瓦製造業とは? わかりやすく解説

(瓦製造業 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 07:01 UTC 版)

(かわら、: roof tiles)は、屋根葺きに用いられる代表的な建材である[1]


注釈

  1. ^ 瓦という字、概念が用いられているのは、他にも煉瓦(れんが)など。
  2. ^ 英語では屋根瓦は「(roof)tiles」と呼ばれる。「tile」は「cover 覆い」という意味のラテン語: tegulaを語源としておりそれが古英語tileとなったものであり[3]、tileも主として粘土を焼いて作られており、屋根や壁を覆うことに使われているわけである。英語では屋根瓦を指す場合にも「tile」と言うだけでも大丈夫だが、「屋根覆い」という分類をはっきりさせる場合に「roof tile」と言う。
  3. ^ 参考:JIS A5402:2002[10]
  4. ^ ただし、その際は桟瓦や本瓦は用いず、試し割り専用の瓦、又は棟積みに用いる熨斗瓦を使う。

出典

  1. ^ a b c 日本大百科全書『』 - コトバンク
  2. ^ 屋根』 - コトバンク
  3. ^ 出典:Oxford Dictionary
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 瓦の歴史”. 姫路市電子じばさん館(姫路市・公益財団法人 姫路・西はりま地場産業センター). 2020年8月3日閲覧。
  5. ^ a b 三浦正幸著『城のつくり方図典』小学館 2005年
  6. ^ a b チタン瓦の五重塔公開=浅草寺”. 時事通信 (2017年6月13日). 2017年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月15日閲覧。
  7. ^ セメント瓦屋根ってどんな特徴があるの?
  8. ^ 沖縄で普及した「セメント瓦」 今や工場は1軒だけ 最後の職人「需要ある限り作り続ける」
  9. ^ 役瓦”. weblio. 2023年1月30日閲覧。
  10. ^ JISA5402:2002 プレスセメントがわら
  11. ^ a b c d e 前場幸治『古瓦考(相模国分寺千代台廃寺)』冬青社、1993年
  12. ^ EcoKawara|テラゾーや瓦舗装やリサイクル舗装や二重床のタイルに最適
  13. ^ a b Roofing Tiles Market | Size, Share | Growth, Trends | Industry Analysis | Forecast | Technavio(英語)
  14. ^ a b 近藤豊著『古建築の細部意匠』大河出版 1972年
  15. ^ 日本セラミックマシナリー協会編『セラミックマシナリーハンドブック』日刊工業新聞社 2006年7月
  16. ^ 『日本書紀』21巻 崇峻天皇
  17. ^ - 香川県三豊市- 宗吉瓦窯跡
  18. ^ 菱田哲郎『丹後地域の古代寺院』(『丹後地域史へのいざない』ISBN 978-4-7842-1348-1 所収)、2007。
  19. ^ 小山市公式サイト、小山博物館『国指定史跡「乙女不動原瓦窯跡」』
  20. ^ 三里町公式サイト「水殿瓦窯跡」
  21. ^ 山本清一「古代瓦 文化財の守り神◇姫路城や東大寺の屋根修理、技術継承へ職人育成◇『日本経済新聞』朝刊2018年4月5日(文化面)
  22. ^ 一般社団法人 日本伝統瓦技術保存会(2018年5月4日閲覧)
  23. ^ 一井 純 (2017年9月9日). “市場75%減、日本の「屋根瓦」は生き残れるか 「地震に弱い」というイメージが瓦業界を直撃”. 東洋経済新報社. 2020年1月19日閲覧。
  24. ^ 経済産業省における住宅関連施策の動向” (PDF). 経済産業省製造産業局生活製品課住宅産業室 (2019年5月). 2022年1月10日閲覧。
  25. ^ 金井直子 (2016年8月). “耐震性は大丈夫!? 「瓦屋根」の魅力と注意点とは”. SUUMOジャーナル. 2019年10月11日閲覧。
  26. ^ 国交省、新築の瓦屋根はガイドライン工法を義務化に=瓦屋根の告示基準改正”. 株式会社住宅産業新聞社 (2020年7月). 2020年8月3日閲覧。
  27. ^ 建築:令和元年房総半島台風を踏まえた建築物の強風対策 - 国土交通省”. 国土交通省. 2021年2月21日閲覧。
  28. ^ 瓦屋根の緊結方法が強化されます - 国土交通省” (PDF). 国土交通省. 2022年1月10日閲覧。
  29. ^ 経済産業省における住宅関連施策の動向” (PDF). 経済産業省製造産業局生活製品課住宅産業室 (2019年5月). 2022年1月10日閲覧。
  30. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 現在(平成24年12月)粘土瓦の産地は24箇所 全国に点在 石州瓦工業組合
  31. ^ 瓦5 国内の瓦産地による呼称
  32. ^ 粘土瓦産地 - 大和製瓦株式会社
  33. ^ 瓦のはなし
  34. ^ 福井県瓦工業協同組合
  35. ^ 京瓦とは 浅田製瓦工場
  36. ^ 城島瓦 久留米観光コンベンション国際交流協会
  37. ^ a b 瓦師』 - コトバンク
  38. ^ 幕府御用瓦師の工房跡を発掘/大阪、瓦屋町遺跡”. 四国新聞社. 2022年12月28日閲覧。
  39. ^ 御用瓦師寺島家文書 一括(49点)”. 大阪市. 2022年12月28日閲覧。
  40. ^ ひと@東海:鬼師 岩月久美さん(54) 鬼瓦で新たな試み /愛知”. 毎日新聞. 2022年12月28日閲覧。
  41. ^ 小林信明編『新選漢和辞典』小学館、1963年。
  42. ^ 阿辻哲次著『部首のはなし 2』 中央公論新社 2006年


「瓦」の続きの解説一覧

瓦製造業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/08/05 08:22 UTC 版)

東淵江」の記事における「瓦製造業」の解説

利根川氾濫原野に位置していた東淵江には、瓦や煉瓦向いた良質な原土採集できた。これにより1909年明治42年)頃から、中川沿岸瓦製造始められた。その後産業興隆し、1926年大正15年)には中川沿岸中心に東淵江全体14軒の瓦製造業者が操業していたという。 しかし、日中戦争太平洋戦争が始まると、戦時統制日立工場拡大による用地買収などで瓦製造業は中断余儀なくされ、戦後建築様式の変化などから瓦の需要減ってしまった。近傍原土も採り尽くしてしまい、遠方から輸送するため採算取れなくなったことも重なり戦後復興期のなかで多くの瓦製造業者が廃業した最後まで操業していた「杉本鬼瓦店」2代目尾本正一が、鬼瓦初め特殊瓦を製造する技術認められ1982年昭和57年12月10日足立区登録無形文化財鬼瓦工芸技術保持者に指定されたが、1993年平成5年)に廃業した。これにより、東淵江の瓦製造業の歴史終焉した。 主な瓦製造業者は以下の通り。※現在これらの製瓦工場存在しない尾本家(杉本鬼瓦店)

※この「瓦製造業」の解説は、「東淵江」の解説の一部です。
「瓦製造業」を含む「東淵江」の記事については、「東淵江」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「瓦製造業」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「瓦製造業」の関連用語

瓦製造業のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



瓦製造業のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの瓦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの東淵江 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS