堕魔死神カンパニー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:08 UTC 版)
「境界のRINNE」の記事における「堕魔死神カンパニー」の解説
六道 鯖人(ろくどう サバト) 声 - 山口勝平 名誉死神である魂子の息子でりんねの父。堕魔死神を統率する堕魔死神カンパニー社長。架印の母から騙し取った金を資本金に堕魔死神カンパニーを設立、近年の堕魔死神活発化の原因を作ったと同時に、りんねを自身の借金の連帯保証人にし、彼に極貧生活を送らせている張本人である。りんねの兄と言っても通用するぐらいの若い外見をしており赤髪赤眼。魂子と同じく余程のことがない限り常に笑っている。言葉遣いは丁寧で、魂子を「おかあさま」、父を「おとうさま」と呼ぶ。魂子からは甘やかされていた様子。女性に対しては基本的に「くん」付けだが、桜には「ちゃん」付けで呼んでいる。 一見すると爽やかそうだが、その本性はとてつもないグータラでろくでなしの女誑し。自らはノルマ水増しはおろか労働そのものを一切せず、支払いは誰かに押し付けたり踏み倒したりしており、桜にお金を借りようとすることもあるが、いつも失敗に終わる。 真面目に労働することが大嫌いで、働いただけで血の涙を流しながら気絶し、商品に対して代金を踏み倒さずまともに支払えば吐血までするなど、骨の髄までろくでなしの根性が染み付いている。ただし彼なりに最低限の、本当に最低限の節度は有しており、りんね以外の者に、特に美しい女性に本気で手を上げることはない。また、妙に率直で堂々としたところがあり、己がろくでなしな最低の男であることを隠そうとも言い繕おうともしていない。一方で妻・乙女への愛情は本物であり、一度は真面目に働こうと考えたほどで、彼女の年齢詐称を知ってもその愛情から許している。 死神としての能力は人間とのハーフであることに加え、仕事はサボりとノルマ水増ししかしないため腕が鈍り切っており、霊ひとつさえまともに祓えないレベル。しかし戦闘能力だけは高く、首に巻いた襟巻や「吸血火車(後述)」などを使用し、りんねを翻弄する実力を持つ。また、竜巻に変身できるため、捕縛されてもすぐに逃亡できる。実は、死神業務ライセンスは魂子に次ぐゴールド。前述の通り浄霊能力は低いのだが、戦闘能力は高かったため、ゴールドライセンス所持者を倒すことでゴールドライセンスを取得している。 りんねにとって桜が特別な存在であることに感づいており、婚約指輪(りんねの金で購入)を渡して二人をなかば強引に結婚させようとしたこともある。すでにカンパニーは借金まみれになっており、借金を押し付けるためにりんねに堕魔死神カンパニーを継がせようと企んでいる。 作中では「鯖人(サバト)」とカタカナで表記される。 美人(びじん) 声 - 橘田いずみ 堕魔死神カンパニー社長である鯖人の美人秘書。鳳の姉。元々は鯖人を倒しにカンパニーに乗り込んだものの、鯖人に惚れてしまい逆に堕魔死神になってしまった女性死神。妹同様リボンを着けている。今では堂々と不正を行うようになり完全に堕魔死神に染まりきっている。ただし妹に対しては多少の負い目があるのか、鳳の前に姿を現すときは必ず仮面で顔を隠している。長い間「鳳の姉」、「美人秘書」とだけ呼ばれていたが、美人が本名であることが発覚した。 四魔 れんげ(しま れんげ) 声 - 石上静香 桜のクラスに来た転校生。その正体は堕魔死神カンパニー所属の堕魔死神。頭に小さな角が生えており、実体化する際は髪飾りで隠し人間を装う。美人だが、かなり毒舌で友人がいない。運が悪く、何かと不幸に見舞われる。転入後は高校クラブ棟のりんねの隣の部屋を拠点としている。前の学校の制服を着ている。 かつては貧乏ながらも勤勉で、死神としてエリート街道を歩んでいたが、死神一高の入学試験当日、鯖人が起こしたトラブルのとばっちりを受けたことで試験を受けられず転落、やむなく堕魔死神カンパニー女子高等部に入学し堕魔死神へと身を落とすに至る。堕魔死神として自分の仕事を全うすることを信条としており、転落人生の根源となった鯖人の息子であるりんねを逆恨みし、復讐の対象としている。ただし初登場時以外は堕魔死神らしい活動をほとんどしておらず、結果として日銭を稼ぐために通常の死神としての仕事を行うなど堕魔死神としては本末転倒なことになってしまっている。また、度々死神一高への編入を望んでいるような描写があるなど、足を洗えるなら洗いたいとも考えているようである。元々優秀な死神であったことから浄霊の実力や戦闘力は非常に高く、十文字を一蹴しりんねとも互角に切り結ぶほど。しかし詰めが甘いところがあり、桜や六文によって計画が失敗に終わり、敗北することが多い。 鳳とは死神小学校時代の同級生であり、その適当さに散々振り回されたことや、金持ちである彼女へのコンプレックスから現在に至るまで毛嫌いしている。鳳もまた堕魔死神に堕ちたれんげを目の敵にしており、顔を合わせるたびに喧嘩を始めることも多い。架印は死神中学校時代の先輩で現在も片思いをしており、負い目もあってか自身が堕魔死神であることを隠し通していた。 架印に告白しようとした時、彼が金持ちと結婚すると思い込んだ事が原因で、自分が堕魔死神である事を打ち明けてしまう。りんねの協力により、堕魔死神カンパニーにスパイとして潜入していると架印に思い込ませようとするも、部下のせいで失敗に終わる。堕魔死神である事を隠す事を諦め、架印に自分を捕まえるように頼んだが、彼が黙認したこととりんねが機転を利かせたことにより改心し、堕魔死神を辞める決意をした。 タマ 声 - 鈴木れい子 れんげの契約黒猫。小柄な雌の老猫で、メイドエプロンをしている。腰を痛めているが、れんげの身の回りの世話も担うなど働き者。若い頃は美人だった模様。
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堕魔死神たちの本拠地。堕魔死神のリーダー六道鯖人が経営する非合法会社。社員の多くがノルマ水増しを行っていながら赤字に苦しむほど経営状態が悪く、社員のサービス残業や給料未払いは当たり前。男性構成員は動物の着ぐるみ、女性構成員は水商売風のファッション。集まったら即宴会を始めるアホな死神ばかりで、まともなのはれんげだけ。また、最近は本業である人攫いすら碌に行っておらず、胡散臭いインチキ商品の販売等を行って糊口をしのいでいる。
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