スポーツアナウンサーとして
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「河村亮」の記事における「スポーツアナウンサーとして」の解説
2004年からはプロ野球中継『Dramatic Game 1844』の実況・ベンチリポーターなど、スポーツ中継の担当がメインであるが、スポーツ以外の番組に出ることもある。『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』でも度々顔を出しており、2011年の放送では日本テレビの大先輩でもある徳光和夫のチャリティー・マラソンの実況を担当した。また、バラエティ番組のスポーツ・対決企画では実況・進行を担当する事が多いほか、不定期で『笑点』の副音声解説放送も他のアナウンサーと持ち回りで担当することもある。 初のプロ野球実況は1994年(平成6年)6月3日の読売ジャイアンツ対横浜ベイスターズ戦。初実況でいきなり元木大介、岡崎郁、大久保博元の三者連続本塁打が起きた。ただ、大久保の場面で「こんなことがあるのか!」と発言した際、後に「頭の中が真っ白になりかけた」と語っている。実際、巨人の野手での三者連続本塁打は1988年7月6日の巨人対中日ドラゴンズ戦(円山球場)での吉村禎章、原辰徳、呂明賜以来で、この試合が通算4度目であった。 2005年(平成17年)に、第26回NNSアナウンス大賞でテレビ部門大賞を受賞。 2006年のトリノオリンピックの際にはジャパンコンソーシアムのメンバーとして放送に参加。カーリング競技の実況等を担当している。トリノオリンピックカーリング日本代表(チーム青森)の本橋麻里のことを『この選手はマリリンと呼ばれております』と最初の中継で紹介したのは河村である。 2007年(平成19年)の箱根駅伝の実況の際、今井正人選手が芦ノ湖にトップでゴールする際に、「今、山の神、ここに降臨!その名は今井正人!」と実況し、その映像が翌年のニューイヤー駅伝の放送中、今井選手を紹介する際に(映像提供 日本テレビという形で)TBSにて放送される。 また、2006年の中日のセ・リーグ優勝決定試合と、2007年の巨人のセ・リーグ優勝決定試合をそれぞれ実況し、前者ではタイロン・ウッズが延長12回表に満塁本塁打を放った際に「痛烈!一閃!」の名実況を残した。しかしいずれも日テレG+での放送であったため、地上波での放送はされなかったが、2012年9月21日の巨人対東京ヤクルトスワローズ戦でも巨人のリーグ優勝の瞬間を伝え、これが自身にとって初の地上波における優勝決定戦実況となった。2013年9月22日の巨人対広島東洋カープ戦でも巨人のリーグ連覇の瞬間を伝えたが、前年とは違い、地上波で放送されなかった。2020年10月30日の巨人対ヤクルト戦では巨人は3-3で引き分けたものの(この日の試合前時点での優勝マジックは1であった)、マジック対象チームの中日が対広島戦(ナゴヤドーム)で敗戦、阪神が対横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)で引き分けたため、前年(2019年)に続いてリーグ優勝を決めた試合を実況した。 日本シリーズでは2008年の巨人対埼玉西武ライオンズ第1戦、2009年の巨人対北海道日本ハムファイターズ第4戦、2012年の巨人対日本ハム第6戦(自身にとって最初で最後の巨人日本一決定の実況。胴上げ投手は山口鉄也)、2013年の巨人対東北楽天ゴールデンイーグルス第5戦の実況を担当した。巨人のシーズン開幕戦(開催が東京ドームの場合のみ)の実況は入社以来一度も経験していなかったが、2010年3月26日の巨人対ヤクルト戦で初めてシーズン開幕戦の実況を担当した。2016年3月25日にも前回と同じ組み合わせで自身2度目の巨人のシーズン開幕戦の実況を担当。担当した2度とも巨人は勝利を収めているが、日本シリーズは1勝3敗と分が悪かった。以前には2005年3月26日に千葉ロッテマリーンズ対楽天の開幕戦(千葉マリンスタジアム)を実況、日本テレビでは珍しくセ・パ両リーグの開幕戦実況を行った数少ないアナウンサーである。また、メジャーリーグの日本開幕戦は2004年(ニューヨーク・ヤンキース対タンパベイ・デビルレイズ)と2012年(シアトル・マリナーズ対オークランド・アスレチックス)の2度開幕第1戦の実況を担当している。 また、2013年(平成15年)5月5日の巨人対広島戦では『松井秀喜&長嶋茂雄W国民栄誉賞受賞記念スペシャル』として特番の司会及び中継の実況を担当した。 その実況者としての力量と知識は原辰徳からも認められていた。 2019年(令和元年)6月1日付でアナウンス部専門部長に昇格したが、スポーツ実況活動などは従来通り行っていた。アナウンス部長は直前まで情報・制作局バラエティーセンターチーフプロデューサーだった伊東修が就任した。
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