊が艦載機搭乗員の再建のために本土へ戻らなければならないという状態だった。このような出撃のたびに熟練搭乗員が消えていく状態がその後に大きく響いていく。航空機と優秀な搭乗員がいない限り、いかに航空母艦があろうと、有効な戦力とは成り得なかった。
  4. ^ マリアナ沖海戦で、数の上でも劣勢であった日本海軍はさまざまな要因の上、全面的な敗北を喫し、再建途中の搭乗員はほぼ壊滅することになった。
  5. ^ レイテ沖海戦での日本空母部隊は、もはや搭乗員を確保することすら困難であったのに対してアメリカ軍は大小空母17隻、護衛空母18隻の大航空戦力を本海戦に投入している。
  6. ^ この際、イギリス空母も米空母同様に特攻機の攻撃を受けている。これらの海戦で、日米の空母の防御についての欠陥とイギリス空母の防御面での優秀さが明らかになった。すなわち日米の空母は1発の爆弾の命中で飛行甲板が使用不可能になるが、イギリスの空母は特攻機の命中を受けた数時間後には、飛行甲板が使用可能となっており、装甲甲板の有用性が実証された。もっとも、その代償としてイギリス空母はその代表格であるイラストリアス級正規空母でさえ艦載数45機と、日米の同排水量の空母の半分というものであった。その一方、アメリカも珊瑚海海戦での空母ヨークタウンの損傷を数時間で復旧しているという実績があり、特攻機とは質量の違いもあり一概には言えないが、一般的にダメージコントロールを含めた総合的な防御力では日本軍よりも堅牢だったと評価されている。

出典

  1. ^ 読売新聞社編『大洋艦隊』p.59
  2. ^ 『読売新聞』2006.11.16
  3. ^ 森本敏『米軍再編と在日米軍』p.17
  4. ^ 伊朗海军宣布建造航母计划引发国际社会关注中国国際放送 10月2日
  5. ^ 中国の空母出現…周辺国の海軍力強化に火がつく中央日報、2011年10月04日
  6. ^ “米、インド国産空母に技術協力 国防相会談”. 日本経済新聞. (2015年12月11日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM11H1X_R11C15A2EAF000/ 2015年12月12日閲覧。 
  7. ^ Defence News 4月22日
  8. ^ 航空ファン (雑誌) 2011年11月号 p.60


「航空母艦」の続きの解説一覧

航空母艦

出典:『Wiktionary』 (2011/08/11 05:51 UTC 版)

名詞

航空母艦 こうくうぼかん

  1. 軍艦一種であり海上飛行機離発着を行える船。『空母』と略される。

翻訳

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