dynamics
「dynamics」とは、「動力学」「運動状態」「変動過程」など、物事の動作の状態や変化の過程を説明したり動作に対して影響するものを説明することを意味する英語表現。
「dynamics」とは・「dynamics」の意味
「dynamics」は「活動力」「原動力」という意味を表す名詞である。もともとは名詞「dynamic」の複数形であるが、独立した単語として扱われることが多い。物理学の分野では「動力学」という意味を示し、物体が運動するときの力学的な振る舞いを説明するために使用される。複雑系の分野では「動態」「運動状態」という意味で用いられる。音楽の分野では「強弱法」を指す。ピアノソナタなどの曲の楽譜には音量を表す記号があり、「ダイナミクスマーク」と呼ばれている。心理学の分野では「精神力学」を意味する。この場合、「psychodynamics」と同じ意味で用いられることが一般的である。「dynamics」は可算名詞・不可算名詞の両方で扱われる。物理学の場合は不可算名詞として扱われ、それ以外は可算名詞として用いられることが一般的である。可算名詞となる場合、「dynamics」自体が複数形として扱われる。
「dynamics」のスラングとしての意味
「dynamics」は物事の動作を説明するだけでなく、「活動力」「エネルギー」「迫力」を表現する単語でもある。そのため日常会話やスラングにおいても使用されることが多い。「すごい活気だ」「テンションが高い」という、相手のエネルギーや前向きな変化を褒める表現となる。ただし、ほとんどの場合は単数の名詞・形容詞の「dynamic」が用いられる。「dynamics」の語源・由来
「dynamics」の語源は、古代ギリシャ語の「δύναμις」に遡る。この単語は「力」「能力」、「潜在能力」を意味する。やがて「δυναμικός」と派生し、「力に関する」「強力な」などの意味を持つようになった。これらの言葉は、古代ギリシャの哲学者たちが力や運動の概念を理解し、議論する際に使用されていた。17世紀後半ごろからは、フランス語「dynamique」が導入された。18世紀ごろから「dynamics」が、運動と力に関する法則や現象を説明するために用いられた。20世紀に入ると、「dynamics」はさらに広がりを見せ、社会学や心理学などの分野でも使用されるようになった。現代では、情報技術・コンピューターサイエンスの分野や経済学・経営学の分野などでも「dynamics」は広く使われている。
「dynamics」を含む英熟語・英語表現
「dynamics」を含む英熟語や英語表現には以下のようなものがある。「social dynamics」は「社会動態」のことである。社会的な人間関係や、人々の行動・意見の変化を指す。「group dynamics」は「集団力学」のことを指す。集団における人間関係や、意思決定の仕方、意見の表明など、集団の中での動きや変化を説明する概念である。「economic dynamics」は「経済動向」という意味である。経済の動きや変化に関する洞察を行うことを指している。「power dynamics」は「権力関係」である。
「family dynamics」とは
「family dynamics」は「家族関係」「家族動態」のことである。家族内の人間関係や、役割分担、価値観の共有など、家族全体の動きや変化を指す表現である。
「Microsoft Dynamics 365」とは
「Microsoft Dynamics 365」は、「Microsoft」が提供する「クラウドベースの統合ビジネスソリューション」である。このプラットフォームは、企業が営業・マーケティング・カスタマーサービス、フィールドサービス・プロジェクトサービスオートメーション、さらに人材管理・財務・オペレーションといった様々なビジネスプロセスを効率的に管理できるように設計されている。「Microsoft Dynamics 365」は、「Office 365」や「Power Platform」(Power BI・Power Apps・Power Automate・Power Virtual Agents)などのMicrosoft製品との高い統合性を持っている。アプリケーションのモジュール構成を採用しており、企業は必要な機能だけを選択して利用できるという柔軟性も持っている。また、ビジネスインサイトの発見・予測分析・個別のカスタマーエンゲージメントの推奨など、様々な人工知能(AI機能)が組み込まれていることも大きな特徴である。
「dynamics」の使い方・例文
「dynamics」は、以下の例文のように使用することができる。The complex dynamics of our solar system are dictated by gravitational forces between celestial bodies.(太陽系の複雑な動態は、天体間の重力によって支配されている。)
Social dynamics are crucial for understanding how societies change and adapt over time.(社会動態は、社会が時間の経過とともに変化し適応する方法を理解するために重要である。)
The global economic dynamics shifted dramatically due to the rapid advancement of technology.(技術の急速な進歩により、世界経済の動態が劇的に変化した。)
Ecological dynamics play an essential role in maintaining the balance of ecosystems and biodiversity.(生態学的動態は、生態系と生物多様性のバランスを維持する上で重要な役割を果たしている。)
Fluid dynamics studies the motion of fluids, such as air and water, and their interactions with solid surfaces.(流体力学は、空気や水などの流体の運動や、固体表面との相互作用を研究する。)
The intricate dynamics of politics often involve maneuvering between various interest groups and stakeholders.(政治の複雑な力学は、さまざまな利害関係者やステークホルダー間の駆け引きをしばしば伴う。)
The dynamics of a romantic relationship can be influenced by trust, communication, and shared experiences.(恋愛関係の力学は、信頼、コミュニケーション、共有された経験によって影響を受けることがある。)
ダイナミクス【dynamics】
ダイナミックス【dynamics】
Microsoft Dynamics
(dynamics から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 15:18 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動開発元 | 日本マイクロソフト |
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初版 | 2003年 |
対応OS | Microsoft Windows |
種別 | ERP(企業資源計画)および CRM(顧客関係管理) |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト |
dynamics |
Microsoft Dynamics は、マイクロソフト社が開発した業務用アプリケーションおよびプラットフォームの製品シリーズ総称。アプリケーションはCRM(顧客関係管理)とERP(企業資源計画)であるDynamics 365から構成され、プラットフォームはPower Platformの各製品から構成される。個々の製品はもともと自社開発のものや他社が開発したものを統合したものであるため、様々な呼称で知られている。 SharePoint、Yammer、Office 365、Azure、Outlookなどマイクロソフト社の様々なアプリケーションやサービスと連携できるのが特徴である。
Microsoft Dynamics 365シリーズの構成
2016年7月にマイクロソフト社から発表され、2016年11月1日にリリースされた。当初は中小企業向けのBusiness Editionと大企業向けのEnterprise Editionの2つのエディションを販売していた。2017年7月1日に製品構成が変更になり、CRMアプリケーションはCustomer Engagement、ERPはDynamics 365 for Finance and Operationという呼称になった。2019年10月からさらに製品構成が更新された[1]。
Microsoft Dynamics 365は以下の機能から構成される[2]。
- Sales - SFA。営業/販売の自動化。
- Customer Service - カスタマーサービスの自動化。
- Field Service - フィールドサービスの自動化。
- Talent - Attract、Onboard、Core HRで構成され、従業員データの管理や採用などの人事を支援。
- Finance - 財務/経理部を支援。
- Supply Chain Management - サプライチェーン管理。製造とサプライチェーン業務の管理。計画、生産、在庫、倉庫、輸送管理。
- Commerce (旧称Retail) - eコマース、店舗、コール センターを統合したオムニチャネルコマース。
- Project Service Automation - プロジェクト管理。
- Marketing - マーケティングの自動化。マーケティング・オートメーション。
- Artificial Intelligence - Sales Insights、Customer Insights、Customer Service Insightsなど、データを人工知能を使って分析。
- Mixed Reality - Remote Assist、Layout、Guides、Product Visualizeなど、複合現実を活用したソリューション。
- Business Central - Dynamics 365の中小企業向けのパッケージ。
- 旧シリーズの呼称
Dynamics 365は以下のアプリケーションが統合している。
- Microsoft Dynamics CRM
- Microsoft Dynamics AX(旧称Axapta)
- Microsoft Dynamics NAV(旧称Navision)(マイクロソフト社の正式な日本語版はなく導入パートナーによる日本版提供)
- Microsoft Dynamics GP(旧称Great Plains Software)(日本版提供なし)
- Microsoft Dynamics SL(旧称Solomon IV)(日本版提供なし)
- Microsoft Dynamics RMS (Retail Management System)(旧称QuickSell)
- Microsoft Dynamics Point of Sale
- Dynamics Snap
Microsoft Power Platformシリーズの構成
Microsoft Power Platformは以下の機能から構成される。
- Microsoft Power BI - ビジュアルな分析機能。2011年7月に登場。
- Microsoft PowerApps - エンドユーザ・コンピューティングによるアプリケーションの簡単な構築。
- Microsoft Power Automate (旧 Microsoft Flow) - ビジュアルにワークフローを作成してサービスやプロセスを自動化。iPaaS+RPA。
脚注・出典
外部リンク
DYNAMICS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 06:46 UTC 版)
「ミキシング・コンソール」の記事における「DYNAMICS」の解説
ダイナミクス。Solid State LogicやNeveなどの大型コンソールにおいてはチャンネル・モジュールにコンプレッサー、リミッター、ノイズ・ゲート、エキスパンダーなどを装備した機種がある。ただし操作パネル上のレイアウトの制限であるとか内部の回路スペースの制約などから個別単体機種ほどの制御機能は持たないこともある。Solid State Logicコンソールなどの場合にはサイド・チェーン(外部入力による制御感度設定などの機能)としてEQをインサートすることによりディエッサー(子音やクリック音に特化したリミッター)代わりに使用可能な機種もある。コンソールに内蔵されるダイナミクス・セクションは単体個別機種のように信号制御と増幅に真空管を用いたり、信号処理に対する制御レベル検出のためにフォト・カプラーなどの光学式を用いる事はあまりなく、基本的にはVCA (Voltage Controled Amplifier) で制御された信号処理となる。Solid State Logicコンソールに搭載されているダイナミクス・セクションにはdbx社のVCAモジュールを搭載しているため、dbx社の単体機種にサウンドや処理が酷似している面もある。隣り合うチャンネル・モジュールとのリンク動作を可能にするスイッチが搭載されている機種もあり、その場合は完全なリンクでなくスレッシュホールド・レベルのみリンクされる機種と、片側が完全にSlave状態で動作する機種とがある。
※この「DYNAMICS」の解説は、「ミキシング・コンソール」の解説の一部です。
「DYNAMICS」を含む「ミキシング・コンソール」の記事については、「ミキシング・コンソール」の概要を参照ください。
「Dynamics」の例文・使い方・用例・文例
- Boston Dynamicsのロボット「RHex」は、いろんな地形を走れるすごいやつです。
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