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イェルマ【Yerma】

読み方：いぇるま

ガルシア＝ロルカの戯曲。1934年初演。子宝に恵まれない若い妻の苦悩が引き起こす悲劇を描く。「血の婚礼」「ベルナルダ＝アルバの家」とともにロルカの三大悲劇とよばれる。

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イェルマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/07/01 23:30 UTC 版)

『イェルマ』（スペイン語: Yerma）は、スペインの劇作家フェデリコ・ガルシーア・ロルカの戯曲である。1934年に書かれ、同年に初演された。「3幕6場の悲劇詩」 (Poema trágico en tres actos y seis cuadros) という副題がついている。タイトルの"Yerma"とは「不毛の^[1]」という意味であり、スペインの田舎に住む子供のない女性の物語である。ヒロインであるイェルマは、時代の潮流ゆえに子供を生むよう期待をかけられている。イェルマは母になることをあまりにも切望し、悲劇的な末路を迎える。

脚注

^ ^a ^b ^c 牛島信明「解説」、フェデリコ・ガルシーア・ロルカ『血の婚礼他二篇』牛島信明訳、岩波文庫、2000、341-362、p. 350。
^ ^a ^b ^c 「演劇と舞踏の融合　クセックＡＣＴ９９の「イェルマ」」『朝日新聞』1999年4月22日夕刊、p. 10。
^ フェデリコ・ガルシーア・ロルカ著、牛島信明訳「イェルマ」『血の婚礼他二篇』岩波書店、1992年7月、233頁。ISBN 400327301X。OCLC 674593349。
^ ^a ^b イアン・ギブソン著、内田吉彦、本多誠二訳『ロルカ』中央公論社、1997年、397頁。
^ 小海永二『ガルシーア・ロルカ評伝』読売新聞社、1981年、272-273頁。
^ ^a ^b 小海永二『ガルシーア・ロルカ評伝』読売新聞社、1981年、247頁。
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^ 小海永二『ガルシーア・ロルカ評伝』読売新聞社、1981年、275-277頁。
^ 小海永二『ガルシーア・ロルカ評伝』読売新聞社、1981年、278-280頁。
^ ^a ^b 荒井正道他編『フェデリコ・ガルシーア・ロルカ3 (1931-1936)』牧神社出版、1975年、422頁。
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^ 「スペイン演劇事情（上）弾圧去って積極補助」『読売新聞』1988年8月8日、東京夕刊、p. 5。
^ 北川登園「［［「イェルマ」の国］（中）不思議な空間、布張りの舞台（連載）」『読売新聞』、1988年7月28日、東京夕刊、p. 11。
^ 北川登園「［「イェルマ」の国］（下）声を楽器にしハートで表現（連載）」『読売新聞』、1988年7月29日、東京夕刊、p. 15。
^ 荒井正道他編『フェデリコ・ガルシーア・ロルカ3 (1931-1936)』牧神社出版、1975年、439頁。
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^ 「「２７年世代」への追憶　異能者たちの友情の深み」『朝日新聞』1989年2月1日夕刊、p. 7。
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^ 小海永二『ガルシーア・ロルカ評伝』読売新聞社、1981年、274頁。
^ 「「厳粛な女主人」新解釈で　ロルカ作「ベルナルダ・アルバの家」、小川真由美が主演」『朝日新聞』2006年2月17日夕刊、p. 8。
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