フロントオーバーハング
前輪中心より前に突き出ている部分のことをいう。フロントオーバーハング量は、前輪中心からフロントバンパー先端までの長さのこと。オーバーハング量が大きいと慣性モーメントが大きくなり、操舵すると慣性力で振られて回頭性が悪くなる(ハンドルの切れが悪くなる)。一方、前面衝突の場合、つぶれる量が大きいぶんエネルギーをよく吸収するので、乗員に対する衝撃が減り、安全面では有利である。近年は衝突解析技術が向上し、全長は変えず車室を広くショートオーバーハングにする傾向にある。
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