現世および三界高校関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:08 UTC 版)
「境界のRINNE」の記事における「現世および三界高校関係者」の解説
十文字 翼(じゅうもんじ つばさ) 声 - 木村良平、蓮未エリナ(少年時代) りんね達のクラスに転校してきた黒髪の男子で見た目は美形。実家は代々続くお祓い屋(退魔師)を家業としている。魔狭人や翔真ほどではないが裕福で、両親は日本各地を転々としており、旅先から高級な名産品を送ってくる。りんねと違って制服を買えるはずだが着用せず、神父服をモチーフにした独自デザインの服を公私兼用で着ている。 自身も幼いころから霊が見え、除霊用のアイテムを扱える。ある霊を追い日本中を渡り歩く父親の都合で何度も転校を繰り返していた上、霊が見えることでどこに行っても周囲から浮いた存在になりがちで友達が出来ずにいた。そんな時、小学校時代に桜とクラスメートになり、霊が見える者同士で意気投合し秘密を共有するなどして桜に片想いするが、出会いから直ぐにまた転校してしまった。霊が大量に映り込んでしまった幼いころの桜の盗撮写真を肌身離さず持っている。 転入初日の自己紹介からいきなり衆人環視の状況で桜に告白するが、存在をすっかり忘れられており名前すら覚えていて貰えず、告白の返事を迫っても「まずは友達から」と軽くいなされているが全くめげてはいない。りんねのことは桜を巡る恋敵で商売敵だと直感的に見抜いてライバル視しており、りんねと桜の関係をしきりに気にしているなど、恋愛面に関しては揃って鈍感な二人よりは鋭い。後々、榊あやめに思いを告げられることになり、遠距離恋愛をしつつも、桜への想いを優先する傾向がある。りんねは除霊や浄霊にプロとしてささやかでも対価を要求しつつお人良しな性格故に赤字に悩むが、十文字は腕前はともかくとしてまだ正式な仕事ではなく「趣味」または「ボランティア」といった立ち位置で基本的に無報酬かつ自主的に動いており、採算性やコストは眼中にない。根が単純かつ動機が「桜に格好いいところを見せたい」、「除霊を口実に桜と仲良くしたい」など不純なことも多く、それがために当初の目的を完全に見失うことも多いなど、性格や思考に関してはりんねと桜から呆れられている。 当初は霊を見れば悪霊かどうかさえ判断せず、問答無用で聖灰を投げつけて成仏させようとする荒っぽいスタンスで、りんねのやり方を「生ぬるい」と批判していた。ただしその方針が災いし、霊に恨まれた挙げ句浄霊行為そのものも失敗しており、自身への恨みで無害な霊を悪霊化させてしまうなどかえって事態を悪化させていた。だが、片思いが実らず病死した少年の霊がりんねの協力で成仏する様や、死神の鎌で凶悪な悪霊トイチさえも浄霊するりんねの鮮やかな手際を見てからは相手に応じて戦術を変えて対応するなど、多少は穏健で賢明な方法を採るようにもなった(ただし堕魔死神や悪魔に対しては相変わらず強硬である)。戦闘力や浄霊の実力はそれなりにあるが、聖灰の性質や本人の早合点な性格から悪霊を取り逃がしてしまうことも多い。魔狭人と仲が悪い。なお、よく「B級お祓い氏」と呼ばれる。 ミホ 声 - 徳井青空 三界高校1年4組。桜の友達。桜、リカと共に3人組でいることが多い。生徒会で書記をしており、姉がいる。いつもどこからか怪談話を仕入れていて、りんね達に怪奇現象の情報を教えてくれる。霊が見えるようになりたい願望があるが、実際に怪奇現象に遭遇するとすぐに逃げ出してしまう。それでもりんね達に霊の情報だけ伝えに戻ってくるなど、彼女の逃亡は半ば持ちギャグと化している。唯一の例外にミホに惚れていた元同級生の臼井君(声 - 市来光弘)がいる。デート後に彼が霊であることに気付いたミホは、全然怖くなかったと吐露し、哀しげな表情を浮かべていた。 穏やかで優しい性格だが、翼からは頻繁に聖灰の被害を受けているため、彼に対しては容赦のない反撃(中華鍋や鞄で殴りつける等)を行う。桜と共にナンパされたり、彼女に惚れている霊が登場するなど、それなりに美人である様子がある。 リカ 声 - 洲崎綾 三界高校1年4組。桜の友達で「間違い電話霊」に困らされていた。どケチで、りんねへの依頼料を財布の中に貯まった1円玉で支払った。怪談話が苦手で、実際に怪奇現象に遭遇すると、ミホ同様にすぐに逃げ出してしまう。 桜、ミホと共に3人組でいることが多いが、彼女だけ登場しないことがある。アニメ版では苗字が桃井となっている。 スズキ先生 声 - 坪井智浩 三界高校の男性体育教師。瞳がキラキラしている。霊がらみの事件に何度も巻き込まれている。数年前までは教育実習生だった。前世は姫で、右手首に花びらのようなアザがある。面倒見が良く生徒から慕われているが、どこか抜けている。りんねが貧乏であることを気にかけており、彼女が作った梅干しや佃煮をりんねに差し入れているが、白いごはんがないため、あまり喜ばれていない。 義理堅く、実習生の時に担当していた生徒の一人、叶ヨウコ(声 - 植田佳奈)が食中毒で亡くなったため、現在も線香をあげに自宅を訪れている。ヨウコからは想いを寄せられており、メールアドレスを書いた紙を受け取ったが、風でその紙を飛ばされてしまいメールをすることができなかった。それが原因でヨウコは地縛霊になっていたが、りんねと桜によって誤解を解き合うことができた。なお、ヨウコのメールアドレスの紙を一緒に探してくれた女性が彼女である。 アニメ版ではりんねのクラスの担任教師になっており登場回数が増加している。 サトウ先生 三界高校の養護教諭。メガネを掛けた中年のやや太めの女性。前世は鯉。仔猫の姿の六文を可愛がっている。 姉祭・アネット・瞳(あねまつり・アネット・ひとみ) 声 - 沢城みゆき もとは「ショッピングモールの姉」と呼ばれていた百発百中の占い師だったが実は臨時のバイトで本業は別にある。 人間でありながら、あの世から散逸された命数管理局指定特一級回収物品とされている強力な死神道具のひとつ「のぞき玉」を所持している。 占いが百発百中の的中率を誇るのはそのためで、ゆえにりんねとはのぞき玉を巡って、ある種、複雑な関係となる。 のちに本業が教師である事が明かされてりんねや桜らが通う学校に転職。 りんねたちのクラス担任となった(アニメではスズキ先生が担任教師のため、副担任となっている)。担当科目は英語。 生徒達からは「アネット先生」と呼ばれている。 祖母がフランス人のクォーターで、祖母・母との3人暮らし。 美人でグラマラスな女性だが、マイペースでどこか抜けているところがあり、自分の部屋を片付けられない。 就職難によりお祈りが続き、大学卒業後も就職出来ずに家でゴロゴロしていた。その結果家から追い出され、占い屋のバイトから教師になった。 実はかつて死神と契約を交わしていた白魔女の末裔であり、のぞき玉を持っていたのは先祖が交わした死神との正当な契約によるものだと主張している。(ただし命数管理局側からしてみれば法的管理が無かった時代の勝手な私的契約であるため認められないものである) そして、のぞき玉自体が自ら意志を持っており、アネットの血族を主と認めているため、たとえ彼女からのぞき玉を奪ったとしても紆余曲折の末に必ず彼女のもとに戻ってくる。 榊 あやめ(さかき あやめ) 実家が神社の巫女。十文字の中学時代の同級生で、遠い街に住んでいる。中学時代から十文字に片思いしており、その念が生霊を生み出した。眼鏡をかけており、物静かで奥ゆかしい風貌だが、腹黒くツンデレな気質がある。十文字と二人きりになる機会を度々目論んでいるが、十文字の意向によって頻繁に同席するりんねと桜を邪魔に思っている。 井本 声 - 三上遥香 桜やりんねのクラスメートで、元園芸部。園芸部の朝妻トモオに想いを寄せており、サツマイモの畑で恋のまじない(地面にビーズ肥料で好きな相手の名前を書き、魔法定着水で固定する)を行ったが、まじないが成立する前に文字を消してしまったため、まじないが変質しサツマイモにマンドラゴラの呪い(サツマイモをマンドラゴラに変化させ、術者の影はサツマイモの形になる)をかける結果となり、園芸部を止めてしまった。園と、りんねによって彼女がかけようとしたのが呪いではなく、恋のまじないであることを知ったトモオから告白される。恋が成就したことでまじないが消失し、呪いが解けたことで再び園芸部に戻った。 アニメ版ではクラスメートとして登場回数が増加している。
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