万葉線高岡軌道線とは? わかりやすく解説

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万葉線

(万葉線高岡軌道線 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 02:00 UTC 版)

万葉線(まんようせん)は、万葉線株式会社が運営する路面電車の路線の総称である。富山県高岡市高岡駅停留場から同県射水市六渡寺駅までを結ぶ高岡軌道線(たかおかきどうせん)と、六渡寺駅から射水市の越ノ潟駅までを結ぶ新湊港線(しんみなとこうせん)の2路線から構成される[1]。両線で一体的に運行されていることから、本項目ではこれらを一括して解説する。


注釈

  1. ^ 平成九年度『鉄道要覧』では、新湊駅は営業キロ上では能町起点3.6kmの六渡寺駅に隣接する位置にあったことになっている。ただし、実際には同駅の駅本屋は旧・中伏木駅の位置にあった。
  2. ^ 軌道運転規則第2条に基づき国土交通大臣の許可を得た方法であり、鉄道統計年報においては「その他の方式」とされる。なお新湊港線は鉄道であるが、上記の許可に基づき続行運転も可能である。
  3. ^ 服部重敬『富山地鉄笹津・射水線』(RMLIBRARY 107、2008年ネコ・パブリッシング)p.8に、「新高岡駅」の看板が見える駅舎写真(1962年5月28日撮影)が掲載されている。
  4. ^ 『日本の路面電車ハンドブック 2011年版』(日本路面電車同好会)p.77では、本丸会館前停留場と交換設備は同一停留場区域とされている。
  5. ^ 日本国内において鉄道線と軌道線がほぼ90度で平面交差する例は、現在では愛媛県松山市伊予鉄道大手町駅で見られるもののみである。
  6. ^ 秩父鉄道においても、秩父夜祭の際に山車を通すため、御花畑駅近くの踏切の架線を外せるようになっているほか、過去には京都市電において、祇園祭の山鉾巡行の際に類似の措置が執られていた(京都市電の項目を参照)。

出典

  1. ^ a b マイナビ 2015, p. 131.
  2. ^ 朝日 2011, p. 19.
  3. ^ 平凡社 2021, p. 21.
  4. ^ a b c d 路面電車と郊外電車のいいとこ取り! 全国でも類を見ない単線区間が主流の富山県「万葉線」”. GetNavi web (2016年9月10日). 2021年12月9日閲覧。
  5. ^ a b c 立川志の輔アナウンスの万葉線 すべてにガッテン”. 日刊スポーツ (2020年4月30日). 2020年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月9日閲覧。
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  7. ^ a b c 寺田 2013, p. 93.
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 朝日 2011, p. 21.
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  10. ^ a b 『鉄道統計資料. 昭和5年度 』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  11. ^ a b c 「地方鉄道運輸開始」『官報』第1770号、内閣印刷局、571頁、1932年11月22日。NDLJP:2958241/9 
    「正誤」『官報』第1771号、内閣印刷局、603頁、1932年11月24日。NDLJP:2958242/9 
  12. ^ a b 「地方鉄道運輸開始」『官報』1934年1月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  13. ^ a b c 『富山地方鉄道五十年史』(1983年3月28日、富山地方鉄道株式会社発行)368頁。
  14. ^ 朝日 2011, p. 12.
  15. ^ 『目で見る 高岡・氷見・新湊の100年』(1993年11月27日、郷土出版社発行)125ページ「新庄川鉄橋を走る地鉄電車」より。
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 寺田 2013, p. 245.
  17. ^ a b 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳』6号 北信越、新潮社、2008年、p.34
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  19. ^ 朝日 2011, p. 14.
  20. ^ a b 地鉄 1979, p. 175.
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  23. ^ 地鉄 1979, p. 179.
  24. ^ 飯島巌・西脇恵・諸河久 『私鉄の車両10 富山地方鉄道 加越能鉄道』 保育社、1985年、ISBN 4-586-53210-6、p.150
  25. ^ 服部重敬『富山地鉄笹津・射水線』(RMLIBRARY 107、2008年ネコ・パブリッシング)p.35。
  26. ^ a b c 地鉄 1979, p. 180.
  27. ^ 『各駅停車 全国歴史散歩17 富山県』(北日本新聞社編、1979年7月30日初版発行)154ページ
  28. ^ 編集部「2月のメモ帳」『鉄道ピクトリアル』第52巻第5号(通巻第717号)、電気車研究会、2002年5月1日、110頁、ISSN 0040-4047 
  29. ^ a b c 「(広告特集)クルン高岡きょう開業」『北日本新聞』、2014年3月29日、24面。
  30. ^ a b 「万葉線新駅完成祝う 110メートル延伸、待合室整備」『富山新聞』、2014年3月30日、28面。
  31. ^ 駅名変更のご案内 (PDF)
  32. ^ a b ネーミングライツについて”. 万葉線 (2020年4月24日). 2021年12月2日閲覧。
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  34. ^ 「万葉線開業20年を記念 ヘッドマーク車両運行」『北日本新聞』 2022年4月1日21面
  35. ^ 「守れ!未来行き市民の足 利用増へ工夫凝らす 万葉線開業20年 記念号 出発進行」『北日本新聞』 2022年4月2日28面
  36. ^ 駅名改称のお知らせ - 万葉線、2023年8月18日、同年8月21日閲覧。
  37. ^ a b c d e f g h 平凡社 2021, p. 23.
  38. ^ a b マイナビ 2015, p. 132.
  39. ^ “富山)藤子・F・不二雄ギャラリー最寄り駅をラッピング”. 朝日新聞デジタル. (2017年9月1日). オリジナルの2017年9月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170902063153/https://www.asahi.com/articles/ASK8S6TDDK8SPUZB00T.html 2021年12月9日閲覧。 
  40. ^ “ドラえもん電停お披露目 万葉線の志貴野中学校前”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北日本新聞). (2017年9月4日). https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000011987 2021年12月9日閲覧。 
  41. ^ 平凡社 2021, p. 20.
  42. ^ a b c マイナビ 2015, p. 133.
  43. ^ 牧田組本社(旧南島商行本店) - 文化遺産オンライン文化庁
  44. ^ 「高岡西・高岡一・高岡商の3高校 万葉線延伸 市に要望」『北日本新聞』 2013年1月19日25面
  45. ^ 万葉線延伸費38億円 高岡市見通し”. 47NEWS (2013年1月31日). 2013年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月20日閲覧。
  46. ^ 架線を撤去し山車通過 世界に認められる祭りを支える鉄道会社の心意気”. 乗りものニュース (2016年11月29日). 2021年12月9日閲覧。
  47. ^ 七夕飾りを楽しめる路面電車…万葉線”. 中日新聞Web (2015年7月15日). 2021年12月20日閲覧。


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