場とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 表現 > ところ > の意味・解説 

じょう【場】

読み方:じょう

[音]ジョウ(ヂャウ)(呉) [訓]

学習漢字2年

[一]ジョウ

何かが行われる所。「場外場内場裏会場開場漁場劇場式場出場戦場退場登場道場農場満場浴場来場試験場

ひとしきり一回。「一場

[二]〈ば〉「場合・場所・場面/足場市場急場職場相場立場墓場本場

難読弓場(ゆば)


じょう〔ヂヤウ〕【場】

読み方:じょう

場所。会場


ば【場】

読み方:ば

【一】[名]

物や身を置く所。場所。「足の踏み—がない」

ある事が行われる所。「仕事の—」「—を外す」「その—に居合わせる

ある事が行われている所の状況また、その雰囲気。「その—でとっさに答える」「—が白ける」「—をもたせる

機会折り。「話し合いの—をもつ」「—を踏んでなれている」

芝居映画など場面。特に舞台で一幕のうち、舞台情景変化させず、同じ場面で終始する一区切り部分。「源氏店(げんじだな)の—」

花札トランプなどのゲームで、積んだ並べたりしてゲーム進めていく所。また、マージャンで、東西南北局面

取引所内の売買をする所。立会場のこと。「—が立つ」

ゲシュタルト心理学で、行動反応のしかたに直接影響し関係する環境条件。「—の心理学

物理学で、そのものの力が周囲及んでいると考えられる空間電磁場重力場など。

【二】接尾助数詞演劇で、一幕のうちで一区切りのつく場面数えるのに用いる。「二幕三—」


ば【場】

品詞名詞
標準語》場所
用例》「俺の場あ、どこだいや」(俺の場所は、どこだい)。
用例》(食堂で)「食う場、あるか」(食べられる場所、あるかい)。

読み方:ば

  1. 取引所内の立会場のこと。
  2. 相場取引所のことをいふ。市場略語。〔相場語〕
  3. バ。取引所立会場

分類 相場相場


読み方:ば

  1. 露天商人が店を出す場所のこと。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

読み方
えき
つるば
ばさき
ばざき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/30 01:27 UTC 版)

同じ電荷を持ち反発し合う二つの粒子の周りの電場強度。明るさは電場の強さを表す。場の方向は示されていない。
反対の電荷を持ち引きつけ合う二つの粒子。

(ば、: field、工学分野では[注 1]電界・磁界などとも)とは、物理量を持つものの存在が、その近傍・周囲に連続的に影響を与えること、あるいはその影響を受けている状態にある空間のこと。

概要

物理学において、場は時空の各点に関連する物理量である[1]。場では、座標および時間を指定すれば、(スカラー量、ベクトル量、テンソル量などの)ある一つの物理量が定まる。つまり、数学的には空間座標が独立変数となっているような関数として表現できることがその特徴である。場に配置される物理量の種類により、スカラー場、およびベクトル場などに分類することができる。場の各点の値がスカラーベクトルスピノル(例えば、ディラック電子)またはより一般的にテンソルであるようなとき、場はそれぞれスカラー場ベクトル場スピノル場、またはテンソル場となる。例えば、ニュートン重力場はベクトル場である。時空の点における値を規定するには、その点の重力場ベクトルの要素の三つの数を決める必要がある。さらに、それぞれのカテゴリー(スカラー、ベクトル、テンソル)の中でも、数または量子演算子英語版のどちらで特徴付けられるかによって、場は古典場または量子場へと分類できる。

場の具体例として、電磁場電場磁場)や重力場などがある。場は空間の全てに渡って広がっていると考えられるが、実際問題として、ある程度の遠距離では全ての既知の場の強度は検出できないくらいまで弱められる。例えば、ニュートンの重力理論では、重力場の強さは重力によって引き付けている物体からの距離の二乗に反比例する。それゆえ、地球の重力場は宇宙スケールではすぐに検出できなくなる。

場を"空間中の数"として定義する際に、場は物理的実体を持つとみなされている。“場は空間を占有し、エネルギーを含み、その存在は真の真空を排除する[2]真空物質がない状態であるが、場は存在する。場は“空間内の状態"を生み出すことで、その中に粒子が置かれたときに、粒子は力を感じることができる[3]。”

もし電荷が動かされた場合、他の電荷への影響は瞬時に現れる訳ではない。動かされた電荷は運動を与えたものからの反作用力によって運動量を得るが、別の電荷への影響は瞬時には伝わらない。動かされた電荷からの影響力は光速で運動して、他の電荷に到達してからその粒子へ運動量を与える。この電荷へ影響力が伝わるまでの間、伝えられるはずの運動量はどこにあるのか?運動量保存の法則が成立する限り、それはどこかになくてはならない。物理学者たちは、"力を解析するために非常に便利なもの"として場の中に運動量が存在すると考えることを発見した[4]

この有用な考え方により、物理学者たちは電磁場は実際に存在すると信じるようになり、現代物理学の全体系のパラダイムを支える場の概念を構築していった。ジョン・ホイーラーリチャード・ファインマンは、場以前のニュートンの遠隔作用の概念を検討した(一般相対性理論量子電磁力学の研究のために場の概念は当面有効なので、彼らはそれらの遠隔作用の検討は後回しにされた)。

"電磁場は運動量とエネルギーを持つことができるという事実は、場を非常に現実的なものにする。すなわち、粒子は場を作り、その場は他の粒子に作用する。そして、場は、ちょうど粒子が持つ性質と同じように、エネルギーや運動量というおなじみの性質を持つ"。[4]

場の理論

場と場の力学を記述する理論を場の理論と総称する。通常、これは場のラグランジアンまたはハミルトニアンを記述し、それを無限自由度の系の古典力学または量子力学として扱うことによってなされる。数学的な道具立てから、あるいは物理的な背景から、量子力学にもとづく場の理論を場の量子論と呼び、それ以外の古典力学にもとづく理論を場の古典論と区別することがある。

場の量子論は場の古典論を含む理論であるが、場の古典論は量子力学効果が現れない領域では依然として非常に有用であり、現在も研究が盛んな領域である。物質の弾性流体力学およびマクスウェル方程式の領域がそうである。

物理学において、重力相互作用電磁相互作用など、基本的な相互作用とされる相互作用がいくつか存在し、それらに対応する場の理論が研究されている。統一場理論は、重力を除く種々の場を統一的に説明する理論を指す。物理学の基礎研究における一つの目標は、そのような統一場理論を得ることである。

古典場

古典場の力学は通常、場の成分の単位であるラグランジアン密度によって規定され、その力学は作用原理を用いて記述することができる。

マイケル・ファラデーは、磁性の研究の中で初めて場の重要性を物理的対象として認識した。彼は、電場および磁場は粒子の運動を決定付ける力の場であるだけでなく、それらはエネルギーを蓄えており、独立した物理的実在であると考えた。

この発想は最終的に、ジェームズ・クラーク・マクスウェルによる電磁場の方程式の導出へとつながり、物理理論の中で最初の統一場理論として結実した。これらの方程式の現代的な形はマクスウェル方程式と呼ばれる。19世紀の終盤、電磁場は空間中の二つのベクトル場の集合として理解されていたが、現在では、これは時空の中の一つの二階反対称テンソル場として理解されている。

アインシュタインの重力理論である一般相対性理論は、もう一つの古典場の理論である。ここでの原理場は時空の中の二階の対称テンソル場である計量テンソルである。

一般的な設定では、古典場はファイバー束の切断によって記述され、それらの力学はジェット多様体英語版共変場の古典理論英語版)の観点から形式化される[5]

BRST理論英語版では、ゴースト場などの奇数の場が扱われる。計量的多様体英語版超多様体英語版多様体上で奇数場の異なる記述が存在する。

熱的に揺らいだ古典場はどの点でも微分不可能なので、有限温度の古典場をきっちり扱う場合には連続確率場英語版の方法を用いる必要がある。

量子場

量子力学はすべての物理現象を説明する理論であると多くの研究者によって考えられており、場の古典論は、少なくとも原理上は、量子力学によって書き換えることができるはずである。これに対応する理論として成功しているのが場の量子論である。例えば、古典電磁気学量子化量子電磁力学を導く。量子電磁力学は非常に成功した物理理論の一つである。実験データはこの理論の予測精度が他の理論のものと比べて顕著に高いことを示している[6]。他の二つの根本的な場の量子論は量子色力学および電弱理論である。これら三つの場の量子論は素粒子物理学のいわゆる標準模型の特殊な場合としてそれぞれ導出することができる。重力の場の古典論である一般相対性理論は未だ量子力学的な取り扱いに成功していない。

場の対称性

古典場または量子場において、その中で場を分類する便利な方法は、場の持つ対称性によって行うものである。物理的対称性は通常二つの型が存在する:

時空対称性

場は、時空の変換の下での振る舞いによって分類されることが多い。この分類で用いられる用語は次のものがある—

内部対称性

場は、時空対称性に加えて、内部対称性も持つ。例えば、多くの状況で時空スカラーのリストである場 (φ12...φN) が必要となる。例えば、天気予報において、それらは気温、気圧、湿度などであろう。素粒子物理学において、クォークの相互作用のカラー対称性は、アイソスピンまたはフレーバー対称性と同様に、強い相互作用の内部対称性の一例である.

もし問題の対象の成分が、時空を含まない変換による対称性を持つなら、そのときこの対称性の集合は内部対称性と呼ばれる。内部対称性の下での場の変化を分類することもできる。

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 重力場は、人類にとっては今のところ、工学的に作ったり曲げたりする対象ではないこともあり、例外。

出典

  1. ^ John Gribbin (1998), Q is for Quantum: Particle Physics from A to Z, London: Weidenfeld & Nicolson, p. 138, ISBN 0297817523 
  2. ^ John Archibald Wheeler (1998), Geons, Black Holes, and Quantum Foam: A Life in Physics., London: Norton, p. 163 
  3. ^ Feynman 1963, pp. 2–4.
  4. ^ a b Feynman 1963, pp. 9–10.
  5. ^ Giachetta, G., Mangiarotti, L., Sardanashvily, G. (2009) Advanced Classical Field Theory. Singapore: World Scientific, ISBN 9789812838957 (arXiv: 0811.0331v2)
  6. ^ Peskin & Schroeder 1995, p. 198. 実験量子電磁力学の精密テスト英語版も参照のこと。

参考文献

外部リンク


場(マックスウェル方程式、インダクタンス)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 16:33 UTC 版)

水流モデル」の記事における「場(マックスウェル方程式インダクタンス)」の解説

電子電磁場を介して遠く離れた電子押した引いたりすることができる。一方で水分子直接接触した分子にのみ力を与えられるこのため水中での波は音速で伝わるが、電荷の海を伝わる波の速度音速よりずっと速くなるまた、水流ではエネルギーが波として伝えていくが、電気場合には、電線のまわり電磁場エネルギー伝えるのであって導線中をエネルギーが伝わるわけではないまた、加速受けている電子は、磁気力作用により、周り電子を引きずったり、引力及ぼしたりする。

※この「場(マックスウェル方程式、インダクタンス)」の解説は、「水流モデル」の解説の一部です。
「場(マックスウェル方程式、インダクタンス)」を含む「水流モデル」の記事については、「水流モデル」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「場」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 11:25 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. )ある一定の空間。特に、人が集まっている所。
  2. 経済証券取引商品取引における取引所取引
    • 場が開く、場がにぎわう。場が荒れる。
  3. 物理学)(物理量を持つものの存在別の場所にある他のものに影響与えること、あるいはその影響受けている状態にある空間のこと。field訳語工学ではという。

接尾辞

  1. 演劇場面等を数え時の助数詞

熟語


※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「場」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



場と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「場」に関係したコラム

  • CFD取引をスマホで行えるCFD業者の一覧

    携帯端末での取引のメリットは、電波を含む通信回線が確保されていれば所を選ばずにどこでも取引ができるという点が挙げられます。朝から夜までオフィスにつめていて取引ができない合でも、スマホがあれば取引が...

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「場」の関連用語

場のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



場のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
鳥取弁辞書鳥取弁辞書
Copyright (C) 1996-2025 gonbe007
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの場 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの水流モデル (改訂履歴)、コトバトル 天外の守人 (改訂履歴)、トランプ用語一覧 (改訂履歴)、八雲立つ (改訂履歴)、大富豪 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS