コロス【(ギリシャ)choros】
ころ・す【殺す】
読み方:ころす
[動サ五(四)]
1
㋐他人や生き物の生命を絶つ。命を取る。「首を絞めて—・す」「虫も—・さぬ顔」
㋑自分ではどうすることもできないで、死に至らせる。死なせる。「惜しい人を—・したものだ」
2
㋐活動や動作をおさえとどめる。「息を—・して潜む」「感情を—・す」「声を—・して笑う」
3 その人・物がもつ能力・素質・長所などを発揮できない状態にする。特性・持ち味などをだめにする。「せっかくの才能を—・してしまう」「濃い味付けで素材のうまみを—・している」
5 競技やゲームなどで、何かの方法によって相手方が活動できないようにする。
㋑相撲で、相手の差し手をつかみ、または押しつけて動きを封じてしまう。
㋒囲碁で、相手の石を攻めて、目が二つ以上できない状態にする。「端の石を—・す」
6 動詞の連用形に付いて、いやになるほどその動作をする意を表す。「ほめ—・す」
7 質に入れる。
[可能] ころせる
[下接句] 息を殺す・窮鳥懐に入れば猟師も殺さず・薬(くすり)人を殺さず薬師(くすし)人を殺す・声を殺す・大の虫を生かして小の虫を殺す・角を矯(た)めて牛を殺す・天道人を殺さず・二桃(にとう)三子を殺す・虫も殺さない・虫を殺す
コロス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 06:07 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動コロス(古代ギリシャ語: χορός, khoros、 英: chorus)は、古代ギリシア劇の合唱隊のこと。ディテュランボスおよびtragikon dramaから発生したと考えられている。コロスは観客に対して、鑑賞の助けとなる劇の背景や要約を伝え、劇のテーマについて注釈し、観客がどう劇に反応するのが理想的かを教える。また、劇中の一般大衆の代弁をすることもある。多くの古代ギリシア劇の中で、コロスは登場人物が劇中語れなかったこと(恐怖、秘密など)を代弁する。コロスの台詞は通常、歌の形式を採るが、時にはユニゾンで詩を朗読する場合もある。
コロスは、悲劇・喜劇が抒情詩作品だった時期の古代ギリシア劇で、重要かつ主要な構成要素だった。とくに、アイスキュロスが複数の俳優を使いだす以前は、たった一人しかいなかった俳優に対する重要な相手役だった[1][2]。その重要性が減衰していったのは紀元前5世紀以降で、コロスは劇の動きから切り離されはじめる。後の時代の劇作家、たとえばソポクレスなどは、それ以前の作家ほどコロスに依存しなくなった。ソポクレスの『オイディプス王』を始めとするテーバイ三部作の中で、コロスは全知の解説者の役割を果たし、しばしば物語の教訓性を補強した。コロスは「解説者」と「登場人物」の中間に位置するようになり、登場人物である時は、他の登場人物たちに彼らが必要とする洞察を与えた。
コロスには、1〜3人の俳優で演じられる劇を説明して助ける役割があった。古代ギリシアの円形劇場は非常に大きかったので、遠くの観客にもわかるよう動きは誇張され、また発声もはっきり聞き取れるようにした。技術的には、シンクロニゼーション(同期性)、エコー、波紋、身体表現を駆使し、仮面をつけていた。
脚注
参考文献
- Green, J.R. (1994), Theatre in Ancient Greek Society, Routledge, ISBN 0415143594.
- Haigh, Arthur Elam (1898), The Attic Theatre: A Description Of The Stage And Theatre Of The Athenians And Of The Dramatic Performances At Athens, The Clarendon Press.
- Kitto, H. D. Findley (2002), Greek Tragedy: A Literary Study, Routledge, ISBN 0415289645.
- Wilson, Peter (2003), The Athenian Institution of the Khoregia: The Chorus, the City and the Stage, Cambridge University Press, ISBN 0521542138.
- Watt, Lauchlan Maclean (1908), Attic and Elizabethan Tragedy, London: J.M. Dent & Sons, pp. 13-17.
関連項目
コロス
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グレイス・シンクラヴィアの機体。機体色は金と銀。コアの発光色はピンク。本体はわずかに羽状の飾りがついたのみの全裸と見まごうかのような薄い装甲だが、背面部には刃物でできた骨だけの翼があり、頭部にはティアラが装着されている。手のひらからレーザーのような光を放つことができる他、翼の一部を分離して鎌として使うこともできる。「殺戮の天使」の異名を持ち、「背徳武装」は羽から放たれる光の矢『魔力吸収(ハーベスト)』。矢に射抜かれたものは、魔力を抜き取られ、骨格の翼に吸収され全身にいきわたる。放たれた矢そのものは、魔力が尽きるまで対象をホーミングする。通常の武装は魔力を大幅に消費するが、コロスは例外的に他から取り込んだ魔力をそのまま、己のものとして吸収する(いわば単独で接続改装を行うようなもの)ため、魔力切れは存在しない。ただし、グレイス本人が蓄えられる魔力には限界量があり、許容範囲以上に取り込むと体ごと破裂する。
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「コロス」の例文・使い方・用例・文例
- コロスのギリシャ悲劇
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