主人公たちの仲間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 15:00 UTC 版)
「東京アンダーグラウンド」の記事における「主人公たちの仲間」の解説
シエル・メサイア 声 - 大谷育江 (元)公司年少組 10歳 身長130センチメートル 血液型B型 雷使いの小柄な少女。通称「雷娘」または「雷チビ」。物語序盤では公司の命令に従っており留美奈の敵として登場、風の能力を身に付けた留美奈を試すが、戦いの末に留美奈の能力の強大さを知り撤退。後に地下世界に連れ戻されたルリの護衛役を任じられ、ルリと親交を深める。しかしルリがこのままだと殺されてしまう事を偶然知って動揺し、苦悩の末に留美奈達に会わせるために彼女を連れて脱出を図る。試みは白龍によって阻まれてしまうが、それ以後は留美奈達の仲間となり、ルリを救うために共闘するようになる。 上述の脱出を阻まれた際の白龍との戦闘では、ほぼ一方的にいたぶられ満身創痍になり、白龍に凄まれながらもなおルリの逃走ルートを黙秘した上に白龍を挑発するという少女らしからぬ気丈さを見せたが、その言動が仇となり右腕の骨を踏み砕かれている。この事が少なからずトラウマになっているようで、スラムで白龍との戦闘を思い出して身体を抱えて震える、物語終盤においてたまたま通りかかっただけの黒い革靴の男性が白龍と重なり青ざめながら膝を抱えるなどの様子が見られる。 年齢の割に自立心が強いが信頼できる目上の人間に対しては歳相応の性格となる。自身の能力である雷を使った数々の攻撃・必殺技を得意とする。能力制御のために常にリボンを巻いており、リボンを介して電撃を放つ事も可能だが、これを奪われると強力な技のコントロールが出来ずに暴走してしまう。しかし、絶対と言われる白龍の水の防護をわずかに貫通した事があり、能力の高さを見せている。 登場当初は髪を2本のリボンで束ねてツインテールにしていたが、公司を離反する際にリボンの一方を再会の約束の証としてルリに渡し、以降は髪型を変えている。 好きなものはお菓子とリボン。嫌いなものは犬。 テイル・アシュフォード 声 - 笹島かほる 公司A級師兵。17歳 身長約172センチメートル 体重約58キログラム 血液型AB型 物語序盤、ルリを連れ戻すために派遣されてきた2人の刺客のうちの一人にして公司創設メンバーの一人。プライドが高く、自分の能力に絶対の自信を持っていたが、留美奈との初戦闘で思わぬ反撃をくらい、傷を負ってからは彼をライバル視するようになる。2度目の戦いでの敗北以後は、「留美奈を倒すのは自分」という信念のもとに動き、公司と距離を置くようになる。テイル自身は留美奈の仲間になったわけではないと主張しているが、ハイエナとの戦いに苦戦している留美奈に加勢しようとしたり、華泰との戦いで重傷を負った留美奈の治療にあたるなどほぼ協力関係にあり、周りからは留美奈の仲間として認識されている。 地上にいた頃は貧困地域の出身で、実の両親に能力実験の被験者として金で売られた過去を持つ。華泰・秋絃とは箱庭にいた頃からの幼なじみの関係であり、秋絃からは「泣き虫テイル」と呼ばれていた。かつては自身を裏切った親や地上への憎しみと、それでも捨てきれなかった母の幻影に囚われていたが、後に精神的に成長し過去を断ち切れるようになった。 「水」の能力を持ち、100トンの水を押し固めた、形状を自在に操れる水の剣「穿水刃」や、ピンポイント攻撃・虚像作成など水を使った多彩な技を使う。これらの技は「能力の制御で僕の右に出る者はいない」と豪語するほどの自信に見合った、凄まじい精度を誇る。後に対留美奈用の必殺技として「狐爆殺」を生み出す。 アニメ版では2度目の戦いで敗北して以降は登場せず、物語の途中から生死不明となっている。 シャルマ・ルフィス 声 - 野田順子 公司B級師兵 16歳 身長164センチメートル 血液型O型 氷使い。かつて師兵時代のチェルシーとコンビを組んでいた色黒の女性。基本的には面倒見のいい関西人気質だが、チェルシーにかなりの対抗心を燃やしている。武器は鞭で、氷・冷気を活かした技を得意とする。なぜか地下世界にいながら関西弁を話す。 ローレックファンクラブの会員No.1であり、チェルシーとかつて自分を育ててくれた女性を重ね、憧れを抱いていたが、同時にそうした存在であるチェルシーが公司を裏切ったことを許せずにいた。当初は留美奈達と敵対していたが、スラム編以降は仲間に加わる。頭の左右でまとめた髪を太い縦ロールにした髪型から、「ロールパン頭」という通称で呼ばれている。 高麗(コウリン) 声 - 木村亜希子 公司年少組 10歳 身長132センチメートル 体重32キログラム 血液型B型 兄の羅と同じく「磁力」の能力を持つ少年。武器はヨーヨー二刀流で、ヨーヨーやインラインローラーに磁力を込めて戦う。A級師兵になることを目標に最強を目指していたが、白龍に利用された上、留美奈達と共に最下層(スラム)へと落とされる。スラムからの脱出のために留美奈達とは一時的に共闘。そこで半獣人の04(レイヨン)と出会い、仲良くなる。スラム崩壊後、公司のカッディールから04の治療と引き換えに留美奈と戦うことを要求された。04との関係は、兄に「弟のフィアンセ」と茶化されていたとはいえ、当人たちはお互いに悪く思っていない。 スケボーとヨーヨーが好き。嫌いなものは師兵試験。 羅(ロウ) 声 - 宗矢樹頼 高麗の兄。弟と同じく磁力使い。師兵の中でも下っ端のC級師兵で、弟の方が優秀。しかしそれ以上の欠点は、下手な変装を自分の得意技と思っていることと、隠密向きでない容姿、上に卑屈で下に傲慢な性格。ただし、このヘタレっぷりは、作品がチェルシーの立場やそれしか知らない留美奈たちからの視点であるがゆえ。実際には師兵というだけで特権階級に入るらしく、能力者というだけで「スゴい」らしい。またどんなにコケにされても弟の高麗のために身体を張るという弟思いな一面も見せる。血液型はB型。 04(レイヨン) 声 - 飯塚雅弓 半獣人。年齢12歳程度 身長約136センチメートル 血液型O型 スラムに住む半獣人の少女。半獣人ゆえの副作用に苦しんでおり、公司の技術による治療を望み、留美奈たちと接触した。 元々はカッディールの研究の被験者の一人。04とは被験者に与えられた通し番号であり、名前ではない。10人いた被験者の中で唯一脱走に成功。スラム崩壊後は、高麗兄弟やシエルとともに行動していたが、偶然カッディールの研究所に運び込まれ、治療を受けるとともに翼の生えた形に変身する。獣化の研究成果で地下世界を支配する事を目論んでいたカッディールを倒し、その後物語の終盤で留美奈達と再会する。高麗とは格別仲がいい。翼の生えた姿の際は肉体も一時的に成長したものへと変わる。 翠(スイ) 声 - 櫻井孝宏 発明家兼格闘家。24歳 身長182センチメートル 体重70キログラム かつて公司の師兵が「能力者狩り」と称して住んでいた村にやってきた際、恋人ヘキサを守れなかったことから力を欲するようになり、能力者でなくても能力を扱える練氣銃を開発した。以来、公司を敵視しており、銀之助に練氣銃の使い方を教える。以前からチェルシーとは面識があり、チェルシーが公司に所属していた頃は敵対関係にあった。 発明好きで部品探しのためかジャンク街も好き。身体能力・戦闘センス・発想力および考察力ともにA級師兵に遜色がないほどの実力者。ヘキサを公司から取り戻してからは彼女と共に生活しているが、銀之助曰く、ヘキサの尻に敷かれているらしい。 エミリア・ルナリーフ 声 - 高野直子 公司の衛兵。18歳 身長178センチメートル 通称エミリー。ローレックファンクラブ会員ナンバー2。チェルシーに憧れている。ジルハに比べるとおっとりした性格で良識人。 能力者ではないが、コンピューター機器の扱いに長けている。かつて公司が主導して行っていた地下で地上の景色を復元する活動に熱心であり、そのため公司に対して厚い信頼を抱いていたが、留美奈と白龍の戦いの様を見たことや、スラム崩壊・人狩りなどの公司の非人道的な行いを経て公司に疑問を抱くようになる。嫌いなものは爬虫類。 ジルハーツ・ミセット 声 - 川澄綾子 公司の衛兵。18歳 身長145センチメートル 通称ジルハ。ローレックファンクラブ会員ナンバー3、および終身名誉会長。後輩のエミリア同様にチェルシーに憧れている。やや妄想癖が強くファンクラブ員を利用して公司の機材などを無断利用していたりもする。 能力者ではないが、一般人の中ではそれなりに強く、白龍の特殊部隊である幻音を体術で倒している。 任務と紅茶とチェルシーを愛する。嫌いなものはひ弱な男。
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