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将棋類の一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 07:55 UTC 版)

将棋

伝統的な日本将棋

古将棋

中将棋

江戸時代までに考案され、現在はほとんど指されることがなくなった将棋を総称して「古将棋」と呼ぶ。

古将棋が紹介されている書籍

沖縄将棋(象棋=チュンジー)

中国の象棋(シャンチー)を源流として、15世紀までに沖縄へ伝わった。木のを輪切りにした「タマ」と呼ばれる円形の駒(直径5 cm・厚さ2 cm程度)7種類16個と、40 - 50 cm四方の折り畳み式盤を使い対戦する。相手のタマを取っても持ち駒にできない、先手はブーサー沖縄じゃんけん)で決めるといった独特のルールがある。3人以上で戦う「クーフェー」という派生ゲームもある。太平洋戦争後は徐々に廃れ、21世紀には競技人口が高齢者を中心に数十人に減っていた。入門書『はじめての象棋』(編集工房東洋企画)が2011年刊行されるなど、近年は教室の開設、関連資料の収集・保存による再興の動きが出ている[1]

  • クーフェー - 「わう・しい・さん・ちい・うま・ふわー」[2]の6種の駒を手に隠し持ち、参加者が同時に出し合って見せ、最も強い駒を出した者が、出された場の全てを取る遊戯[3]

現代の将棋とその変形

将棋(本将棋)と同じ盤・駒を用い、ルールが異なるゲームについては変則将棋を参照。

  • 将棋(本将棋)(9×9マス)
  • どうぶつしょうぎ(3×4マス)- 考案者は北尾まどか女流初段。幻冬舎エデュケーションで製品化[4]
  • ごろごろどうぶつしょうぎ(5×6マス)- 北尾まどか女流初段監修。日本将棋連盟で、将棋の入門として広く遊ばれていた5656将棋がベースとされている。幻冬舎エデュケーションで製品化[5]
  • おおきな森のどうぶつしょうぎ(9×9マス)- 将棋の駒をどうぶつしょうぎ風にしたもの。ルールは本将棋と同じ。幻冬舎エデュケーションで製品化。
  • J-Chess(9×9マス)- 将棋の駒をキャラクター化したもの。ルールは本将棋と同じ。
  • きょうりゅう将棋(9×9マス) - 元女流アマ名人の石内奈々絵が考案し、福井県の中山商事が製品化。福井の名物である恐竜をモチーフに、子どもに親しみやすいデザインにした。ルールは本将棋と同じ。
  • アンパンマンはじめてしょうぎ(3×5マス)- 北尾まどか女流初段共同開発。どうぶつしょうぎよりも駒の数が少ない。入門将棋の位置づけだが、将棋と同じ動きをする駒はない。セガトイズで製品化。
  • 5五将棋(5×5マス) - ミニ・ショウギとも言われる。「ウルトラマンしょうぎ」、「仮面ライダーしょうぎ」などのキャラクターものとして宝島社から製品化されている。高橋和女流三段監修の「ドラえもん はじめての将棋」でもミニミニ将棋として製品化。
  • 五分摩訶将棋(4×5マス) - マイクロ・ショウギとも言われる。駒の配置は5五将棋に似ているが、駒の成り方が通常と異なる。
  • 摩訶小小将棋(4×5マス) - 大山康晴が考案と言われる「五分摩訶将棋」と似ているが、駒の成り方が中象棋以上の大型将棋(金将が成ると飛車など)に準ずる[6]
  • 京都将棋(5×5マス) - 一手ごとに駒を裏返す斬新なルールで知られる。幻冬舎エデュケーションで製品化。
  • ジャドケンス将棋(6×6マス) - 六々将棋とも言われる。盤の大きな5五将棋のようなもの。ポール・ジャドケンスが考案したとされるが、5五将棋を参考にした可能性が高い。
  • 鯨将棋(6×6マス) - アメリカで考案された。駒に鯨類の名前がつけられている。
  • 槍将棋(7×9マス) - オランダで考案された。駒は本将棋と同じだが、動き方が異なる。
  • 大砲将棋(9×9マス) - アメリカで考案された。大砲を模した駒がある。
  • 川中島将棋(9×10マス)- 明治時代中ごろに考案された将棋[7]。シャンチーを日本流にアレンジしたもの。
  • 征清将棋中国語版(117マス)- 明治27年の日清戦争時に発案された[8]
  • 鬼将棋中国語版(11×11マス) - 『陀羅鬼CG』という対戦型カードゲームを将棋風ボードゲームにしたもの。
  • 関が原合戦将棋(9×9マス)- 関ケ原町歴史民俗資料館[9]で販売するもの[10]。基本的なルールは本将棋と同じだが、駒が成るときに違いがある。
  • 国際三人将棋(六角形のマスで、一辺が7マス(計127マス)) - 谷ヶ崎治助により、1933年(一説には1931年)に発表されたゲーム。一辺7マスのHEX(六角形)盤を用い、3人で行う[11]
  • 四人将棋(9×9マス) - 島根県平田市(現・出雲市)の太田満保市長(当時)が発案。
  • 3三将棋(3×3マス):南雲夏彦が1980年に考案した3x3マスの盤を使う将棋[12]
    • 9マス将棋(3×3マス)[13]:南雲による考案の3三将棋を、青野照市(当時:日本将棋連盟 理事)が商品化し[14]、幻冬舎から2016年8月に発売[15]
  • 六面将棋(13×13マス)-小曽根によって著作考案された正六面体の駒と13×13マスの将棋盤で対局する将棋。六面全てを使用する六面将棋と、上下前後の4面で行う対局+左右の2面で行う対局をそれぞれ違う対局で行う六面将棋Lite(ライト)に大別される。特徴は対局に使用される駒が本将棋をベースに構成されており、1つの正六面体の駒で、本将棋+六面将棋(Lite含)+αの3種のルールの違う将棋が行える多目的将棋として特徴がある。
  • 京将棋(10×10マス) - 京将棋連合の善勝寺によって著作考案された「京」[16]2枚と「銅将」[17]2枚、「歩兵」2枚を追加して対局する将棋で、以下の6つの将棋も善勝寺による著作考案であり、金斗将棋・タキオン将棋以外の4つは本将棋と併せて対局するルールもある。
    • 小京将棋(9×9マス) - 桂馬を京に置き換えて対局する将棋。
    • 銅将棋(9×9マス) - 銀将を銅将に置き換えて対局する将棋。
    • 山車将棋(9×9マス) - 香車を山車に置き換えて対局する将棋。
    • 金翅将棋(9×9マス) - 金将を金翅[18]に置き換えて対局する将棋。[19]
    • 金斗将棋(9×9マス) - 金将を金斗に置き換えて対局する将棋。[19]
    • タキオン将棋(9×9マス) - 同じ段の3筋と7筋の間を相互に移動できる将棋である。歩兵のみ移動できない。(と金は移動できる)
  • リアルタイムバトル将棋 - 手番の概念がなくなり、好きな駒を好きなタイミングに移動できる。シルバースタージャパンよりダウンロード販売専用ソフトとして配信された。
  • エクストリーム将棋 - 短期決戦化した将棋で、カードを引くことで決定される駒といびつな形の盤を使用し、複数回対局を行うもの[20]

日本以外の将棋類

チェス

  1. ^ “仲村顕/沖縄将棋再興への一手◇にぎやかに指す伝統の「チュンジー」、教室開き次代へ◇”. 『日本経済新聞』朝刊文化面. (2017年4月5日). http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14890470U7A400C1BC8000/ 
  2. ^ 「沖縄の児童遊戯から見た中国文化との関連性について」徳植勉 (1999年)
  3. ^ トランプの「戦争」と同じ「トリック・テイキング」ルール(数字が大きいほうが強い。2はAより強く、3はジョーカーより上)
  4. ^ 『どうぶつしょうぎ』プロ棋士が考案
  5. ^ 『どうぶつしょうぎ』&『ごろごろどうぶつしょうぎ』教室開催!
  6. ^ 近代将棋」1980年4月号(越智信義
  7. ^ 梅林勲・岡野伸共著改訂版 『世界の将棋・古代から現代まで』(将棋天国社
  8. ^ 友柳子編(1894)『征清将棋 : 百戦百勝』晩香楼 (国会図書館近代デジタルライブラリー)
  9. ^ 関ケ原古戦場:歴史民俗資料館:関ケ原町 観光ホームページ(2008年12月21日閲覧)
  10. ^ 関が原合戦将棋紹介
  11. ^ 梅林勲『世界の将棋・古代から現代まで』(将棋天国社、1997年)255ページ、および国際三人将棋(カピタンリバイバル 40)(2008年12月30日閲覧)。発表年を『世界の将棋』では1931年、「カピタンリバイバル」では1933年としている。
  12. ^ 現代将棋研究会機関誌『カピタン』(加藤徹・編集)の20号に、南雲自身が原稿を投稿し発表している。
  13. ^ 「9マス将棋の本」青野照市(幻冬舎 2017/6/29発売)
  14. ^ 基本となる初期配置は上記「3三将棋」と同一(左下に先手の玉、対角線となる右上に後手の王、持駒はともに銀と歩が一枚)。
  15. ^ ねとらぼ「まさに最初からクライマックス プロ棋士考案の「9マス将棋」、スタッフと対局してみた」(2016年06月10日)
  16. ^ 京翔・京鳳・京凰が正式名称で「京翔」2枚か「京鳳・京凰」各1枚を用いる
  17. ^ 伝統的な将棋にあるものと全く同じ
  18. ^ 伝統的な将棋にあるものと異なる
  19. ^ a b 金翅と金斗は伝統的な将棋の「右犬・左犬」「右車・左車」のように対になる駒である。 指し味は金翅と金斗で変わらないため、一般的には金翅を用いることが大半である。
  20. ^ 【ゲーム紹介】エクストリーム将棋|毎回マップと駒が変わり、いきなりクライマックスが楽しめる変則将棋!”. ニコボド (2021年2月27日). 2022年11月21日閲覧。
  21. ^ 第4回Aコン 受賞作品紹介(2008年12月21日閲覧)。
  22. ^ 昔遊び・折り紙・伝統芸術 > 積み将棋(2016年9月4日閲覧)
  23. ^ 『世界遊戯法大全』、明40、松浦、第二篇相対遊戯 第一章室内遊戯 第三節将棋の駒遊び
  24. ^ 津島直人”. 令和2年11月17日閲覧。
  25. ^ 小林白菜 (2022年2月14日). “【ハンター×ハンター】『軍儀(ぐんぎ)』最速試遊で原作がどこまで再現されているのかを検証! メルエムとコムギの対局が現実に!?”. ファミ通.com. https://www.famitsu.com/news/202202/14250581.html 2022年11月21日閲覧。 


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