中国の軍事史とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 中国の軍事史の意味・解説 

中国の軍事史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/06 16:52 UTC 版)

中国の軍事史(ちゅうごくのぐんじし)では、中国の歴代王朝の戦争、特に歴史上重要だった民衆反乱や出来事について述べる。主に中国(華夏)と周辺の少数民族、北方の遊牧民族の衝突であるが、アヘン戦争以降は西洋列強の戦争などについても述べる。


注釈

  1. ^ 夏王朝の建国をBC1920年とし、史書の471年続いたという記述より逆算。
  2. ^ 名目上はこれによる王位簒奪防止であるが、これを言いがかりにした旧殷勢力による蜂起である。
  3. ^ 前者は主な晋領の分割が行われ、諸侯に列せられるまで。後者は晋の静公の領土分割。
  4. ^ 実際は足並みが揃わず、三晋)しか参戦していない。
  5. ^ これは最後に残った成家公孫述を滅ぼした年。
  6. ^ 「フン族は紀元前3世紀頃に中国の北方に勢力があった匈奴(北匈奴)の子孫であり、テュルク系民族がユーラシア大陸に広がった最初の端緒である」とする説がある。(フン族#「フン族」=「匈奴」説を参照)
  7. ^ 冉魏、代、西燕、翟魏、譙蜀は十六国としてカウントされない[16]
  8. ^ 禿髪傉檀の子である禿髪破羌が北魏に降った時に与えられた「源氏」は、「源を同じにする」という事から、日本の皇別氏族・源氏の氏族名の由来となった。また、禿髪烏孤の子にあたる禿髪樊尼が滅亡後にチベットへ逃れ、吐蕃を建国したという伝説もある。
  9. ^ 滅亡後、沮渠牧犍の弟にあたる沮渠無諱沮渠安周高昌国(高昌北涼)を建てた。
  10. ^ これについては開始の定義が存在しないため、北魏末代・元脩の西遷による東魏の成立を開始とした。
  11. ^ その後、使者段確を殺害し、李世民東都平定に伴い処刑
  12. ^ 北宋を滅ぼしたが南宋は滅ぼしておらず、また金の滅亡時にはモンゴル帝国南宋が共に出兵しているため、勝敗については記述しないものとした。
  13. ^ 始皇帝武帝は西方に出兵しては植民地化(置県)し、そこを守らせた。
  14. ^ 『乾隆大清会典則例』によると、乾隆帝期の緑営は66鎮、1169営だったとされる。ここでの鎮は最大の軍事単位で、営は最小単位。

出典

  1. ^ 『図説 中国文明史2 殷周 文明の原点』 稲畑耕一郎:監修 株式会社創元社 2007年
  2. ^ a b c 夏商周断代工程的主要成就
  3. ^ Shaughnessy, Edward L. (1999). “Western Zhou History”. The Cambridge History of ancient China - From the Origins of Civilization to 221 B.C. Cambridge: Cambridge University Press. pp. 331. ISBN 9780521470308
  4. ^ 李衛公問対
  5. ^ a b ロバート・テンプル、牛山輝代訳 『図説 中国の科学と文明』 河出書房新社、2008年。ISBN 978-4-309-22486-2 pp.370-380
  6. ^ First use of a crossbow(ギネス記録 2019.5.9参照)
  7. ^ 宋襄の仁-コトバンク
  8. ^ 史記 巻五 秦本紀第五》:七年,楽池相秦。韓・趙・魏・燕・斉帥匈奴共攻秦。秦使庶長疾与戦修魚,虜其将申差,敗趙公子渇、韓太子奐,斬首八万二千。
  9. ^ 史記 巻五 秦本紀》:十一年,斉与韓・魏・趙・宋・中山五国共攻秦,至塩氏而還。秦与韓・魏河北及封陵以和。
  10. ^ 資治通鑑 巻四 周紀四》:斉・韓・魏・趙・宋同撃秦,至塩氏而還。秦与韓武遂、与魏封陵以和。
  11. ^ 姓は『史記 燕世家』では周と同じく「姫姓」だが、殷墟の『卜辞』および『史記索隠』が引く『竹書紀年』によれば、姞姓。
  12. ^ 『史記・秦本紀』による記述。
  13. ^ 後漢書「献帝紀」
  14. ^ 川本芳昭 『中華の崩壊と拡大 魏晋南北朝』 講談社〈中国の歴史05〉、2005年2月。P50
  15. ^ 十六国春秋』、中国語版ウィキソース
  16. ^ 岡崎文夫『魏晋南北朝通史内編』安田二郎[解説]、平凡社東洋文庫〉、1989年7月(原著1932年9月)。ISBN 978-4-582-80506-2 
  17. ^ 『宋史』巻46 度宗本紀 咸淳9年2月庚戌条「呂文煥以襄陽府帰大元」
  18. ^ 『続資治通鑑』宋紀一百八十
  19. ^ 『唐宋変革論』内藤湖南
  20. ^ 『元史』亦思馬因伝、阿里海牙伝
  21. ^ 東方見聞録マルコ・ポーロ
  22. ^ 元史』巻6 世祖本紀
  23. ^ 加藤和『ティームール朝成立史の研究』P211-212
  24. ^ ロビンソン『ムガル皇帝歴代誌』P71
  25. ^ a b 三田村泰助『世界の歴史14 明と清』河出書房新社、1969年(河出文庫、1990年)
  26. ^ 『火龍神器陣法』
  27. ^ 『火攻罕要』
  28. ^ 武備志
  29. ^ "十全の武功". ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. コトバンクより2020年7月11日閲覧
  30. ^ 2023 Military Strength Ranking” (英語). www.globalfirepower.com. 2023年11月6日閲覧。


「中国の軍事史」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  中国の軍事史のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「中国の軍事史」の関連用語

中国の軍事史のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



中国の軍事史のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの中国の軍事史 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS