默照禅とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 気象 > 気象 > > 默照禅の意味・解説 

もくしょう‐ぜん〔モクセウ‐〕【黙照禅】

読み方:もくしょうぜん

もっぱら座禅し、無念無想となることを修行する禅。曹洞宗系の禅風で、臨済宗の看話(かんな)禅に対する。


黙照禅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/10 13:58 UTC 版)

仏教用語
黙照禅
中国語 默照禅
日本語 黙照禅
(ローマ字: Mokusho-zen)
英語 Silent Illumination
テンプレートを表示

黙照禅(もくしょうぜん)は、禅宗における坐禅の流儀の1つを示す言葉。対立する言葉に看話禅がある。

代の禅僧大慧宗杲が対立する宏智派の禅風を非難して「黙照邪師」と呼んだことに始まる。宏智派の禅風は始祖、宏智正覚が『黙照銘』で示した説による。これによれば、坐禅の要諦は一切の思慮分別を断絶してただ黙々と坐することによって人が持つとしての心性があらわれ、仏徳がそなわるところにあるという。公案の工夫参究を重視した大慧は、ただ坐るとする宏智の坐禅を空虚なものとして「黙照邪禅」と呼び、非難した。後には公案によらない坐禅の流儀一般をさす言葉となった。

日本においては、道元を祖とする曹洞宗の坐禅を臨済宗の禅僧が揶揄的に呼んだのが始まりとされる。また、否定的な意味で用いられた期間はそれほど長くなく、後には曹洞宗自身が自らの禅風を示すものとして用いた。

関連項目


「黙照禅」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



默照禅と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「默照禅」の関連用語

1
10% |||||

默照禅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



默照禅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの黙照禅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS