赤き竜の六柱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 14:28 UTC 版)
地獄の三大支配者に次ぐ地位にいる大悪魔にして地獄の高官たち。この「赤き竜の六柱」内の序列に3加えたものが、各メンバーの地獄での地位を表している。間違いなく実力者であり仕事はやれば出来るのだが普段は程度の差はあれど、一、二名を除く殆どのメンバーの気が抜けている。赤き竜の六柱の「赤き竜」とは本来ある種の専門用語だが、作品内では彼らの属する組織名である。 ルキフグス 誕生日:12月31日(自称) / 身長:172cm / 好きなもの:深夜帯 / 嫌いなもの:野球中継の延長 / 特技:プラモの仕上げ作業 「赤き竜の六柱」の第一柱(地獄でのNo.4)にして宰相。長髪に「OTAKU」と柄の入った服を着た気弱そうな青年。オタクであり、ネビロスやサルガタナスからはもっと威厳を出せとは言われている。 サキュバスが経営しているキャバクラでさくらと出会い、今までの者たちとは違った柔らかく優しい態度に魅了され恋をする。酒が入ると絡みが入り性質が悪い。アンリからはぼっち同士で親近感を持たれていたが、彼の方はそうでもなかったらしく、対面したときには言い争いになった。 能力は「あらゆる宝物の管理」で、人間界に存在する様々な秘法や名刀を手中に収めているが、とりわけ人見知りが激しい性格と前述のオタク気質から現在は主にフィギュアをコレクションにしているらしい。 普段は頼りないが第一柱の肩書きは実力で勝ち取ったものであり、バラキエルとの戦いでは日本刀を用いて抜群の戦闘力を見せた。 人気投票では9位。 サタナキア 誕生日:3月14日(自称) / 身長:139cm / 好きなもの:気ままな旅行 / 嫌いなもの:見た目で人を判断する人 / 特技:手芸・裁縫 「赤き竜の六柱」の第二柱(地獄でのNo.5)にして大将。通称「ナッキー」。ませた口調で喋る、可愛らしい外見の少女。桜とブーシュヤンスタとボティスと4人でアイドルグループを結成した際にはリーダーを務めた。そのため桜には「リーダー」と呼ばれている。 能力は「女性の魅了」。周囲の人間の女性に自身を崇拝させて服従させてしまう。左門に召喚されることが少なく、主に出店の品を奢ってもらったりと自己満足に使用することが多い。 人気投票では23位。 アガリアレプト 誕生日:2月14日(自称) / 身長:180cm / 好きなもの:内面が美しい人 / 嫌いなもの:タイトな予定 / 特技:ショボい手品 「赤き竜の六柱」の第三柱(地獄でのNo.6)にして司令。通称「アガっち」。シャツにサスペンダーを着た、ハードボイルドな雰囲気の黒髪の男性。 冗談好きで気さくな性格で、ネビロスの苦労をいたわってパーティを開いたりと部下想いである。 能力は「あらゆる機密を暴く」。具体的なモーションは必要無く、アガリアレプトが知りたいと考えたこと(召喚した左門から依頼されたこと)を、既に自身が把握している知識として認識してしまう。非常に強力で随所で活躍するが、宴会芸等ではすごく地味。 人気投票では7位。 フルーレティ 誕生日:アガっちしか知らない / 身長:176cm / 好きなもの:誠実に仕事する人 / 嫌いなもの:熱い食べ物 / 特技:動物のしつけ 「赤き竜の六柱」の第四柱(地獄でのNo.7)にして中将。黒髪のショートカットにメガネをかけたスーツ姿の男性。初登場時ではテレビ局のプロデューサーのような振る舞いをしており、自他供に「中将P」という愛称を使っている。にらめっこが強い。 六柱の中でも一番仕事が出来る上に真面目さも上位であり、赤き竜の経済活動全般を担当している。非常に押しが強い。他の同僚達には辛辣なところがある。また、左門に自身の計画が妨害されても、その映像で数字(動画再生数)を稼いでいる等、利益に執着したしたたかさを見せた。 能力は「あらゆる仕事を一晩で終わらせる」。ただしこれは本人単独の行動に留まらず、他の六柱の悪魔を馬車馬の如く肉体労働させる人材力、ビジネスノウハウの知識を駆使した彼なりの技術によりなせる業である。 人気投票では20位。 ネビロス 誕生日:? / 身長:190cm / 好きなもの:熟成牛 / 嫌いなもの:不規則なもの / 特技:節約術 「赤き竜の六柱」の第五柱(地獄でのNo.8)の少将。世界中の悪魔を監視し、取り仕切る総監督官。裁判官でもある。ただし幽界の裁判所を使ったのは一度だけであり、作中では主に現場に出向いて一人で無罪・有罪と刑罰を決定し、さらに自らそれを執行(仕置き)している事からわかるように、人間のイメージする裁判官よりもその権限ははるかに大きい。 長髪で眉のない、三白眼の男性の姿をしている。生真面目な性格で、下らない理由で部下たちを召喚する左門とは非常に仲が悪く、たびたび衝突しているライバル。「左門召介被害者の会」の会長でもある。左門からは「バイト少将」、不良からは「ネビキ」と呼ばれている。 悪魔と思えないほど正義感が強く、その守護対象には悪魔だけでなく人間も入っており、癇癪で世界が滅びる規模のインフルを撒き散らすクセのある悪神アンリマユを見て、撒き散らされたら地球がマズイと咄嗟に思ってしまうレベル。 本来、桜は悪魔に命を狙われやすいのだが、キリスト教関係のヤバ死悪魔(致死レベルで危険な悪魔の意味)の襲撃、またそれらから刺客として差し向けられる下級悪魔の襲撃は全て、総監督官であるネビロスが抑えつけているので、桜は普段、彼によってそれらの襲撃から守られている。監視対象である左門に虐げられている桜を救おうと左門を幽界に招いて以来、彼女に好意を抱いている。 かつては人間界でホームレス同然の生活を強いられていたが、喫茶店「カフェKITAZAWA」のマスターに拾われ、ネビ山ネビ夫という偽名で働くようになった。3000歳以上だが、人間(ネビ山)としては28歳。 本職は降霊術士(ネクロマンサー)であり、左門と同じくウィルオウィスプを普段の攻撃手段にしている。召喚術士である左門のような魔法陣は不要で空中から複数同時に召喚することができるため、即時連撃での火力を出すことが可能。マステマ戦ではさらにいくつかの強力な術を現在使用している。 宗教の異なるアンリマユのことはいわゆる「他会社の社長」のようなもので、立場的に頭が上がらないが、内心で「ババア」「インフルババア」と呼ぶほど煙たがっている。 受肉状態(人間の身体)は悪魔にとっては仮の身体だが、同時に正真正銘、命のある生身の身体でもある為、マステマ戦では「乱暴な受肉の解き方」により、左門の召喚にあえて応じ、本来の悪魔の姿を地上に現した。解除状態になると服装は軍服にも似たロングコートとなり、髪のボリュームも増えるが左門に頻繁に召喚され続けていた時代を思い出すらしく、逆に疲れてしまうらしい。召喚された状態では左門と非常に息のあった戦いを見せた。 人気投票ではネビロスでは4位、ネビ山ネビ夫では17位。 サルガタナス 誕生日:3月12日(自称) / 身長:165cm(帽子含む) / 好きなもの:スイーツ / 嫌いなもの:暗い雰囲気 / 特技:甘いものは別腹 「赤き竜の六柱」の第六柱(地獄でのNo.9)の旅団長。通称「サル」。シルクハットを顔まですっぽり被ったスーツにスカート姿の女悪魔。快活だが間の抜けた性格で、大のスイーツ好き。別名「スイーツ旅団長」。3000歳以上。 ネビロスに憧れており、ネビロスの力になろうとするもその本質がそもそも「天然で事態を悪化させる」というものであるため、ろくなことにならない。また、左門のことを自分からやってきた(召喚されていないので服従ではない)状態で様づけして気軽に話しかけているので、便利に使われている割には嫌っていない様子。 能力は「鍵の開錠」の他、「透明化、盗聴、瞬間移動」など隠密行動や暗殺に特化した多彩なスキルを持つ。ネビロスの後輩であり序列が1つ下だが、左門からは「ネビロスの百倍荒事に強い」とも言われており、実際にネビロス自身も彼女の実力については信頼している。 作者の沼曰く、登場する度にデザインをマイナーチェンジしているとのこと。 人気投票では10位。
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