明河原家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 08:09 UTC 版)
明河原マヨ(あけがわらマヨ) 本作の主人公。高校1年生。5月30日生まれ。一人称は「私」(幼少期は「マヨ」)。 髪型は一つ縛りでお団子を後ろに作っている。幼少の頃は2つ縛りしていた。髪色は少し茶色掛かっている。 明るくて、誰とでも仲良くなれる性格である。人の顔と名前を覚えるのが得意で、それはマヨと知り合った当初ロングヘアであったケイが、その日のうちに髪をショートカットにしたにもかかわらず、翌日間違えずにマヨに名前を呼んでもらえたことからも伺える。また、人脈が広く、マヨが風邪を引いた際は、心配した商店街の人々からあらゆる食材を頂けるほどである。 主人公でありながら、得意分野が少なく、天然であり、かなり不器用である。勉強等も成績は下位の方である。一方で運動は人並みにこなせるようで、持久力もそれなりにある。しかしバランス能力は欠けており、バランスボールに乗ることが苦手で、自転車の練習も苦労した。 自身を過大評価する節があり、兄のタクオからは「マヨは買いかぶるとダメ」と評されるほどである。幼少の頃から「あんしんしてみててね」や「まかせてね」が口癖であり、その言葉を放つと基本的に失敗する。また、小さなことでドヤ顔をしたり、顔をニヤつかせることが多く、そのたびに周囲をイライラさせることが多い。 一方、努力家であるため、時間はかかるものの、真剣に物事に取り組めば、出来るようになるものも多い。例えば勉強については、タクオに教えてもらいながら頑張ると、テストでそれなりの点数を取ることが出来る。また川でおぼれた経験がありながらも、父であるごろはちに「水泳だけは覚えさせる」と言われ練習していたため、水泳もそれなりにできる。 数少ない得意分野の一つとして、秀でた清掃能力がある。マヨが掃除した箇所は、想像以上に綺麗になるため、それを見た周囲の人が驚くことが多々ある。 「働いている人はみんなカッコいい」という考えを持っており、度々その旨の発言をして周囲を感動させることがある。 周囲の人物(主にタクオ)の話した言葉を完コピするという謎の能力があり、スラスラ話したかと思えば、コピー元の人物の口調までコピーするため、その時は周囲からおかしい言動をしていると思われがちである。 『グルメスパーダ』というファミレスでアルバイトをしている。接客を担当しているが、不器用であるため、おかしな言動で接客することが多い。初期は「大人になったら病気で死んでしまう」といった旨の発言をしていたため、常連客から『悲劇の看板娘』と呼ばれていた。 明河原タクオ(あけがわらタクオ) マヨと4歳離れている兄。大学2年生。11月23日生まれ。一人称は「オレ」。髪は金髪に染めており、毎朝ワックスで髪を上げている。普段は眼鏡をかけている。普通自動車免許を所有している。 アニメオタクであり、かなりのゲーマー。ホラーものが苦手で、ホラー番組や映画を見た直後は、一人でトイレに行けなくなるほどである。自分がホラーが苦手であることを周囲に隠すために、自身の感情を怒りで支配し、恐怖心を抑え込もうとすることがある。 自身がアニメオタクであるということは周囲に隠しており、彼がアニメオタクであることを知っている人物は、親友であるコウと、察しのいいアカネ程度(後にデートでゆかりにも告白している)である。好みのジャンルは美少女もの。 基本的には落ち着いた性格であり冷静沈着。マヨや弟のほのめからはかなり慕われている良き兄である。父からも「しっかりしすぎ」と評されている。しかし実際には、オタクであることを家族に隠していたり、一人になると叫びだすことから、自他共に認める二面性の持ち主である。また、マヨと同様で不器用であり、初めて取り組む物事に対して、最初は上手くいかないことが多い(テニスなど)。 ゲームの腕はかなりのものであり、ジャンルにとらわれず、テレビゲームからアーケードゲームまでこなす。ネットでは「拓魚(たくうお)」と名乗っており、凄腕ゲーマーとして有名である。一方でレトロゲームには弱い。 同じ大学の同級生であるゆかりに好意を抱いている。コミュニケーション能力は並以上であり、一般の女子ともそつなく会話が出来るが、ゆかりにだけは異常に顔を赤くし、上手に会話できず、敬語になってしまう。それが後にゆかりから距離を置かれていると勘違いされる要因になる。 アルバイトを複数しており、一つは夏休みに始めた家庭教師である。家庭教師を始める前からも別のアルバイトをしているようだが、その内容は明かされていない。 明河原ほのめ(あけがわらほのめ) マヨと6歳離れている弟。小学4年生。 無口であり、気持ちを表現するのが苦手であるが、コウの作った紙芝居を見て、喜んだり涙流して感動するなど、表情に感情がよくあらわれる。また日常的に絵日記を書いているため、そこに自分の思っている素直な気持ちを綴っている。そのため無口でありながら、周囲の人物からは理解してもらえることが多い。 基礎的な能力は姉であるマヨよりも優れているが、マヨを姉として慕っている。 正義感が強く、猫をいじめている年上の男子生徒にランドセルで攻撃し、警察にお世話になったことがある。 タクオ同様、ゲームが好きであるが、最新の3Dグラフィックスのゲームをしたり、プレイするのを見たりすると、画面酔いを起こしてしまうため、タクオとは対照的にレトロゲームを好む傾向にある。 明河原ごろはち(あけがわらごろはち) マヨたちの父親。40代後半。薄毛かつ太っている。眼鏡をかけている。ネコアレルギーである。外出時にはハンチング帽を着用することが多い。 子どもたちからは「オヤジ」「お父さん」、ゆりえからは「パパ」と呼ばれる。学生時代の友人や七瀬川家や佐伯家からは「ごろはっちゃん」と呼ばれる。 自身もタクオと同様にゲーマーであり、若いころは長期休暇に入ると、1日中ゲーム三昧な日々を送っていた。タクオがゲーマーになったのも彼の影響が大きい。 妻であるゆりえや娘のマヨを溺愛している。特にマヨに対する愛は異常で、「恋人ができたら許さない」といった旨の発言をよくしているほか、マヨのアルバイトも当初は反対していた。 優しい父親であり、厳しく怒ることは滅多にない。子どもたちに何か物事を教えるときは、優しく諭すように話すことが多い。 タクオ同様、一人になると叫びだす癖がある。 明河原ゆりえ(あけがわらゆりえ、旧姓:佐伯) マヨたちの母親。40代前半。ごろはちの6歳年下。結婚後数年はごろはちと同じ会社の総務課に所属し、事務をしていたが、現在は専業主婦をしている。 子どもたちからは「母ちゃん」「お母さん」、ごろはちからは「ママ」と呼ばれる。 天然な性格であり、マヨの性格はゆりえ譲りであると言える。たまに鋭く恐い発言をすることもある。また、テレビに影響されやすく、テレビで得た知識をすぐに周囲に披露したり、テレビショッピングで見た商品をすぐに注文したりする癖がある。 料理はあまり得意ではなく、家での食事は何かとレトルトカレー、麺類、ホットプレートでの焼き物で済ませがちである。特にコンビニチキンを乗せたレトルトカレーが好きで、世間にもっと広まってほしいと思っている。 実家は旅館を営んでおり、マヨが小学1年生の頃まで、明河原家はゆりえの実家付近で過ごしていた。 ごろはちが初恋の相手である。高校生の頃、足をくじいて歩けなくなったところを、卒業旅行で近くに来ていたごろはちに助けてもらって以来、好意を抱いていた。
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