フロントカウル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 05:00 UTC 版)
フロントオーバーハングを抑えダウンフォースよりドラッグを低減させるために、ダルノーズ(先端がストンと落ちるノーズ)をベースとした曲面デザインを採用している。しかしながら、タイヤハウスがこのダルノーズの基本形状から前側に出っ張るので、基本形状とタイヤハウスの出っ張りをなだらかな曲面でつなぎ、空気抵抗の増加を抑えるようにした。そのため、中央部にわずかなへこみを設けたV字型断面のカウル構成になっている。 また運転席に関しては、助手席と一体にした風防をフロントカウルに設置して、運転席への空気流の巻き込みを防止している。富士で走る場合に、ダウンフォースが大幅に不足して、のちにフロントノーズ先端にリップスポイラの設置等の大改造を受ける。
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フロントカウル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 05:00 UTC 版)
ノーズ先端に三角形断面を持つノーズピース(長さ約50㎜)とその下部にアルミプレート(長さ約25㎜)をつけてダウンフォースを確保した。最終的には、この追加したエクステンションとリップスポイラを一体化させたフロントカウルを作成した。
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フロントカウル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:25 UTC 版)
フロントカウルの基本デザインは、ノーズ先端を薄くして後端部(ドライバ着席部のドライバの肩の位置)を最大高さとするウエッジシェイプをベースとしている。 ウエッジシェイプのデザインでは、フロントタイヤホイールの収納部をそのままウエッジシェイプの中に収納すると、フロントオーバーハングが長くなる。そこで 左右両側のタイヤフェンダーセクションと中間部の3セクションに分割し、中間部をノーズ先端部から続くウエッジシェイプとして、ダウンフォースを稼ぎボディを抑えるようにしている。 ウエッジシェイプが終了した部分から後方は、そのウエッジシェイプ後端の高さで平面がボディエンドまで続く。また左右両側のフロントのタイヤフェンダーセクションは、ノーズ先端部のウエッジシェイプ部は共用するが、ある地点でそのウエッジ形状から垂直面に近い面で立ち上げ、フロントタイヤホイール部分を収納する空間を確保し 天面をフラットにしてそのままリアカウルに続けている。いわばノーズ先端にボディ幅いっぱいにわたるウエッジ上のリップスポイラを通した形になっている。この形状は、のちに三村が設計したマキF1(マキ・F101)の発表時のスポーツカーノーズを採用したフロントカウルと同じ形状をしている。 タイヤホイールセクションの左右側面のオープニング部分は、後部を大きくして、タイヤが巻き込んだ空気とフロントブレーキの冷却エアを抜く形をとった。 中間部セクションは、ノーズセクションの先端部には、フロントブレーキ冷却用の冷却空気取り入れ口が設置されているが、この取入れ口は、3本のルーバで設計者の三村健治の”三”を意識した形になっているといわれている。運転席と助手席各々に独立したキャノピー状のウインドデフレクタが設置され、空気抵抗削減に力を注いでいる。
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