日本語での上演とは? わかりやすく解説

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日本語での上演

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 04:32 UTC 版)

ヘッダ・ガーブレル」の記事における「日本語での上演」の解説

日本語訳については、千葉掬香が1907年抄訳発表し全訳1909年に易風社から刊行された。これに基づく土肥春曙翻案劇鏑木秀子』が1910年文芸協会演劇研究所試演されており、山川浦路当時三田千枝)が主演松井須磨子当時小林正子)も出演していた。翻案ではない原作台本に基づく『ヘッダ・ガーブレル日本初演は1912年1月東京俳優学校学生により、東京ステージソサイテイ主催牛込高等演芸館にて行われたが、この時はヘッダ役の東花以外キャスト全て男性であったその後近代劇協会1912年10月山川浦路主演行った公演大人気で、3日満席であったという。日本語によるヘッダ・ガーブレル上演継続的に行われており、イプセン生誕150周年1978年には俳優座公演大塚道子ヘッダ役を演じたまた、現代演劇協会主宰し福田恆存翻訳演出では鳳八千代ヘッダ役を演じている。1994年にはデヴィッド・ルヴォー演出により、森下ベニサンピットにてシアター・プロジェクト・東京本作上演し佐藤オリエヘッダ役を演じて好評博した日本新国立劇場では2010年にアンネ・ランデ・ペータスと長島確の翻訳により、宮田慶子演出上演された。2018年には栗山民也演出寺島しのぶヘッダ役でシス・カンパニーによりシアターコクーン上演された。

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日本語での上演

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 08:36 UTC 版)

イェルマ」の記事における「日本語での上演」の解説

1958年俳優座劇場にて、会田由翻訳田中千禾夫演出で『血の花』として上演が行われ、大塚道子イェルマを、市原悦子マリアを、菅井きんドローレスを、平幹二朗ビクトル演じた三島由紀夫この上演について、あまりにも田中独自色が強すぎるが、「極度にスタティックで、能楽的」なところはロルカらしさがあったと述べている。 1979年には紀伊國屋ホールにて吉原幸子台本村田大の演出岸田今日子主演により、演劇集団 円上演行った1988年渡辺浩子演出三田和代主演により渋谷のパルコ・スペースパート3で本作上演され三田イェルマを「しなやかで弱い女性像」として演じた本作大学演劇でもしばしばとりあげられる関西学生イスパニア語連盟の語劇コンクールでは、1975年1996年天理大学が『イェルマ』を出している。1975年版でビクトル演じた片倉充造は、このプロダクション時のフアン70年代日本における「エコノミック・アニマル」を思わせるところがあったと回想している。1989年大学生中心とする劇団ラ・バラキッリャが『血の婚礼』『イェルマ』『ベルナルダ・アルバの家』の3作をスペイン語及び日本語制作し東京リハーサル公演をした後、グラナダなどスペインの上ツアー行った1994年には名古屋スペインラテンアメリカ戯曲精力的に上演している劇団クセックが神宮寺演出で『イェルマ』をとりあげ各地公演して2000人以上を動員している。ヒロインイェルマ役は男優榊原忠美がつとめ、「女性情念エロチシズム人間を見る厳しさ激しさをより直接的に表現する」ことを目指す上演であった

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日本語での上演

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 08:37 UTC 版)

ベルナルダ・アルバの家」の記事における「日本語での上演」の解説

戯曲は「女族長娘たち欲望支配する封建的世界とその因習反逆する人間描いた」という点で「封建的な家制度経験した日本人にとって分りやすい」と評されている。本作初め日本紹介されたのは、内村直也が『悲劇喜劇1952年7月号に投稿した紹介エッセイロルカ戯曲ベルナルダ・アルバの家」」においてだと考えられている。 日本語では1955年ぶどうの会により、『ベルナルダ・アルバの家』が岡倉士朗山田肇演出東京大阪京都にて上演された。これが日本における初めての本格的なロルカ戯曲の上であった台本スペイン語からの翻訳ではなく山田英訳日本語訳したもの用いられた。ぶどうの会は、ロルカ戯曲これまで日本主流であった自然主義的な演劇とは一線を画すのであるところに着目して上演決定したという。この上演については、戯曲じたいは好評であったが、結局は演出の点で「写実主義的、自然主義的演出方法から抜け出すことが出来なかった」という評価受けた1987年新宿シアターモリエールにて五月舎により、鵜山仁訳・演出女優のみ19人のキャスト上演された。当時紹介記事では、前年イギリス上演されたヌリア・エスペル演出の版が評判になり、戯曲知名度上がっていたことが触れられている。 1990年2月には舞台高知移し小松勢津子が台詞全て土佐弁翻訳した竹邑演出による『B・アルバの家』が東京上演されている。「高知昼間の暑さけだるさが、スペインによく合う」という理由台詞土佐弁翻訳された。女優のみ16名のキャストで、「閉鎖的な雰囲気を出す」ことが重視され演出であった1990年9月にはスペイン女優演出家であるヌリア・エスペルが来日し吉田美枝翻訳による日本語版の『ベルナルダ・アルバの家』をセゾン劇場演出した。これは1986年ロンドン演出しプロダクションと同じコンセプトに基づくものであった。「何より家庭劇狙い密度の濃い舞台」であると評され装置など高く評価された。乙羽信子タイトルロールベルナルダ演じたが、乙羽はじめとする女優陣の演技についてはやや弱いという批判もあった。 1998年劇団クセックACT名古屋及び岐阜本作上演した。このプロダクションは「幽閉され娘たち性的な体臭」を強調したもので、「“舞踏思わせる官能美」が評価された。一方で発声などについては批判もあった。 2006年には高瀬久男演出小川眞由美主演シアター1010にて上演されたが、このプロダクションは「不可能な愛」をテーマとし、ベルナルダ男性的な側面厳粛さ強調するものであった2017年には福岡市のももち文化センターにて、山田恵理演出劇団GIGAにより上演された。本プロダクションは「視線誘導」に特徴がある演出だと評された。

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日本語での上演

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 08:36 UTC 版)

血の婚礼」の記事における「日本語での上演」の解説

1959年東京砂防ホールにて山田肇演出山田肇天野二郎翻訳台本により、ぶどうの会上演行った。この公演について、劇作家福田善之は「どうもわくわくさせてくれるところが少なかった」と述べ山田演出批判している。三島由紀夫はこのプロダクションについて花婿の母を演じた福山きよ子の演技褒めているが、主演レオナルド花嫁演技酷評しており、全体的にロルカ感覚官能の、片鱗もとらへることができなかつた」と述べている。 1968年には池袋アートシアターにて同じ訳者台本用い堂本正樹演出上演された。1973年には劇団民藝渡辺浩子演出台本により、紀伊國屋ホール砂防ホール上演行った

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日本語での上演

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 16:28 UTC 版)

コペンハーゲン (戯曲)」の記事における「日本語での上演」の解説

2001年10月29日から11月18日まで新国立劇場にて、平川大作翻訳により、鵜山仁演出江守徹ニールス・ボーア役、新井純マルグレーテ役、今井朋彦ハイゼンベルク役で上演された。 2007年初演と同じチームニールス・ボーア役のみ村井國夫変わって再演された。 2016年6月4日から7月3日までシアタートラムにて、小田島恒志翻訳により、小川絵梨子演出浅野和之ニールス・ボーア役、宮沢りえマルグレーテ役、段田安則ハイゼンベルク役で上演された。

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