燃えろ!ねったまアルプス
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「全国高校野球選手権大会中継」の記事における「燃えろ!ねったまアルプス」の解説
毎試合5回裏終了時、1塁側と3塁側のアルプススタンドから「燃えろ!ねったまアルプス」(2008年までは「SUNSUNリポート」)が行われ、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}基本的に朝日放送テレビとテレビ朝日の新人アナウンサーがリポートを担当する(1975年から1994年までと2009年以降は系列局のアナウンサーも含む、詳細は後述)。試合前(第一試合を除く)と5回裏終了時に実施する。(2016年時点、試合前に行われる場合は「ねったまアルプスリポート」と名称が変わる)。2008年までの一時期は5回裏終了時のみだった。1995年以後は、歴代のテレビ朝日新人アナウンサーが自社番組ではなく、この「SUNSUNリポート」「燃えろ!ねったまアルプス」でデビューを果たしたということもあった[要出典]。学校によっては版権のある応援歌などが披露される場合があるが、その際のネット配信では著作権の都合上当該部分の音声はカットされ、映像のみの配信となる旨のテロップが挿入される。またバーチャル高校野球内で公開される1試合まるごと動画では当コーナー自体がカットされる。 なお、2021年の中継ではアルプススタンドからのリポートを挿入しない代わりに、各チーム初戦の試合で「ねったま、夏便り」(中継対象の試合に出場している選手・監督・学校の関係者が綴った手紙の一節を実況アナウンサーが放送席で代読する企画)、初戦に勝利した出場校については2戦目で「チームのここを見ろ!」(監督への事前取材を基にチームの強みを紹介する企画)をそれぞれ5回裏の終了後に放送する。なお、片方が3戦目以降となる場合は、前半戦のハイライトを流して本来リポートを流す時間を埋め合わせている。この年の第103回大会と、大会期間中の休養日に甲子園球場を使用する第25回女子選手権大会決勝では、前年(2020年)の甲子園高校野球交流試合に続いて、新型コロナウイルスへの感染拡大防止の観点から全試合を無観客で開催。出場校の関係者(在校生、保護者、ブラスバンドのメンバーなど)と主催者が許可した関係者(1校あたり総勢200名以内)にしかスタンドへの入場が認められておらず、例年の試合中継ではリポートの場になっているアルプススタンドへの入場も、ブラスバンドのメンバーと関係者(1校あたり50名以内)に限られていた。さらに、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が甲子園球場のある兵庫県内に8月20日から発出されたため、2回戦途中の8月22日以降に開催される試合ではブラスバンドの入場も見送られている。以上の事情から、2020年交流試合の中継(後述)に続いて、スタンドへリポーターを配置していない。 最近のリポーター(☆は当時の新人アナウンサー。所属局は箇条書きがない者は当時を含めて朝日放送→朝日放送テレビ。◎は実況・選手インタビュー担当を兼務。) 1995年:西脇亨輔☆、下平さやか☆、高橋真紀子☆(いずれもテレビ朝日) 1996年:川島淳☆、古澤琢☆、萩野志保子☆、吉元潤子☆(いずれもテレビ朝日) 1997年:勝田和宏☆、平石直之☆、川北桃子☆(いずれもテレビ朝日) 1998年:小木逸平☆、小松靖☆、上山千穂☆、徳永有美☆、野村真季☆(いずれもテレビ朝日) 1999年:進藤潤耶☆、富川悠太☆、中丸徹☆、武内絵美☆、龍円愛梨☆(いずれもテレビ朝日) 2000年:櫻井健介☆、石井希和☆、佐分千恵☆(いずれもテレビ朝日) 2001年:安西陽太☆、河野明子☆、村上祐子☆(いずれもテレビ朝日) 2002年:清水俊輔☆、吉野真治☆、松尾由美子☆(いずれもテレビ朝日) 2003年:川松真一朗☆、市川寛子☆、大木優紀☆、前田有紀☆(いずれもテレビ朝日) 2004年:佐々木亮太☆、上宮菜々子☆、堂真理子☆(いずれもテレビ朝日) 2005年:高野純一☆、高橋大作☆、中村昭治☆、久保田直子☆、矢島悠子☆(高野・高橋以外はテレビ朝日) 2006年:高野純一、高橋大作、田中花子、乾麻梨子☆、中村昭治、加藤泰平☆、島本真衣☆(中村・加藤・島本はテレビ朝日) 2007年:高野純一◎、竹野康治郎☆、乾麻梨子、堀友理子☆、大西洋平☆、野上慎平☆、小川彩佳☆(大西・野上・小川はテレビ朝日) 2008年:竹野康治郎、北村真平☆、桂紗綾☆、高橋大作、乾麻梨子、竹内由恵☆、本間智恵☆、八木麻紗子☆(竹内・本間・八木はテレビ朝日) 2009年:横山太一☆、八塚彩美☆、北村真平、高橋大作、乾麻梨子、板倉朋希☆、三上大樹☆(板倉・三上はテレビ朝日) 2010年:角野友紀☆、塚本麻里衣☆、横山太一、桂紗綾、北村真平、高橋大作、菅原知弘☆、寺川俊平☆、森葉子☆(菅原・寺川・森はテレビ朝日) 2011年:角野友紀、塚本麻里衣、横山太一◎、古川昌希☆、平岩康佑☆、斎藤康貴☆、青山愛☆、寺川俊平(斎藤・青山・寺川はテレビ朝日) 2012年:北村真平、古川昌希、平岩康佑、斎藤真美☆、久冨慶子☆、宇佐美佑果☆(久冨・宇佐美はテレビ朝日) 2013年:角野友紀、平岩康佑◎、斎藤真美、北條瑛祐☆、大野聡美☆、林美沙希☆、弘中綾香☆(林・弘中はテレビ朝日) ※うち2008年~2010年の高橋と乾は、他の朝日放送(当時)勢3名のスケジュールに応じての登場のようで、出番は少なかった。 2014年:北條瑛祐、大野聡美、川添佳穂☆、ヒロド歩美☆、草薙和輝☆(テレビ朝日) ※川添・ヒロドは、同年度の『速報!甲子園への道』で朝日放送(当時)側のキャスターを担当。 2015年:福井治人☆、山崎弘喜☆、山木翔遥☆、池谷麻依☆、紀真耶☆、田中萌☆(池谷・紀・田中はテレビ朝日) 2016年:北條瑛祐◎、大野聡美、川添佳穂、福井治人◎、小西陸斗☆、澤田有也佳☆ 2017年:大野聡美、川添佳穂、澤田有也佳、津田理帆☆、小西陸斗◎、井澤健太朗☆(テレビ朝日) 2018年:澤田有也佳、小西陸斗、津田理帆、佐藤修平☆、住田紗里☆、柳下圭佑☆、並木万里菜☆(住田・柳下・並木はテレビ朝日) 2019年:津田理帆、佐藤修平、増田紗織☆、布施宏倖☆、仁科健吾☆(布施・仁科はテレビ朝日) 系列局のリポーター(☆は当時の新人アナウンサー。所属局は当時) 2009年:棚原勝也(琉球朝日放送)、依田英将☆(北海道テレビ)、橋口侑佳(熊本朝日放送)、坂本洋子(福島放送)、鈴木理加☆(鹿児島放送) 2010年:坂本佳子(青森朝日放送)、冨田和☆(山口朝日放送)、菊地友弘(北海道テレビ)、山田幸美(広島ホームテレビ)、猪俣理恵(福島放送)、鈴木理加(鹿児島放送)、恩田琴江(北陸朝日放送) 2011年:安藤桂子(福島放送)、森直美(静岡朝日テレビ)、山田幸美(広島ホームテレビ)、金沢歩☆(メ〜テレ)、濱田隼平☆(山口朝日放送)、上野雅美(北陸朝日放送) 2012年:村田智啓(静岡朝日テレビ)、山田幸美(広島ホームテレビ)、坂口愛美☆(愛媛朝日テレビ)、嶋田健吾、濱田隼平(山口朝日放送)、上坂嵩☆(メ〜テレ) 2013年:田中麻耶☆(メ〜テレ)、室岡里美(北海道テレビ)、坂口愛美(愛媛朝日テレビ)、山田幸美(広島ホームテレビ)、出原大樹☆(静岡朝日テレビ)、佐藤優(山形テレビ) 2014年:田中麻耶(メ〜テレ)、森直美(静岡朝日テレビ)、楢崎瑞(山口朝日放送)、大重麻衣☆(広島ホームテレビ)、吉田一平☆(長野朝日放送)、福田太郎☆(北海道テレビ)、飯田麻菜美(福島放送)、吉井万結(愛媛朝日テレビ)、加田晶子(青森朝日放送) 2015年:五十幡裕介(北海道テレビ)、濱田隼(メ〜テレ)、吉弘翔(広島ホームテレビ)、吉井万結(愛媛朝日テレビ)、浅野航平(山口朝日放送)、落合由佳(青森朝日放送) 2016年:稲葉千秋☆(青森朝日放送)、伊豆蔵将太☆(メ〜テレ)、中西希☆(広島ホームテレビ)、野川諭生☆(新潟テレビ21)、速水里彩(愛媛朝日テレビ)、佐野伶莉☆(静岡朝日テレビ)、柴田理美(熊本朝日放送) 2017年:坂野栄信(広島ホームテレビ)、福永裕梨☆(北海道テレビ)、中村かさね(青森朝日放送)、大堀結衣☆(愛媛朝日テレビ)、宮崎玲衣☆(静岡朝日テレビ)、伊豆蔵将太(メ〜テレ)、山崎聡子(福島放送)、辻紗樹、信長ゆかり☆(いずれも瀬戸内海放送)、上田正恵(熊本朝日放送) 2018年:大堀結衣(愛媛朝日テレビ)、齋藤恵梨☆(新潟テレビ21)、和田侑也☆(九州朝日放送)、信長ゆかり、石井俊大(いずれも瀬戸内海放送)、出世凪沙☆(鹿児島放送)、住吉香音(熊本朝日放送)、伊豆蔵将太、島津咲苗(いずれもメ〜テレ)、澤田愛美☆(青森朝日放送)、坂寄直希(福島放送)、斉藤亜緒衣☆(広島ホームテレビ)、須藤誠人☆、宮崎玲衣(いずれも静岡朝日テレビ) 2019年:坂口愛美(愛媛朝日テレビ)、齋藤恵梨(新潟テレビ21)、宮崎玲衣、須藤誠人(いずれも静岡朝日テレビ)、住吉香音(熊本朝日放送)、澤田愛美(青森朝日放送)、近藤あずみ(広島ホームテレビ)、島貫凌☆、南雲穂波☆(いずれもメ〜テレ)、中野希友未☆(長野朝日放送) なお、1980年代・1990年代前半はこのアルプススタンドの応援レポートは、「甲子園、みんなが主役」というタイトルでテレビ朝日系列局をはじめとしたネット局、近畿圏の独立局(リレー中継開始以降)のアナウンサーが担当していた。ただし、関東広域圏の担当は、当時からテレビ朝日新人アナウンサーの担当(かつては和歌山以外の近畿広域圏も朝日放送テレビが一手に担当)であり、放送エリアに複数の県が含まれる場合、九州朝日放送(福岡、佐賀)、瀬戸内海放送(岡山、香川)のように2つの代表校を掛け持ちする例も多かった。1985年は準決勝放送後、これらのアナウンサーが一堂に会し各々の代表校の戦いぶりを振り返る企画もあった。この名残からか、現在も関東地方の代表校の担当はテレビ朝日側のアナウンサーに、近畿地方の代表校の担当は朝日放送テレビ側のアナウンサーに優先的に割り当てられるが、関東勢同士、近畿勢同士の直接対決となる試合はこの限りではない[要出典]。2016年頃から系列局のアナウンサーが地元以外の学校を担当する場合もある。 また、最近は朝日放送テレビ・テレビ朝日新人アナウンサーに加えて、入社2-3年目の朝日放送テレビアナウンサーも担当することがある。これはテレビ朝日側で年々新人のデビューが早まって既に担当番組があり中継に参加できない、他の番組と兼任しているので参加できても少なくなるためである。[要出典] 2004年度のテレビ朝日新人アナウンサーだった堂真理子は『ミュージックステーション』を担当していたため、その年の大会期間中、常時関西滞在が出来なかった(ある週の金曜は午前中はSUNSUNリポート、夜は『Mステ』の仕事をこなした)。 2006年度の「SUNSUNリポート」は、基本的に上記7名で担当。島本についてはパンパシフィック水泳選手権中継の担当と重なることから、大会前半(2回戦まで)のみを担当し、後半(3回戦 - 準決勝)は、入社2年目の中村が2年連続で担当することになった(加藤は全日程に渡って担当)。しかし中村も、決勝当日及びその翌日の再試合は、東京都国分寺市の早稲田実業学校からの中継リポーターを担当したため、両日の「SUNSUNリポート」は、朝日放送(当時)側(駒大苫小牧担当)が高野・乾のコンビだったのに対し、テレビ朝日側(早稲田実業担当)は加藤の単独担当になった。その他、本来実況班である田野和彦が担当したこともあるほか、当時『おはよう朝日です』でアシスタントを務めていた喜多ゆかりも1度だけ担当した。 2009年度は、テレビ朝日側の新人4名のうち女性2名が入社後すぐ帯番組(宇賀なつみ『報道ステーション』・加藤真輝子『やじうまプラス』)へレギュラー出演となったため、当該アナウンサーは中継に参加できず、テレビ朝日側からのリポーターに人員不足が生じた。 2013年度には、テレビ朝日の竹内由恵・森葉子と共に『速報!甲子園への道』のキャスターを務めた角野・斎藤が「甲子園スタジオ」担当との兼任扱い、この年からスポーツアナウンサーとしての活動を開始した平岩が選手インタビュー・ラジオ中継実況担当との兼務扱いで出演することもあった。 2014年度には、テレビ朝日へ入社したアナウンサー(男女各1名)のうち、山本雪乃を同年度の『熱闘甲子園』キャスターに抜擢。山本を同番組の取材・進行に専念させる関係で、テレビ朝日からは同期の草薙をリポーターとして派遣した。 2015年度には、テレビ朝日へ入社したアナウンサー5名(男性2名・女性3名)のうち、男性アナウンサーの山崎・山木が決勝まで中継に出演(決勝では東海大相模側のリポートを2人で担当)。女性アナウンサーでは、池谷 → 紀 → 田中の順で、交互にリポーターを務めた(決勝では仙台育英側のリポートを田中と朝日放送〈当時〉の福井治人とで担当)。 2016年度には、テレビ朝日へ入社したアナウンサー(桝田沙也香・森川夕貴)がいずれも、平日の全国ネット・生放送番組(桝田:『ワイド!スクランブル』、森川:『報道ステーション』)で入社当初から気象キャスターを担当しているため不参加。また、大会期間がリオデジャネイロオリンピックと重なることなどから、朝日放送(当時)側からのリポーターを例年より増員。決勝では、新人アナウンサーの澤田が作新学院側、小西が北海側のリポートを担当した。 2017年度には、テレビ朝日へ入社したアナウンサー3名(男性1名・女性2名)のうち、男性アナウンサーの井澤が出演した一方、女性アナウンサー(林美桜・三谷紬)は不参加。 2018年度には、テレビ朝日へ入社した3名のアナウンサー(住田・柳下・並木)を、大会の前半から全員揃って派遣している。 2019年度には、テレビ朝日へ入社したアナウンサー4名(男性2名・女性2名)のうち、男性アナウンサーの布施・仁科が出演した一方、女性アナウンサー(斎藤ちはる・下村彩里、このうち斎藤は入社当日から『モーニングショー』のアシスタントを担当)は不参加。 2018年の第100回以降の大会では、NHKのテレビ中継でも、試合前や試合中にアルプススタンドからのリポートを挿入。出場校の地元にある放送局から、アナウンサーや契約キャスターを「ふるさとリポーター」として派遣させている(ふるさとリポーターは1988 - 1990年にも行っていたが、その後中断していた)。 2020年甲子園高校野球交流試合では、出場校の関係者・報道陣・NPB球団のスカウトに限って条件付きでスタンドへの入場を認めていたものの、アルプススタンドを開放しなかった。このような事情から、朝日放送テレビが制作する中継ではスタンドからのリポート企画を実施せず、系列他局からのアナウンサーの派遣も見送られた。その一方で、2020年度に朝日放送テレビへ入社した大野雄一郎・東留伽の両アナウンサーは、一部の試合で監督・指名選手への代表インタビューを任されていた。
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