日本語かな文の形態素解析の歴史
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1963年 「言語の計算機処理」 相沢輝昭 京都大学時代の相沢輝昭のかな文解析の初出論文。 相沢は京都大学電気工学教室坂井利之研究室在籍時、指導教官長尾真の下で日本語かな文の解析の研究を行った。 1966年 「カナ漢字変換について(第1報)」栗原俊彦 黒崎悦明 小西彬允 自然言語処理の応用としての仮名漢字変換の初出資料である。 「仮名漢字変換」という名称で先行している論文は皆無であり、この論文が初出である。 これ以後、九州大学では下記のように連綿とかな漢字変換の研究が続く。 ■ 九州大学工学集報関係 栗原俊彦、黒崎悦明:仮名文の漢字混り文への変換について 昭和42年 九州大学工学集報第39巻・4号 pp.659-664 栗原俊彦、稲永紘之:カナ漢字変換[Ⅰ] 昭和45年1月 九州大学工学集報第42巻・6号 pp.880-884 ■ 電気関係学会九州支部連合大会関係 1965年 栗原俊彦 吉田将 桑野槇 中寺小夜子:日本語の分析・合成のための辞書について 昭和40年 栗原俊彦、黒崎悦明、小西彬允: カナ漢字変換について(第1報) 昭和41年10月 栗原俊彦、稲永紘之、小西彬允: カナ漢字変換について(第2報) 昭和43年10月 栗原俊彦、稲永紘之、小西彬允: カナ漢字変換について(第3報) 昭和44年11月 栗原俊彦、稲永紘之、小西彬允: カナ漢字変換について(第4報) 昭和45年10月 栗原俊彦、稲永紘之、小西彬允: カナ漢字変換について(第5報) 昭和46年10月 栗原俊彦、稲永紘之、小西彬允: カナ漢字変換について(第6報) 昭和47年11月 NHK総合技術研究所 1970年 「文法情報を利用したカナ漢字変換」 相沢輝昭 月報第13巻第11号 1973年 「計算機によるカナ漢字変換」 相沢輝昭 江原暉将 技術研究Vol.25 No.5
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