丘乃上女子高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 09:32 UTC 版)
学年は初登場時のものを記載。生年月日や身長などは単行本各巻の表紙の記載に基づく。 佐倉 羽音(さくら はね) 声 - 上田麗奈 本作の主人公。1995年5月3日生まれ。身長157センチメートル。血液型はB型。スリーサイズはB82/W58/H87センチメートル。 丘乃上女子高等学校の1年生でクラスはA組。性格は極めておっとりのんびりとしており、これまでバイクとは全く縁のなかった少女。登校初日に自転車通学途中の坂道でへたりこんでいたところ、バイクに乗った恩紗と出会ったことがきっかけとなって、オートバイ免許の取得を決意する。 教習所での教習車「バイ太」との出会いを経て、恩紗の家で買ったホンダ・CB400SF SPEC3(ピンク全塗装)に乗ることになった。使用しているヘルメットはSHOEIのJ-FORCE IIで、CB400SF購入後に恩紗から借りたものをそのまま使用しているが、「ばくおん!!の小部屋 その12」において、いわゆる借りパクに近い形で譲り受けている描写がある。 独特なセンスの絵を描き、恩紗は「破りたいほどイラつく絵」と評している。両耳の上に羽をかたどった髪留めを付けている。 天野 恩紗(あまの おんさ) 声 - 内山夕実 4月2日生まれ。身長155センチメートル。血液型はA型。スリーサイズはB76/W55/H83センチメートル。 羽音のクラスメイト。逆立つほどの父親譲りの天然パーマをリボンでまとめた明るく元気な女の子。第35話で来夢先輩からバイク部の部長を引き継いだ。 初登場時にすでに普通自動二輪免許を取得して、登校初日から通学にも利用しており、愛車はスクラップの車両をニコイチにしたヤマハ・セロー225Wだったが、事故で大破しヤマハ・WR250Xに乗り換えた(こちらもニコイチ)。ヘルメットは当初SHOEIのJ-FORCE IIを着用していたが、羽音に譲って(取られて?)からはZENITHのジェット型を着用している。バイクの知識が豊富で、バイクを愛するがゆえにバイクについては色々と一家言あり、ことあるごとにうんちくや格好良さそうなセリフを言いたがる(バイクに詳しくない読者に対しての説明役も兼ねている)。犬猿の仲である凜からは、天然パーマの髪型を揶揄され「モジャ」と呼ばれている。彼女の実家はバイク屋「ニコイチモータース」だが、故障車や水没車の販売、メーターの巻き戻しを恒常的に行うなど、激安だがかなり怪しい物も扱う正規代理店契約を破棄されたジャンク屋である。 様々なバイク情報を紹介するインターネット番組「感じてRIDE」を配信しており、「みるきぃキャンディ」という名で自らDJを務めている。 「ヤマ坊(声 - 丸塚香奈)」「ハー坊(声 - 上原あかり)」という幼い弟が2人おり、母親代わりに面倒を見ている。入浴中、弟たちにむしられるので下の毛は剃っている。免許証の写真は半目開きで両手はピースしている。 鈴乃木 凜(すずのき りん) 声 - 東山奈央 4月9日生まれ。身長157センチメートル。血液型はO型。スリーサイズはB91/W56/H81センチメートル。 羽音のクラスメイト。長い金髪を小さなベルが付いたヘアゴムでツインテールにしている。身長に似合わぬ巨乳をもったアグレッシブな少女。高校入学後、念願の普通自動二輪免許を取得。 幼いころから強い愛着を持っていたスズキ・GSX400Sカタナを父から譲り受けた。乗車時は常に(通学時でも) ピンク アーレン・ネスLS1革ツナギ(胸にスズキのロゴ付き)とARAI製フルフェイス型ヘルメットを着用している。恩紗と同じくバイク、特にスズキに対しては相当な思い入れがあり、超がつくほどのスズキ好き。しばしばスズキをからかう恩紗とはムキになって言い争うが、スズキの話題を除けば基本的にバイク好き同士で気が合う。 意地っ張りな性格のため孤立しやすく、第47話の時点においてもバイク部には正式に入部していないが、凜を加えた7人でライダーグループ「チーム・つまさきだちスタイル」を結成している。 幼少期の事故で飛ばされて、猛暑で焼け付いていたスズキ・カプチーノ(アニメ版ではスズキ・ツイン)のボンネットにお尻を押し付けてしまい、熱くなっていたスズキのエンブレムの火傷跡が左のお尻に残った。 来夢先輩(らいむせんぱい)/ 仮名:川崎 来夢(かわさき らいむ) 生年月日や血液型、身長など全てが不明。 丘乃上女子高等学校のバイク部の先輩であり、第35話まで部長を務めていた。学籍上では3年A組で、4月2日生まれ。常にシンプソンの白いヘルメット・スーパーバンディットを被ったまま決して脱がず、セリフを一言も発しない(筆談や他人による口話にて他者とのコミュニケーションは取っている)、謎だらけの存在。その姿はまるでBBCのテレビ番組『トップ・ギア』に登場する「ザ・スティグ」のようであるが、ヘルメットの後頭部に大きいリボンを付けている。その異様な出で立ちと裏腹にバイク部員たちには非常に面倒見が良く、周囲からはすぐに打ち解けられている。 一般のレースで優勝争いをするほどのライディングテクニックがあるうえどんなバイクでも分解整備が可能、マシンを一目見るだけで不良箇所を正確に見抜くなど、バイクに深く精通している。逆にバイク以外の乗り物は簡単に運転できるものでも運転できない。年齢も不詳だが大型二輪に乗っているため、最低でも18歳以上と思われる。 乗っているバイクはカワサキ・ニンジャZX-12R。以前はカワサキ・マッハIIIのほか、カワサキ・GPz250Rを色違いで35台そろえたこともある。学園祭での校内レースではバイクではなくビッグスクーターのカワサキ・エプシロンに乗る。 校長のたづ子が丘乃上女子高等学校の学生であった時からたづ子の先輩であり、バレンシアグランプリに参加していたレーサーたちからも先輩と呼ばれるなど、年齢や高校通学歴などが不明な点が多い。 たづ子が学生だったころのバイク部では、来夢先輩がオートレースの勝車投票券で部費を稼いでおり、「バイクの目」を見ることにより勝車を見抜き荒稼ぎしていた。やがて学校一の資金力を蓄え、たづ子やアキナらとスポンサーなしでレーシングチーム「チームバージン」を結成した。 三ノ輪 聖(みのわ ひじり) 声 - 山口立花子 12月23日生まれ。身長160センチメートル。血液型はAB型。スリーサイズはB81/W61/H86センチメートル。 1年B組の生徒。黒髪の長いストレートヘアで、眼鏡を掛けている。財閥系企業「三ノ輪グループ」の社長令嬢。学校の成績は非常に優秀だが、性格や発想が少々奇抜で、往年のアメリカ映画等から彼女なりの「ワルの美学」を学んで、ワルに憧れを抱いている。そして自らもワルになる第一歩としてバイク部に入部した。 当初は無免許であったため執事の早川が運転するサイドカーに同乗、入部の際にバイク部のメンバーにチキンレースを挑んだ。第24話にて16歳の誕生日を迎えた際は引き起こしができず自動二輪免許の取得を断念し、代わりに原付免許を取得。フロントカウルに牛の頭骨をあしらった補助輪付きのホンダ・スーパーカブを愛車とした。さらにその後、特訓の末第40話で自動二輪免許を取得、特注でドゥカティ・1199パニガーレS(英語版)を399ccのエンジンに換装して乗っている。ヘルメットは、サイドカーに乗っているころは早川と共にゴーグル付きの半帽型を着用していたが、教習所を含め一人で乗車する際はmomo design製のフルフェイス型を着用している。中等部のころはヘリコプターで通学していた。 佐倉 由女(さくら ゆめ) 声 - 田所あずさ 1996年7月14日生まれ。身長152センチメートル。血液型はA型。スリーサイズはB79/W60/H83センチメートル。 羽音の1歳年下の妹。顔つきは姉に相似しているが後ろ髪を三つ編みにしている。アメリカに赴任している両親の代わりに、家計の管理と姉の面倒をみている。炊事や洗濯、掃除などの家事全般ができるしっかり者で、姉が高校を受験する際には、睡眠学習用のテープを作成し合格に一役買った。第32話で丘乃上女子高等学校に入学した。 中野 千雨(なかの ちさめ) 声 - 木戸衣吹 1996年6月6日生まれ。身長144.8センチメートル。体重39キログラム。血液型はA型。スリーサイズはB75/W60/H80センチメートル。 由女の同級生。第23話で初登場。ツインテールの髪型と、眉根を寄せ口を曲げた不機嫌そうな顔が特徴。「ちいさめ千雨」とあだ名を付けられるほど身体が小柄。また運動も不得手でコンプレックスが多く、非常にネガティブで後ろ向きな性格。その一方で、小学生のころから参加しているバイクレースの大会ではポケバイやホンダ・NSF100を駆って連戦連勝を収めており、ライダーとして強い情熱を秘めている。しかし標準的なシート高のバイクでは路面に足が届かないため、公道で乗れないことに劣等感を抱き、「バイクは公道で乗るものじゃない」と意地を張っていた。 第32話で丘乃上女子高等学校に入学後、バイク部員たちの説得により自動二輪免許の取得を決めバイク部に入部。第42話で免許を取得後「スクーターはバイクではないので公道で乗っていい」という自己解釈により、自宅にあったホンダ・PCX150で通学している。同時に父親から一族の証となるホクロを左の目元に譲り受けた。ヘルメットはOGK KABUTOのフルフェイス型を着用しており、第38話以降はツインテールがついた状態での描写がたびたび見られる。面食いであり福山雅治やダルビッシュ有などが好みの男性と発言している。 レースでは敵無しの強さを誇っており、それ故に対戦相手達からは殺意を抱かれるほどに嫌われており、ロマンスの類いには縁がない模様。 イモ類が好物でちくわサラダが気に入った模様。
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