発光色とは? わかりやすく解説

発光色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 07:55 UTC 版)

レーザーポインター」の記事における「発光色」の解説

いわゆる「色」は光線波長によって識別されているが、これはレーザー光においても例外ではなくこのためレーザーポインター規格として波長記載されている場合は、その値から「何色のレーザー光か」を知ることが出来る。単位は主に「nm」(ナノメートル)で示される635~690nm レーザーポインターのうち、製造しやすさもあって標準的普及しているのは赤色レーザーポインターで、波長おおよそ635~690nmである。なお、この付近波長では波長長くなる赤外線(700nm以上)に差し掛かり短波長側ほど視感度が高い。輝度向上し明る映像得られるプロジェクターではレーザーポインター光点との輝度差が狭まりクラス2でも650~690nmの製品では認識しにくい場合があるため、より認識されやすい635nm製品が適切となる。製造しやすさの面では650~690nmの半導体レーザー素子のほうが安価に製造できるため、玩具用ないし廉価版製品では同波長帯域のものが主流である。 532nm 緑色レーザーポインターは、視認性の高さから利用されるレーザーポインターとして一般に利用される製品では法的な出力制限もあるため、同出力でもより「見易い」色のほうが理にかなっているためである。また、外科手術における利用や、先天色覚異常者による視認に関して赤色レーザーよりも緑色レーザーの方が発見しやすいという意見がある。緑色レーザーポインターではDPSS(ダイオード励起固体レーザー方式製品低価格化し普及しているが、光学機器としての部品点数多く、また電子回路複雑なため、一般的に赤色レーザーポインターよりも高価な傾向がある。製品グレード価格帯)により出力安定性落下時の耐衝撃性違いがある。特に温度特性赤色レーザーポインターよりもシビアなので、数百秒以上照射持続できない製品低価格品に散見され長時間照射不可明記している製品存在する。 これ以外には、需要に応じて青色黄色赤外線などのレーザーポインター存在するが、余り一般的とはいえない。

※この「発光色」の解説は、「レーザーポインター」の解説の一部です。
「発光色」を含む「レーザーポインター」の記事については、「レーザーポインター」の概要を参照ください。

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