崩御とは? わかりやすく解説

ほう‐ぎょ【崩御】

読み方:ほうぎょ

[名](スル)天皇・皇后皇太后太皇太后敬ってその死をいう語。昔は上皇法皇にもいった。

[補説] 「タイ国王崩御」のように、国王皇帝天子死に対して用いる。


崩御

読み方:ホウギョ(hougyo)

天皇・皇后上皇などが亡くなること。


崩御

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 00:01 UTC 版)

崩御(ほうぎょ、旧字体崩󠄁御)は、天皇皇帝国王女王)等の君主や、太皇太后(太王太后)、皇太后(王太后)、皇后上皇上皇后王妃などの死亡を表す最高敬語


注釈

  1. ^ これは新聞各社の取り決めによるものと思われる。例えば、日本新聞協会の新聞懇話会で取り決めた用字規則を元とする、共同通信社の用字規則『皇室報道について』(記者ハンドブック所収)では、「皇室だけに用いられる特別な用語や敬語は、やさしい言葉に置き換える」としている。共同通信社編『記者ハンドブック』第9版、2002
  2. ^ 資治通鑑魏紀二。 「漢主(劉備)殂於永安、諡曰昭烈」、同じ巻に「帝(文帝曹丕)殂。」が見え、魏紀七に「呉主(孫権)殂。」が見える。胡三省の注釈では「通鑑の書法、天子にして四海を奄有する者は「崩」と書し、分治する者は「殂」と書す。惟れ東晉の諸帝,先に嘗て混一するを以って「崩」と書す。説文(解字)に曰く、殂とは、往き死ぬ也。」(司馬光は皇帝で全土を統一した正統王朝のものは「崩」とし、三国の君主のように一部を統治したものは「殂」としている。東晋のように、正統王朝を引き継いだものは「崩」とする。「殂」とは往き死ぬということだと説文解字に書いてある)とし、「崩」「殂」の使い分けを厳密に行っている。
  3. ^ 「殂」の元々の出典は『孟子』や『書経』舜典などがあげられる(段玉裁『説文解字注』の説)。明治期には「殂」は他国の皇帝・元首の死の尊敬語として用いられた。例えば森鴎外の「うたかたの記」には「バヮリア王ルウドヰヒ第二世は、湖水に溺れて殂せられしに」と見える。これは司馬光の用例を踏襲したものか。
  4. ^ 前述の共同通信社用語規則では皇族以外の著名人の死は、全て記事見本で「死去」とする。これは皇族以外の著名人には全て「さん」の敬称を付けるのと同じことである。
  5. ^ 正確には王太子である。
  6. ^ 連邦大統領は慣例としてアブダビ首長が就任する。

出典

  1. ^ 司馬光、「資治通鑑」晋紀第83卷(晋紀五)「己亥,相国倫矯詔遣尚書劉弘齎金屑酒賜賈后死于金墉城。」
  2. ^ アブドッラー・サウジアラビア王国国王崩御に際しての皇太子殿下及び福田政府特派大使の弔問”. 外務省. 2015年2月8日閲覧。
  3. ^ エリザベス二世女王陛下の崩御に関する岸田内閣総理大臣の談話”. 首相官邸 (2022年9月9日). 2022年11月4日閲覧。
  4. ^ シハヌーク前国王の崩御に関する野田内閣総理大臣の談話”. 外務省. 2015年2月8日閲覧。
  5. ^ マルグレーテ2世女王陛下略歴”. 外務省. 2015年2月8日閲覧。「なお、(デンマーク女王マルグレーテ2世の)父君フレデリック9世国王は1972年に、母君イングリッド皇太后(元スウェーデン王女)は2000年崩御あそばされている。」
  6. ^ https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/we/va/page1_001455.html
  7. ^ タイ王国王室庁発表 プミポン・アドゥンヤデート国王陛下御逝去在京タイ王国大使館より「仏暦2559年(西暦2016年)10月13日15時52分,シリラート病院にてプミポン・アドゥンヤディード国王陛下は安らかに崩御されました。」
  8. ^ エリザベス二世女王陛下の崩御に際し、一般の方々を対象とした駐日英国大使館での記帳台の開設についてご案内いたします
  9. ^ 前ローマ教皇ベネディクト16世が死去、95歳”. BBCニュース (2022年12月31日). 2023年1月2日閲覧。
  10. ^ 名誉教皇ベネディクト16世、逝去”. バチカンニュース (2022年12月31日). 2023年1月2日閲覧。
  11. ^ ベネディクト16世名誉教皇台下の崩御に際しての岸田総理大臣及び林外務大臣による弔意書簡の発出”. 日本国 外務省 (2022年12月31日). 2023年1月2日閲覧。
  12. ^ 羽倉敬尚『幕末の宮廷』平凡社、1979年4月、27頁。 
  13. ^ 依願免本官 海軍大臣 大角岑生」 アジア歴史資料センター Ref.A03023467600 
  14. ^ 加藤首相の薨去は停会の理由にならぬ 大阪朝日新聞 1926.2.2(大正15)記事 - 神戸大学 電子図書館システム
  15. ^ スルタン・サウジアラビア王国皇太子薨去に際しての弔意メッセージの発出”. 日本国外務省. 2022年5月21日閲覧。
  16. ^ エディンバラ公フィリップ殿下薨去に際しての菅総理大臣及び茂木外務大臣による弔意書簡の発出”. 日本国外務省. 2022年5月21日閲覧。
  17. ^ サバーハ・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ・クウェート国首長殿下の御薨去に関する 菅内閣総理大臣の談話”. 日本国外務省. 2022年5月21日閲覧。
  18. ^ ハリーファ・アラブ首長国連邦大統領薨去を受けた岸田内閣総理大臣による弔意の記帳”. 日本国外務省. 2022年5月21日閲覧。
  19. ^ 古川のり子『古川のり子』(角川ソフィア文庫、2016年)p.15.



崩御

出典:『Wiktionary』 (2021/08/27 06:19 UTC 版)

名詞

ほうぎょ

  1. 天皇皇后皇太后太皇太后国王等が亡くなること。

発音(?)

ほ↘ーぎょ

関連語

動詞

活用


「崩御」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「崩御」の関連用語

崩御のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



崩御のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの崩御 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの崩御 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS