雲梯とは? わかりやすく解説

うん‐てい【雲×梯】

読み方:うんてい

昔、中国城攻め使った長いはしご。

体育遊戯施設の一。平または弧状作られ金属製のはしご状のもので、ぶらさがって渡れるようにした固定遊具。くもばしご。


雲梯(うんてい)

作者豊田有恒

収載図書進化鎮魂曲
出版社徳間書店
刊行年月1987.12
シリーズ名トクマ・ノベルズ


雲梯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/02 09:59 UTC 版)

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古代中国の攻城兵器、雲梯の実物大模型(西安市

雲梯(うんてい)とは、長いはしごのこと。ここでは、攻城兵器としての雲梯と、遊具としての雲梯とについて述べる。

攻城兵器

  • 城壁を乗り越えるために台車の上に折りたたみ式のはしごを搭載し、これを城壁にとりつけて兵士を突入させた。『戦国策』『墨子』においては公輸盤(公輸班、魯班とも)が開発したと記されている[1]。内容は、梯子改良型の城攻め新兵器を作り、宋を攻めようとしたが、墨子が公輸盤の元に来て、戦争を論じ合い、模型を使って、王の前で勝負をし、公輸盤は雲梯を使って9度攻めたが、墨子の守りは固く、攻め落とせなかった。これを見た王は宋を侵略しないと約束した[1]

遊具

太鼓はしご

  • 全体が水平ではなくアーチ状になっているものは「太鼓はしご」と呼ばれる[2]

安全性の問題

  • 窒息や転落による死亡事故事例・裁判例[3]もあり、設置・管理においてはこれらの事故への対策が必要とされる[4]

2017年4月、香川県の保育所にて3才女児がうんていの支柱とはしご(高さ約1m)との間にできたV字部分に首を挟まれた状態で見つかり救急搬送、翌年1月に死亡[5]

脚注

  1. ^ a b 大久保典夫監修 『日本語に強くなる本』 省光社 1991年 p.124.「墨守」の説明。
  2. ^ 松野敬子・山本恵梨『楽しく遊ぶ 安全に遊ぶ 遊具事故防止マニュアル』 p.113 2006年 かもがわ出版
  3. ^ 京都市立大内小学校雲梯倒壊事件(京都地裁昭和47年11月30日判決)
  4. ^ 松野敬子・山本恵梨『楽しく遊ぶ 安全に遊ぶ 遊具事故防止マニュアル』 p.130-133 2006年 かもがわ出版
  5. ^ うんていのすき間に挟まれ死亡 遊具の安全、なぜ不十分 朝日新聞 2019年5月15日

雲梯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 09:42 UTC 版)

梯子」の記事における「雲梯」の解説

攻城戦では、敵の城壁市壁超えるために雲梯(エスカレード、英語:EscaladeAssault ladder)と呼ばれる長い梯子使われた。

※この「雲梯」の解説は、「梯子」の解説の一部です。
「雲梯」を含む「梯子」の記事については、「梯子」の概要を参照ください。

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