七瀬川家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 08:09 UTC 版)
七瀬川しおり(ななせがわしおり) マヨの親友で、幼馴染。高校1年生。7月11日生まれ。一人称は「しおり」。よって自己紹介の際は「しおりはしおりっていうんだよ」という独特な言い回しをする。髪型はツインテール。髪色は茶色掛かっている。男女問わず、両親など以外の近しい人物に対して、ちゃん付けする傾向がある(例:「タクオちゃん」「ごろはっちゃん」など)。 見た目がかなり幼く、小学6年生辺りから外見が成長していないため、周囲からは小学生と勘違いされやすい。ケイやタクオから頬をブニブニされることが多い。 食べることが大好きで、美味しいものを食べているときは耳が聞こえなくなり、「おいしいおいしい、しおりはしあわせ」といった独り言を呟く。近しい人物からは、その独り言の内容で美味しさの度合いがわかる。特に「天国に連れていってくれるね」という内容のときは、最高に美味しいときである。また、しおりの食事の様子は、周囲から見るとかなり美味しそうで幸せに見えるため、外食時にしおりの食事を見た他の客が同じものを注文したり、お菓子祭りでしおりが出店のお菓子を食べている様子をテレビ中継された際に、急にそのブースのお菓子が売れるなどの現象が度々起きている。 見た目とは裏腹に器用であり、パフェを奢ってもらうのと引き換えに、コウの散髪をしたことがある。また学力面でも成績が良く、高校1年生の1学期の中間試験では、学年1位の成績順位を、期末試験では学年2位を取っている。一方で力は弱い。 マヨと同じグルメスパーダでアルバイトをしており、マヨの後から入っているが、接客能力がマヨより高く、教育係であるアカネを驚かせている。 このように、基本的な能力はマヨよりも高いのだが、幼少の頃からマヨを慕っており、高校進学の際もより高いレベルの高校に入れるだけの力を持ち合わせておりながら、マヨの学力に合わせ、同じ高校に入学している。 マヨと出会った当初は、マヨによく名前を間違えられており、マヨやタクオから「ちおい」と呼ばれ、よく拗ねていた(タクオに関しては、分かった上で呼んでいた)。一方で自分自身もタクオのことを「タクローちゃん」と呼び間違えていた。 幼いころは明るい昼時が好きであったが、ある時を境に、コウが迎えに来てくれる夕方が好きになる。 家庭がそこまで裕福ではなかったため、数千円レベルの現金を所有することが少なく、アルバイトの給料が初めて入った際は、その金額に異常な驚きを見せており、また、大金を所持している際には挙動不審になり、マヨに対しても敬語で話すなど態度が変わる。 七瀬川コウ(ななせがわコウ) しおりと4歳離れている兄。タクオの親友である。大学2年生。一人称は「オレ」。ネコアレルギー。 基本的に黒髪のミディアムヘアーだが、1度セルフカットに失敗してしおりによる手直しにより短髪になった時期がある。 普通自動車免許と自動二輪運転免許を所有している。自動車に関しては、タクオ程運転する機会は無い模様。バイクは遊園地のアルバイトの通勤に使っている。 明河原家が越してきてからは、小中高の頃はタクオと同じ学校。大学はタクオと違うところに通っている。 自由な性格で、タクオと一緒にいるときはボケ倒すことが多い。逆にしおりを相手にしているときは、翻弄されることが多い。 しおりと同じく器用で、初めてのことでもそつなくこなす傾向にある。 タクオと同じくアニメオタクであるが、タクオとは異なり、自身がアニメオタクであることはオープンにしている。よくタクオの部屋に押しかけては、アニメ談義をしている。 マヨのことを「マヨ隊員」と呼んでいる。これはマヨとしおりが出会った当初、しおりが街を案内したとき、「コウちゃんとならもっと遠くまで探検できるぞ」という旨の発言をしたことから、親しみを込めて呼んでいる。 マヨがタクオのことを「お兄ちゃん」と呼ぶのに対し、コウはしおりから「コウちゃん」と呼ばれる。他にも明河原家からは「コウちゃん」「コウ」と呼ばれ、ケイやアカネ、ゆかりからは、しおりの兄であることから「しお兄さん」と呼ばれる。 絵をかくのが得意で、『モンキー伝説』という、おさるさんや悪魔くん等が出てくる、ほのぼのとした紙芝居を趣味として制作している。現在、3作出来上がっている。 ケイのことがが気になっており、ケイの居る場に自分も加わろうとするなど、何かと彼女と距離を近づけようとしている。 家のローンを払うために、当初はアルバイトをコンビニ、遊園地、銭湯と3つ掛け持ちしていた。しかし忙しそうにしていたコウを見かねたしおりやマヨから説得され、現在はコンビニのアルバイトをやめて、残り二つの掛け持ちにしている。 七瀬川由貴穂(ななせがわゆきほ) しおりの父。小説家であり、連載作家。 朗らかで優しい性格。コウが紙芝居を描くようになったのは、物語を作る仕事をしている由貴穂の影響によるものである。 幼い頃のしおりがマヨに対して話したある発言が尾を引いて、明河原家からは長い間、大工をやっていると勘違いされていた。 小説家になり家族を持つという夢をかなえてきたことから、幼いころにしおりやコウに「夢は生き甲斐だ」と語っていた。しかしある時を境に小説の人気が低迷し、小説家を辞めることも考えたが、しおりとコウに続けてほしいと懇願され、現在も小説家を続けている。 七瀬川幸子(ななせがわさちこ) しおりの母。スーパーでパートとして働いている。 明るい性格。料理が得意で、「人間はおいしいゴハンを食べていれば、何でもできる」が持論。この持論は、しおりの人格成型に大きく影響している。 しおりとコウのおじいちゃん 幸子の父であり、しおりとコウの祖父にあたる。 常に明るく元気であり、コウ曰く、コウの元気さは祖父譲りであるという。
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