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こうくう-ぼかん かう― 5 【航空母艦】
航空軍事用語辞典++ |
【航空母艦】
艦上戦闘機、艦上攻撃機、艦上爆撃機、早期警戒機、ヘリコプターなどを搭載し、運用する能力を持った艦艇。空母。
艦上機を発進させるときは風上に向かって全力で航行し、合成速度を生み出して発進させるが、カタパルトによって射出したり、スキージャンプを利用して自力発進させたりするものもある。反対に着艦のときは、風上に向かって全力で航行しつつ、艦載機のアレスティングフックを甲板のアレスティングワイヤーに引っ掛けさせ着艦させるのがふつう。
黎明期には艦隊護衛や、少数を多方面で運用しゲリラ的な攻撃を行う艦として運用されていたこともあったが、真珠湾攻撃によって空母艦載機集中運用の有用性が証明され、以後の海上作戦において主力艦として非常に重要な役割を占めることになった。
登場以後の各種軍用機の大型化は艦上機も例外ではなく、航空母艦は軒並み大型化するか、搭載機数を減らしている。そのため、アメリカ海軍の空母ニミッツ級(改)は排水量10万tを超え、世界最大の軍艦である。戦闘機数で言えば一艦で航空自衛隊3個飛行隊に匹敵する戦力を持つ。
また、航空燃料や兵装の貯蔵空間の問題から近年は原子力機関を搭載する艦も増えている。
その建造には多額の費用がかかるだけでなく、所属する機体を揃えるのにも同額程度の費用を必要とし、維持費も高い。また、小さい甲板上に着陸するには技術を必要とし発着事故の危険もある。
そのため所持している国は、正規空母を米・露・仏・伯・印(予定)、軽空母が英・伊・西・泰のみで、その総トン数はほぼ米が占めている。
アメリカ海軍の略号は、通常動力の正規空母が"CV"、原子力機関の正規空母(原子力空母)が"CVN"、軽空母が"CVL"、護衛空母が"CVE"となっている。また、ロシア海軍では艦自体も高い攻撃力を持った重航空巡洋艦として運用されている。
関連:CIWS ジェットブラストディフレクター イージス艦 テイルフッククラブ 強襲揚陸艦
"CV-63 Kitty Hawk" 通常動力型正規空母 満載排水量:82000t 搭載機72+6機 米第7艦隊所属(横須賀) 近々退役予定
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航空母艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/02 16:27 UTC 版)
航空母艦(こうくうぼかん、aircraft carrier 略称は空母(くうぼ))は、飛行甲板を持ち、航空機運用能力を持つ艦船のことを言う。航空母艦の多くは航空機を離艦・着艦させると同時に、航空機に対する整備能力と航空燃料や武器類の補給能力を有し、海上において単独で航空戦を継続する能力を有する軍艦(艦艇)である。
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注釈
- ^ 珊瑚海海戦は初の空母艦載機同士による対決となったが、その際に双方が多くの搭乗員を失った。搭乗員喪失の原因を錬度の低さを理由としたが、このことは搭乗員養成のシステムの差であり、後の日本海軍にとって大きな問題となった。
- ^ ミッドウェー海戦では4隻の空母を失った日本海軍であるが、アメリカ側も1隻の空母を喪失。南太平洋海戦後の状態は、アメリカが稼動空母なしの状態で、日本は翔鶴以下計5隻という絶対優位にあった。しかし、日本側の航空戦力の内実は、度重なった戦闘で熟練した幹部搭乗員を多数失い、空母部隊が艦載機搭乗員の再建のために本土へ戻らなければならないという状態だった。このような出撃のたびに熟練搭乗員が消えていく状態がその後に大きく響いていく。航空機と優秀な搭乗員がいない限り、いかに航空母艦があろうと、有効な戦力とは成り得なかった。
- ^ マリアナ沖海戦で、数の上でも劣勢であった日本海軍はさまざまな要因の上、全面的な敗北を喫し、再建途中の搭乗員はほぼ壊滅することになった。
- ^ レイテ沖海戦での日本空母部隊は、もはや搭乗員を確保することすら困難であったのに対してアメリカ軍は大小空母17隻、護衛空母18隻の大航空戦力を本海戦に投入している。
- ^ この際、イギリス空母も米空母同様に特攻機の攻撃を受けている。これらの海戦で、日米の空母の防御についての欠陥とイギリス空母の防御面での優秀さが明らかになった。すなわち日米の空母は1発の爆弾の命中で飛行甲板が使用不可能になるが、イギリスの空母は特攻機の命中を受けた数時間後には、飛行甲板が使用可能となっており、装甲甲板の有用性が実証された。もっとも、その代償としてイギリス空母はその代表格であるイラストリアス級正規空母でさえ艦載数45機と、日米の同排水量の空母の半分というものであった。その一方、アメリカも珊瑚海海戦での空母ヨークタウンの損傷を数時間で復旧しているという実績があり、特攻機とは質量の違いもあり一概には言えないが、一般的にダメージコントロールを含めた総合的な防御力では日本軍よりも堅牢だったと評価されている。しかしながら、空母「翔鶴」も珊瑚海海戦で「爆弾(500ポンド)数発を受けて炎上しながら、全力で航走する駆逐艦を追い抜いていった」という逸話が残っており、戦後の日本空母の評価は不当に低い感もある。
出典
- ^ 読売新聞社編『大洋艦隊』p.59
- ^ 森本敏『米軍再編と在日米軍』p.17
- ^ 時事ドットコム:特集・中国海軍【3】空母、間もなく建造開始か - 時事通信 2010年9月12日
- ^ 時事ドットコム:世界の航空母艦【13】中国、空母訓練施設を建造 - 時事通信 2010年5月3日
- ^ 「伊朗海军宣布建造航母计划引发国际社会关注」中国国際放送 10月2日
- ^ 「中国の空母出現…周辺国の海軍力強化に火がつく」中央日報、2011年10月04日
- ^ Defence News 4月22日
- ^ 航空ファン 2011年11月号 p.60
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