仕様別詳説とは? わかりやすく解説

仕様別詳説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 02:50 UTC 版)

国鉄タキ15600形貨車」の記事における「仕様別詳説」の解説

富士重工業製 1969年4月20両(コタキ15600 - コタキ15619)が製作された。所有者東邦亜鉛である。 同社開発したフレームレス構造セメント専用タンク車タキ12200形試作車試用結果を基に設計され車両で、タンク下部漏斗状とした非円形断面(涙滴形)をもつ。設計比重は 1.80 で、タンク容積は 22.2 m3 である。 タンク側面上部踏板を、タンク端面鏡板上部には隣車との往来用い渡り板設けるが、いずれも手すり併設しない。上部には積込口・集塵口を合計3基設ける。取出口タンク下部中央設けられ軌間内に垂直落下させる直下式である。台枠前後梁間の側省略されタンク側面下部漏斗部には4本の補強部材車体長方向溶接する日立製作所製 1969年9月25日16両(コタキ15620 - コタキ15635)、1972年1月24日に2両(タキ15636, タキ15637)が製作された。所有者日本鉱業である。 同社開発したセメント専用タンク車タキ19000形の基本構造を基に設計された。タンク体は側面平面部をもつ小判型の断面形状で、周囲に4本の補強環を設ける。設計比重は 1.85 で、タンク容積は 21.6 m3 である。 タンク側面上部には手すり併設した踏板設けるが、取出口のない側では側面向かって右側の踏板延長してあり、隣車との往来使用する上部には積込口・集塵口を合計5基設ける。取出口タンク下部屈曲し台枠側面下部開口する側取出式であるが、特定区間のみに運用することから開口部片側側面にのみ設けられる台枠タキ19000形と同様に省略しタンク受台を介して強度的に一体化し軽量化図っている。

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仕様別詳説

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国鉄ホキ2500形貨車」の記事における「仕様別詳説」の解説

初期型 ホキ2500 - ホキ2539が該当1967年度に製造され最初40両で、試作要素含んでいた。車体両側面にある扉には「叩き板」と呼ばれる円形鉄板設けられていたのが特徴である。これは車体の裾部分石灰石がこびり付いている時に、ここをハンマーなどで叩いて衝撃与える(通称ガンガン叩き」)ことによって、石灰石剥がし落とす役割を担うのと同時に、叩く場所を指定する意味合いもあったとされている。 ブレーキ装置は、山間部など勾配が多い路線における運用念頭に附加空気溜が付いたASD方式採用台車スリーピース形状基本左右の側をつなぎ結合し走行性能改善したTR213とした。 大半関東地方における石灰石輸送充当されたが、ホキ2502のみが東海地方焼結鉱(しょうけつこう)輸送用いられた。 中期型 ホキ2540 - ホキ2589が該当初期型使用実績を基に、その問題点改良した50両が1968年度に製造増備されている。初期型設けられていた叩き板を製造段階廃止したほか、複数個所改良施されていた。 後期型 ホキ2590 - ホキ2671が該当1969年度に製造され82両。初期型中期型同一外観ながら、ブレーキ装置改良されている。

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仕様別詳説

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国鉄タキ5750形貨車」の記事における「仕様別詳説」の解説

ドーム付仕様 汽車製造設計した仕様で、他には富士重工業製一部採用された。 タンク上部中央小径ドーム装備しドーム天板荷役配管弁装置類を装備するタンク体は直径 1,750 mm全長 9,370 mm で、鏡板部に 12 mm 厚の普通鋼 (SS41) 胴板部に 8 mm 厚の高耐候性鋼 (SPA-H) を用いる。中汽車製造タキ9750形35 t 積ガソリン専用車)などに採用した独自仕様のもので、耐候性高張力鋼ハット断面成型した鋼材用いて軽量化強度確保両立している。タンク体と台枠とは中央部の受板(センタアンカ)および タンク両端部の帯金固定される補助ブレーキ装置車体側面片側足踏み式のブレーキテコを設ける「側ブレーキ方式」であるが、ブレーキテコの支点台枠直下設けブレーキ引棒が台枠上部露出した特異な仕様である。 後年車両ではタンク素材が高耐候性鋼統一されタンク受台をタンク体に溶接し台と台とを台枠部で結合する押え金方式」を用いて固定用の帯金廃したほか、ブレーキテコを車体両側増設している。 本仕様汽車製造川崎重工業吸収合併される前年1971年昭和46年)まで製作され以後の本形式増備次節ドーム無仕様統一された。 ドーム無仕様 川崎車輛設計した仕様で、他には汽車製造以外の5社に採用された。 タンク上部ドーム省略され荷役配管弁装置類はタンク上部中央直接配置されるタンク体は直径 1,850 mm全長 8,570 mm で、汽車会社製に比べ径が太く長さが短い。設計比重大き発煙硫酸兼用車(比重 1.86 )ではタンク全長60 mm 縮小した 8,510 mm としている。全車ともタンク体すべてに高耐候性鋼 (SPA-H) を用い板厚鏡板部が 9 mm 、胴板部が 8 mm である。 台枠汽車会社製と同様に省略するが、中溝型鋼チャンネル)2本を背面向い合わせ組み合わせたのであるタンク体の両端部には受台が溶接され台枠とは部で結合する押え金方式」で固定される台枠梁中央部とタンク下部中央とを受板(センタアンカ)で固定する仕様汽車会社製と共通である。 補助ブレーキ装置は、初期の車両では足踏み式のブレーキテコを側面片側設け後年車両ではブレーキテコを側面両側増設した。最後期車両では車両端部台枠上に回転ハンドルの手ブレーキ設け方式変更されている。 製作時期製作者により細部仕様差異がある。一例として、初期日本車輌車両ではタンク固定帯金併用し富士重工車両ではタンク上部中央弁装置類を配置する円形状の天板設けている。1974年以降製作され車両では、前述通り事故時の安全確保主旨とする保安対策基準改定考慮した安全対策適用しタンク上部弁装置保護板追設・タンク上部踏板取付部の強化・隣車の「乗り上がり」を防止する台枠溝型鋼化などが実施された。 低比重対応車 1968年昭和43年4月5日に3両(コタキ55761 - コタキ55763)が日立製作所製作された。 鉛室法生産された低比重硫酸輸送するための車両で、設計比重を 1.6 に設定しタンク体の直径を 2,050 mm大径化して容積を 25.0 m3 に拡大している。タンク上部ドームは非装備台枠ブレーキ装置仕様は他の日立製作所製車両ドーム無仕様)と共通である。補助ブレーキ装置車両側両側足踏み式のブレーキテコを設ける。 当初所有者日東硫曹で、その後サン化学経てコープケミカル移籍した

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仕様別詳説

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国鉄コキ60000形貨車」の記事における「仕様別詳説」の解説

試作改造車 1984年昭和59年)から1985年昭和60年)にかけて23両(コキ60000 - コキ60022)が改造された。 改造後想定され運用検証するため、列車として組成した状況下で走行性能確認する目的改造された。 最高速度 100 km/h列車使用することをも考慮しブレーキ装置には応答速度向上させる指令変換弁を装備した改造は2回に分けて施工され初回改造ブレーキ装置改造おこない編成試験終了後車体延長改造施工した。指令変換弁は車体延長後も存置されている。 量産改造車 1985年昭和60年)に104両(コキ60023 - コキ60126)が改造された。 試作改造車運用成績踏まえて改造され車両で、改造工事車体延長ブレーキ装置改造同時に施工している。 ブレーキ装置構成簡素化し指令変換弁を省略した通常仕様CL 方式とされた。

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