死神および契約黒猫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:08 UTC 版)
「境界のRINNE」の記事における「死神および契約黒猫」の解説
鳳(あげは) 声 - 村川梨衣 頭にリボンをつけた死神の少女。聖・薔薇冠死神女学園(通称バカ女)1年。堕魔死神を数多く摘発してきた、由緒正しいエリート死神の家系。姉を籠絡した堕魔死神カンパニーのボス(鯖人)を倒そうと探す中りんねと出会い、彼に惚れたため、結局姉妹で親子に篭絡される形となった。りんねには積極的なアプローチを繰り返すも、まったく相手にされていない。 家が裕福で、金銭感覚が麻痺しているお嬢様。りんねが呆れるほど非常に騙され易く、堕魔死神のいいカモにされている。裕福ゆえに様々な死神道具を持っており高い汎用性を持つが、人の話を聞かなかったり、説明書をちゃんと読まずに使うなど、ガサツな部分があり道具を使いこなせないこともしばしば。浄霊の腕も高いとは言えず、見当違いの対応をして担当霊を悪霊化させかけたこともある。ただし単純な戦闘力は非常に高く、投げ銭の狙いは外したことが無い上、優等生であったれんげと鎌の切り合いで互角に渡り合うほど。 死神なので常人には視認できないが、リボンを蝶型の物に変えることで実体化できる。ババ抜きで一度も勝てないなどギャンブルには滅法弱い。スタイルでは桜に勝っているらしい(ただし本人談)。桜のことはりんねの恋敵として勝手に認識し、牽制を試みることもあるが、そのあまりの動じ無さに恐れ慄いている。蛇が大の苦手。 料理の腕は壊滅的で、三段重箱それぞれに焦げた卵焼きやウインナーを敷き詰めたり、白飯に茎ワカメを乗せたりするなど、センスも疑わしいレベル。 朧(おぼろ) 声 - 松岡禎丞 鳳の契約黒猫。年齢は桜曰く中学生くらい。細見でしなやかな体型をした雄の黒猫族。黒猫段位初段。 六文よりも姿は人間に近く、首や肩もちゃんとある。赤いプロテクターのような服を身に着けており、指も5本で手袋をしている。気が短く喧嘩っ早い性格で、戦闘力は高く、巨大な爪を使って戦う一方、黒猫段位試験の筆記では名前を書き忘れて0点を取るなど、うっかりな面もある。 鳳と朧の一族は代々つながりがあり、その縁から幼いころから鳳と2人で立派な死神と契約黒猫になるために修行をしていた。鳳をからかうたびに爆弾を投げられている。しかし初陣で鳳をからかった際、鳳が普段のように爆弾を投げた結果岩にはさまれてしまい、そのまま1年間放置されてしまう。岩から解き放たれた朧は鳳への復讐に燃え、蛇の霊[集団]をけしかけて契約取り消しを迫るが、騒動の末に結局元の鞘に納まることとなった。 鳳の契約黒猫だけあって、月給50万の高給取り。 架印(かいん) 声 - 斉藤壮馬 命数管理局経理課に所属する人間の寿命を管理する記死神の少年。仕事中はメガネをかけている。このメガネにはりんねの羽織や鳳のリボン同様実体化の効果がある。 一見落ち着いた面持ちの美少年だが、かなり口が悪く冷酷な性格。鯖人の借金のカタにりんねの寿命を差し押さえようとするが、りんねが裁きの輪を手に入れたことにより、手が出せなくなったので諦めた。それからもりんねとの仲は険悪で、顔を合わせる度に揉め事を起こしている。 現在は母親と鈴と一緒に住んでいるが、母親の浪費癖のせいで家の電気を止められるなど、りんね同様に貧乏生活を送っている。 れんげとは死神中学校での先輩後輩の関係であり、彼女が堕魔死神であることを知らない(実際は風の噂には聞いているものの、当人が否定していることや彼女の人となりを知っているため信じていない)。堕魔死神を憎んでいるが、れんげが堕魔死神であることを知った時は黙認しようとしていた。 架印の母 声 - 遠藤綾 容姿端麗な美女だが、彼女は鯖人のいいカモにされているため、息子の架印はこっ酷く六道親子を恨んでいる。また、金遣いが荒いため(高級食材などを通販で購入するなど)電気が止められている。夫である架印の父親とは息子が幼いころに離婚した。 鈴(すず) 声 - 三森すずこ 黄色の瞳をした雌の黒猫族。架印の契約黒猫。ゴスロリファッションの少女で、架印を手伝っている。元々は捨て猫であるため、契約金が浮くことから拾われた。契約黒猫のライセンスを所持しているかも不明。 かなり毒舌。純粋だが飽きっぽく粗野な性格で、自覚のないままに失敗を繰り返すなど、能力は低い。 ゴスロリファッションは架印の母によるもので、家計を圧迫する原因の一つになっている。 翔真(しょうま) 声 - 三瓶由布子 白髪の死神少年。死神小学校5年1組。 教育実習のためにりんねの元へホームステイをした死神の少年。貧乏な生活を共有させられた上内職を手伝わされていたため、手っ取り早く実習を終わらせるために悪霊捕獲を狙う。りんねの死神の鎌を勝手に持ち出したりと悪戯好き。死神の鎌は、鋭い目つきの青い鳥がモチーフ。 裕福な家庭で育ったお坊ちゃまであるため、苺のカモにされている。 黒洲(くろす) 声 - 石田彰 翔真の契約黒猫。雄の黒猫族。黒猫段位六段の上級黒猫。 紳士的に見えるが、その実は大の子供嫌いであり、翔真への忠誠も表面上だけで、内心鬱陶しがっている。契約時間は9時から5時までで、契約時間が過ぎるとどんな状況でも撤収する、最低限の補佐はするもののいざとなれば翔真を巻き添えにすることも厭わないなど、仕事を最優先にして動く。 黒猫段位六段を保持しており、黒猫幻術の使い手で、段位を持たない黒猫族が束になっても敵わない実力者。黒猫段位試験の試験監督や、契約黒猫適性審査の審査委員長を務めており、厳しい審査を行うことで有名。そのため、黒洲のお墨付きは黒猫族にとって大きな影響力がある。 契約時間の関係から上級黒猫にも関わらず貧困しており、りんねに匹敵するほど金儲けにはうるさい。契約時間が短いのは、一日中一緒にいると翔真をぶっ飛ばしてしまいそうだから。 沫悟(まつご) 声 - 村田太志 死神小学校時代のりんねの同級生。エリート学校・死神一高の男子生徒。左目の下に十字の模様がある。 死神小学校時代は、体が小さく眼鏡をかけていたため、「ミニメガネチビ男」と呼ばれていた。友人がおらず、知らない人がいる場所に行くとお腹が痛くなる。小学校時代はりんねによく助けられていたが、とある出来事がきっかけでりんねに裏切られたと勘違いし、卒業後は疎遠になっていた。しかし5年後に死神小学校同窓会で再会し、りんねとの誤解が解けた後はりんねに対し一種異様な執着心を見せており(本人は「疎遠だった分の友情を深めたいだけ」と主張するものの、十文字や鳳には疑惑を持たれている)、りんねの側にいる桜に対して、内心で対抗意識を燃やしている。りんね本人からはあからさまに引かれており、早く自分離れしてほしいと思われている。 クラスメイトの杏珠に片思いをされているが、全く気づいていない。 黒蜜(くろみつ) 声 - 内山夕実 沫悟の契約黒猫。長身でチャイナ服を着たセクシーな雌の黒猫族。有能で礼儀正しく、優しい。友達がいない沫悟を気にかけており、友情を応援している。 杏珠(あんじゅ) 声 - 釘宮理恵 死神一高の女子生徒で、沫悟のクラスメート。お嬢様風の見た目でよく高笑いをするが、沫悟からはやたらと距離を置く。沫悟に片思いをしているが、直接話したことはほとんどなく、彼からもあまり相手にされていない。沫悟と少しでも会話すると、過剰に感動する。 エリート意識が高く高飛車なところがあり、浄霊に対しては若干マニュアル気味で、型にはまった浄霊を行った結果、事態を悪化させたことがある。 桜本人が自覚していないりんねへの心象を言い当てるなど、恋愛には鋭い。りんねを「ヒモ男」と呼ぶ。
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