りんね・桜の縁者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:08 UTC 版)
「境界のRINNE」の記事における「りんね・桜の縁者」の解説
魂子(たまこ) 声 - ゆきのさつき りんねの祖母で死神。鯖人の母でもある。和装で、白髪に赤い花の髪飾りを着けている。細目で常に笑顔だが、シリアスな場面にだけ目を開く。外見は若いが100歳以上。「おばさん(おばちゃん)」、「おばあさん(おばあちゃん)」呼ばわりや自身の年齢に関する話を執拗に嫌がり、言った者のこめかみをグリグリするのがお約束となっている(実の孫であるりんねに「おばあちゃん」と呼びかけられた際も容赦なく行う)。 幼少時代の桜を堕魔死神から救ってくれた人物であり、彼女にうっかりあの世の食べ物を食べさせてしまった張本人。最も優秀な死神である「名誉死神」の一人で、自力で堕魔死神カンパニーにたどり着けるほどの実力者。100年前には九尾の狐を退治し命数管理局の魂洗浄室に送り込んだ。他のベテラン死神と共に若手死神講習会の講師も務める。 数十年前に死神の仕事で出会った余命1分の男に一目惚れして、数々の根回しや多少の不正を働いて強引に寿命を50年延ばし結婚する。その時条件として「死神の仕事を10倍こなし、それが成されない場合子や孫の代まで仕事を引き継がせる」契約を結んだ。この契約によるノルマは10年前に達成しているが、りんねは父親のことを語るのを嫌い、貧乏の理由をこの祖母のノルマとして語っている。 りんねや桜を気にかけており、現世に来てはあの世のバイトを紹介したり、手助けをしてくれたりする。鯖人のことは余程のことがなければ放任主義。鯖人への制裁は、ほとんどがハリセンで行われる。 夫が死去した現在は、死神界で広大な屋敷を構えて暮らしており(りんね曰く「片付けられない人の典型」で、襖を開ければ家具などがジャングル地帯のように杜撰に置かれているが、本人曰く「屋敷が広いので片付かない部屋が7つあってもまったく問題ない」らしい)、りんねと桜が遊びに来ると温かく出迎えている。 黒星(くろぼし) 声 - 西村知道 魂子の契約黒猫。メガネを掛けた巨大な雄の老猫で、額に青色(アニメでは黄色)の星の模様がある。 夫が死去した魂子が死神界に戻ってきた際に、荷物に紛れて押し入れに放置され、そのまま長い間忘れられていた。 大掃除の際に発見され、現在は魂子の屋敷の家事全般も担っている。 黒星三世(くろぼしさんせい) 声 - 加藤英美里 黒星の孫息子。額に青色(アニメでは黄色)の星の模様がある。 黒猫であるにもかかわらず幽霊が大の苦手で、遭遇すると敵前逃亡するほど。女性好きのお調子者で、桜の膝の上がお気に入り。 祖父・黒星の後を継ぐため、現在は魂子の下で契約黒猫の修業をしている。 りんねの祖父 声 - 緑川光 人間。魂子の夫で、鯖人の父。キャラクター紹介では「来世サバ男」となっている。 東京タワーが建った50年前の時点で病気により余命1分、来世はサバになるはずを、死後の自分を導くためにやってきた魂子に一目惚れされ、彼女の奔走により50年寿命を延ばしてもらった。りんねをずっと育ててきたが、高校に入る年の春に亡くなった。 今は輪廻の輪に乗ってサバになり、黒潮に乗って回遊している。 六道 鯖人(ろくどう サバト) 声 - 山口勝平 りんねの父。詳細は堕魔死神カンパニーを参照。 六道 乙女(ろくどう おとめ) / 苺(いちご) 声 - 林原めぐみ りんねの母。かつて死神界では「伝説の死神・乙女」と謳われていた、プラチナライセンス所持の敏腕死神。見た目は若くて美しいが、実年齢は魂子より2歳下。鯖人と出会った時には彼より2歳上と年齢詐称していた。 りんねが赤子の時に、夫・鯖人に失望したため失踪したと長らく思われていたが、鯖人が偶然見つけてきた乙女の母校の卒業アルバムにより年齢詐称が発覚するのを恐れ、隠滅しようと三途の川に出かけて行った際、折悪しく暴走したヌー霊の大群に輪廻の輪へと押しやられてしまい、そのまま転生を繰り返していたというのが実情である。 鯖人との出会いは、合コンのボランティアをしている時に手伝ってもらったことがきっかけであり、お互いに一目惚れだったとのこと。鯖人のプロポーズを受け入れた結婚後も、魂子とは同世代のためによく話が合い、家庭生活は円満だったが、上述の年齢詐称の隠滅がもとで行方不明となり、以後、鯖人は乙女の消息をずっと捜し続けていた。鯖人のことは「ろくでなし」「ゴクツブシ」と揶揄しながら死神のカマでド突き回すのが日常茶飯事だったが、両者とも愛情表現の一つと認識しており、本気で愛し合っていることに変わりない(なお、転生した再会後もその思いは変わらないが、両人とも現在の立場上、復縁するつもりはないと明言している)。 メダカ、カナリア、アリクイを経て現在は人間の小学1年生の女児・苺に転生し、一般家庭の夫婦と3人で暮らしている。事故とはいえ、輪廻の輪に乗ってしまったことに関しては割り切っているが、その一方で幼いりんねを残して転生してしまったことにはかなりの悔いがあった模様。そのため、ささやかながら小遣いをあげたりするなど、転生後も母親としての愛情を注いでいる。また、桜とは家の近所に住んでおり、りんねが不在の時でも一緒に出掛けたり下校したりするなど仲が良い。乙女のころの記憶は失った状態で転生していたが、のちに記憶をすべて思い出し、死神道具を扱うことも可能であるため、先輩としてりんねや桜と浄霊関連で行動をともにすることもある。 桜の母 声 - 平野文 39歳。専業主婦。桜と同じく何事にも動じない穏やかな性格で、子猫の六文にエサをやるなど可愛がる。学生時代の彼女の容姿は、娘の桜によく似ている。 料理上手で、お菓子作りや通販など色々なものにハマっている。りんねの貧乏事情を桜から聞いているため、作り過ぎた料理は桜を通じてりんねに差し入れられることもある。学生時代、粟粟クラブの大ファンだった。 夫は銀行員。本名は不明だが、旧姓は「宮前」。 娘思いで恋愛事情に敏く、桜がりんねと恋人関係になった後も交際を認めており、デートの際は以前と変わらずりんねへの差し入れを持たせるなど二人を温かく見守っている。
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