主人公たちそれぞれの両親
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「愛讐のロメラ」の記事における「主人公たちそれぞれの両親」の解説
加賀見謙治 - うじきつよし 英夫の異母弟。悟と珠希の実父で、彩の母方の実祖父。現在は、映子の夫で加賀美病院の院長。この物語の全ての元凶。加賀美家の愛人の子として生まれ、山梨の診療所に追いやられ、恋人であった映子を奪った正妻の子である兄・英夫に憎悪して嫉妬する。千尋の自殺の原因が英夫であることを知ると、英夫への復讐の手段として珠希と亮太を引き取り養育する。院長殺しの犯人として珠希が逮捕されると、内縁の妻・恵を捨て東京の加賀見病院院長になり、映子と再婚する。英夫の死以来、メスを握れなくなり手術は一切していない。秀慶大学教授のポストを狙うも石川の妨害で話は立ち消えたが、白血病が再発した亮太の骨髄移植より石川の妻の心臓移植手術を優先させることで、虎視眈々と出世の道を狙う。亮太の自殺後は珠希への挑発的な態度は軟化する。2008年、珠希が行った替え玉手術の成果を得て秀慶大学教授に就任するが、高い地位から引きずり下ろそうと企む珠希の策略であった。 加賀見映子 - いしのようこ 英夫・謙治の妻、恭介の実母、悟・亮太の継母、彩の父方の実祖母。謙治とはかつての恋人同士。旧姓は一条。千尋の存在を知っており、千尋の娘である珠希に恭介が恋をしている事を知り珠希を憎んでいたが、その矢先に英夫が転落死したことで珠希への憎しみは増長する。英夫の死後は謙治と再婚し3人の異母兄弟を育てた。 珠希をずっと憎んでいたが、亮太が憎しみのために珠希と結婚することを知り珠希への憎しみは消えてゆく。自ら加賀見病院理事の席を降り、秀慶大学病院理事に就任すると石川を更迭する。 珠希と悟の結婚の意味を見破っていた。2008年、義理の孫・彩の祖母として幸せに暮らしていたが…。 小暮恵 - 北原佐和子 悟の実母、謙治の内縁の妻。過去に悟が火傷を負った事から珠希を憎む。いつか謙治と入籍したいと思っており、謙治が入籍を決めた夜に英夫が死亡。元は山梨中央診療所の看護師であったが、謙治から捨てられた際にもらった慰謝料で銀座に「Club Megu」を開店、店には亮太たち兄弟や仁が通っており店に通う石川教授を操り悟や謙治が出世するよう仕組んでいる。珠希への憎しみは消えているものの、悟が今でも珠希に心惹かれていることを気にしており、二人が結婚する事を知ると悟の身を案じる。2008年、「Meguホールディングス」のオーナーとして経済界で実業家として成功して活動。謙治の遠縁として加賀見家に出入りし孫の彩を見守る。 加賀見英夫 - 名高達男 加賀見病院元院長、珠希の母・千尋の不倫相手。映子の夫で恭介と亮太の実父であり、謙治の異母兄、彩の父方の実祖父。医師としての信頼は高く亮太の治療には最善を尽くしたが、家庭では暴君的存在であり金の亡者。 病院の屋上から転落し、謙治の執刀で緊急手術が行われるが手当ての甲斐なく死亡。死後に謙治が映子に語ったところによると、かつては愛人の子という理由で親類から冷遇されていた謙治のたった1人の味方であり、優しく温かい兄であった。今もなお幻影や悪夢という形で、謙治の目の前に現れるが・・・。(第1部のみ出演) 奥村希和子 - 岡本佳保里 国会議員。珠希の実母、彩の母方の実祖母。かつての謙治の恋人であったが、謙治が山梨の診療所に転勤になった際に別れた。その後結婚し、珠希を生むが離婚。後に珠希の義父と再婚するが、仕事の邪魔になると珠希を捨てて家を出た過去がある。 持病の心臓病の手術をするためにアメリカから恭介を呼び寄せて手術を受ける。そして、恭介から加賀見家への復讐に手を貸して欲しいと頼まれ、手を貸すも謙治との再会や、珠希が自分の捨てた娘であると知ってしまい恭介の復讐から手を引く。(第3部のみ登場)
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